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55.私には催眠術に掛かりやすい才能がありました!

お久しぶりです。そしてすみません。





 玄関で行ってらっしゃいのキスをしてお弁当を渡す。


「え、お弁当…ありがと…。あの…俺もシアンと一緒にお昼ご飯…」と悲しそうに言われたけど、きっとオウチにご飯を食べに帰って来て、お友達と楽しく過ごしたら会社に戻るのが嫌になるんじゃないかと思ったので、心を鬼にしてお弁当を持たせて送り出した。



「須藤がお昼帰って来なくていいなら、シアンちゃん観光案内してよぉ〜」と碧ちゃんに言われて、確かにせっかくなんだからオウチに篭ってるのは勿体無いよね。


 「ドコ行きたい?」と聞くと、やっぱあのテーマパークへ!って事で皆んなで出掛ける事になった。


 マナトくんに皆んなで出掛けるとメールしておく。



「僕たちが見られなかったジルのコスプレしてよぉ〜!」と言われたけど


「寒いし(色んな意味で)ムリだなぁ」と却下した。


「じゃあ来年のハロウィンはジルのコスプレして一緒に遊びに行こうね?」と言われたので


「碧ちゃんもお揃いでコスプレしてくれるならいいよ」と言ったら


「ホント!?やったー!僕も着てみたかったんだぁ〜!」と言われて膝から崩れ落ちた。


 キヨくんや、颯太くんのコスプレは何にするかと3人で楽しそうに話していた。



 そんなに来る事もないだろうに、年パスを買うと言うからビックリした。


 急に3人でジャンケンをして1人勝ちしたキヨくんが「あはは!マジか!やったー!」と笑って全員分のチケットを買ってくれた。


「いやいや!悪いしいいよ!」と言ったけど、シアンちゃんには泊めて貰ってるお礼もあるから遠慮せず受け取ってね?と言われたので、有難く頂いた。



 軽い優しいジェットコースターは楽しい!でも本気出してきてる絶叫系は物凄く苦手なんだけど、碧ちゃんが期待を込めたキラキラおめめで一緒に乗ろう?と言ってくるので頑張った。


 音楽を聴きながら乗るジェットコースターは、結構恐いと聞いていたので、今まで避けていたのだが、これもお願ぁい!と、あざと可愛くやられて乗せられた。


 結論ムリだった。お腹ペコーの時間が長過ぎる。


「多分玉ないけど玉ヒュンした…」


 足をガクガクさせていたら、碧ちゃんが大丈夫?と言って手を繋いでくれた。


 もう2度と乗らない。と言っているのに、後ろ向きに降りるヤツは怖くないって聞いたから、それだけお願い!!と言われ信じた。


 怖くないと碧ちゃんに吹き込んだ奴は今すぐここに来い。歯を食いしばれ。



 仕事終わりのマナトくんと合流した。昔、マナトくんと行ったご飯屋さんに行きたいと言われた。


 マナトくんが充電器を買おうとしたコンビニの前を通りかかって、マナトくんが当時の事を皆んなに細かく説明してた。


 あまり覚えてないけど、ドヤ顔でオールマイ○のマネをして1人で笑ってたそうな…。そんな物を見せて本当に申し訳ない…。



 碧ちゃんに見たい〜!やってぇ〜と可愛くお願いされたが、強い意志を持って断った。


 碧ちゃんにせがまれたマナトくんが


「もう大丈夫だ少年‼︎私が来た‼︎」とドヤ顔で言った。


 もう一度「何故ならぁ〜私が来た‼︎」


 と、モノマネをやっていてめちゃくちゃ笑った。はへぇ?それ私のモノマネなの!?



「本家はその後、上目遣いでクスクス笑ったんだよ。もう本気で可愛かった…。俺シアンが可愛すぎて過呼吸起こして倒れそうになったもん」


「わぁ本家見たいなぁ〜。チラチラ…チラチラチラチラ」


「はいはいムリムリやりません行きますよ」


 マナトくんと碧ちゃんの手をガシっと掴んでお店へ向かった。



 マナトくんは感慨深いようで、2人で座った席に座りたいなぁ…。と言っていたが、5人だと詰めて座らないといけないから今度ね?と諦めて貰った。



 ロブスターもステーキも大変美味しかったです。




 オウチに帰って来て掃除してプランクしてお風呂を済ませた。動画を見ながら柔軟をしていると、


 颯太くんが「シアンちゃん、須藤。今からシアンちゃんにちょっと話し聞いてもらってもいいか?」と言ってきた。


「ん?いいよ?なぁに?」と言うと、


「あのさ、俺ね?催眠術掛けられるんだよ」


「え!催眠術?凄いねー」


「いやー。それがさ、めちゃくちゃ簡単だから、練習したら1日で誰でも掛けられるようになるよ?後でどうやるか教えてあげるよ」


「マジで!?」


「うんマジマジ」


「ちょっとここ座って?催眠術って掛けられた事ある?」


「いやないねー」


「催眠術ってちょっと胡散臭い感じするけど、これって結局心理学なんだよ。催眠術に興味があって、掛かってみたい!と素直に強く思ってくれる人にしか掛けられないんだ。疑り深い人とか、捻くれてる人はムリだな」


「へぇ〜そうなんだ!」


「シアンちゃんは女の子だから、ダイエットにも役立つし、肩凝りとかの身体の怠いのを感じなくさせたりも出来るし。…オジサンみたいでごめんね?生理痛とか、全く痛みを感じなく出来るんだよ」


「マジですかっ!?肩凝りも痛みも感じなくなるの!?そんなのもう魔法じゃん!チートですよ!」


「チートだね。ね、どう?俺の事信用出来そう?須藤の親友だし、変な事は絶対にしないって誓うよ。

 とりあえず、簡単な催眠術から掛けていって、行けそうなら今身体に感じてる不調をなくしてみたくない?」


「しますっ!今すぐお願いしますっ!!」


「よかったぁ。拒否られたら俺が今回ココに来た意味がなくなるとこだった」


「では先生!早速お願いします!強めで!強めに掛けて下さい!」


「えらい前のめりだね」と笑う。


「僕たち見ててもいいのぉ?」


「あぁ大丈夫。ねぇシアンちゃん。先に催眠術を解く時の合図を伝えとくね?


 3つ数えたら解けるよ3.2.1!」と手を打ち鳴らして、これ。と言った。


「それだけで解けちゃうの?」


「うん。そうだよ。どんな催眠術も俺が今のを言ったら絶対に解ける。だから安心して?」


「うん!分かった!」


「じゃあまずリラックスしようか…。須藤。シアンちゃんの左手握っててあげてくれる?」


「あぁ」


「ゆっくり息を吸うよ…」と、始まった


 呼吸をする度にリラックスが深まるね。


 深い深いリラックス状態になるよ。


 大きく大きく息を吸って。


 キレイな空気で肺をいっぱいに満たしたら、身体中の悪い所がギチギチと音を立てて苦しんで溶けていくよ。


 ゆっくり吐いて身体がどんどん軽くなるね。


 大きく大きく息を吸うよ。全身に行き渡るキレイな空気が血液もリンパ液も全部全部キレイにしてくれるよ。


 ゆっくり吐く息と共に悪いモノが全部身体から出て行くよ。


 心も身体も今までないくらいリラックスしてるね。少し頭がボーっとするね。


 でも、大丈夫だよ?


 どう?身体が信じられないくらい軽いでしょ?怠いのは溶けて身体から出ていっちゃったから感じないでしょ?






 うわっ!ビックリするくらい身体が軽い!肩が怠かったのも今は全く感じない!


「ホントに身体軽いし、肩凝りなくなってる…凄い…」


「もっと深く掛けられるように、軽いモノから何個か掛けていくね?シアンちゃんの利き手は?」


「右だよ?」と言うと


「じゃあ、須藤と右手で握手してくれる?逃げられないようにぐっと握ってね?そーそー上手だね。親指の爪の先をジーっと見てくれる?集中してきたね。集中して見てたらどんどん右手が硬くなって、まるで石みたいに硬くなるよ?もう開けなくなる。手開ける?」


 あぁ開けるよ?と思って開こうとしても開かない。


「え!!開けない!!なんで!?」


「だってシアンちゃんの手、もう石になっちゃったから。開こうとすればする程、どんどん硬くなってどんどん握り締めちゃうよ?」


「ふふふふ。シアン痛い痛い痛い痛い…」


「あー!ごめんごめんごめんごめん!どーしよう!?」


 開こうとすればする程本当に握り込んでしまう。


「3つ数えたら解けるよ、3.2.1!はい、解けたよ?開けるでしょ?」


「…っ!」開けた!


「マナトくんごめんねぇ!痛かったね!」


「大丈夫だよ?シアンがこんなに力強いのビックリした」と言いながら、手を振ってグーパーグーパーしていた。申し訳ない。



 その後、腕が重くて上がらなくなる催眠術を掛けられ、最終的に重過ぎてソファから転がり落ちて立てなくなった。「やぁん助けてぇー」と言ってると、碧ちゃんが「ホントにぃ?ウソでしょ!?」と言ってキヨくんと2人で笑い転げてた。


 レモンが甘酸っぱくて味の濃い美味しい苺の味がするよ。と言われ、凄く甘酸っぱい食べた事ないくらい美味しい苺を頂いた。


「苺だー!」と言うと、いやレモンだよ…。と皆んなに言われた。違うんですよ。苺の味なんですよ!マジで食べてみて!?


「次はちょっとステップアップして感情の催眠術だよ?須藤、シアンちゃんの正面に来て?シアンちゃん。須藤の目を見て?そーそー須藤もね」


 マナトくんと見つめ合う。


「須藤の目を見れば見るほど須藤の事が好きで好きで仕方なくなるよ。須藤が好き過ぎて涙が出てくるよ。」


 んー。別に元々マナトくんの事好きだしなぁ…。と思っていると、ドキドキドキドキと自分の心臓じゃないみたいに高鳴り出して、何でこんなに好きなのに伝わらないんだろう。何で別々の個体なんだろう。と悲しくて涙が溢れて来た。


「え、ちょっとシアンちゃんマジ!?」


「須藤が好き過ぎて須藤の吐いた息を吸いたくて須藤の身体に触れたくて仕方なくなるよ」


 あぁそうだった。マナトくんの息吸うの好きなんだ私。もっと息して?としゃがんでいたマナトくんを押し倒して馬乗りになり、泣きながらマナトくんの息を何度も何度も深呼吸で吸い込んでマナトくんの身体を撫で回す。


「ちょっシアン…っ」


「やぁだ、マナトくん好きなの…もっとちょうだい…?」


「須藤と両想いになれたから幸せな気持ちになるよ。須藤の事が好きで好きでキスしたくなるね。いっぱい気持ち良くしてあげたくなるよ?」


「おいっ!ちょ、っん」


 マナトくん私めちゃくちゃ幸せぇ。あぁマナトくんとキス気持ち良い。いつもマナトくんにしてもらってるみたいにしたら気持ち良くなってくれるかな?


 下唇を吸い上げながら服のすそから手を突っ込んで脇腹をさわさわと撫でまわす。乳首や下腹部を触っているとマナトくんが、たまにビクッと身体を跳ねさせる。


 ズボンと下着を2枚一緒に引っ張って、マナトくんのを触るとガチガチに硬くなってて嬉しい。ズボンとパンツをずり下ろして左手で扱く。お口に含もうと舌を出した所で


「3つ数えたら解けるよ、3.2.1!はい解けたよ」と言われて身体を起こす。


「おい…。なんでこのタイミングで解くんだよ…悪意の塊じゃんか」


「あ、マナトくんごめん…触りたくて触りたくて…お口に含みたくてそれしか考えられなくなって…」


 机の上のティッシュを1枚取って、ふわっとマナトくんのに被せてマナトくんから降りた。


「ティッシューーーーーーー!!」碧ちゃんとキヨくんがギャーっと大爆笑してる。元気だなぁ。ティッシュくらいであんなに笑って。若いと言うのは…。(全員同い年)



「これだけ催眠掛かりやすいから、ある程度訓練すれば幼少期の頃の記憶も教えてくれると思うけど、時間を掛けて徐々に慣らした方がいいだろうなぁ」



「あぁ。それよりシアンに続きを口でしてあげてって言ってよ」


「シアンちゃんが皆んなに見られながらするの嫌でしょ」





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