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47.マナト side 嫉妬




 2日も休んだので、これでもかと溜まった仕事を片付けているとあっと言う間にお昼休みになった。


 勿体無いけど、シアンが作ってくれたお弁当を食べよう。自席の机の上にお弁当を出すと少しざわついた。


 はぁ……めんどくさ。


 シアンとオウチでお話ししている時にこっそり録音した音声を再生してイヤホンで聴きながらお弁当を食べた。シアンの可愛い声が俺の名前を呼ぶ。最高に幸せな時間だ。食べ終わってしまうのが名残惜しいと思っていると、シアンから可愛いメールが届いた。


 早く俺に会いたいって。俺も早くシアンに会いたいよ。もうシアンが不足してきてて寂しい。今日帰ったらいっぱい補充させて欲しい。


 ちょっとー!俺の事ばっか考えちゃって仕事に身が入らないだって!


 めちゃくちゃ嬉しい!シアン可愛い大好き!

早く会いたい抱きしめたい!舐めたい入れたいめちゃくちゃにしたい中出ししたい。うーん…会社だから自重しなきゃだな…。


『こんな気持ちになったの初めて。

待ち遠しくてしかたない。愛してる。』ってシアンがメールをくれた。嬉しくて泣きそう。スクショして保存しとこう。


 何が何でもシアンを会社まで迎えに行く!定時で上がる為に死ぬ気で仕事を終わらせる!

 


 定時には少し間に合わなかったけど、まぁあれだけあったのによく終わらせられたと思う。急いで帰る支度をして会社を飛び出した。


 もうすぐシアンの会社に着くと言う時に、シアンから

『上司とお話し終わったー。帰るー。』とメールが来た。


 良かった間に合った。



 しばらく待っていると、少しがっしりした男とシアンがエレベーターから降りて来た。


「マナトくん!どーしたの?こっちに用事あったの?」とシアンが駆け寄って来てくれた。あぁ可愛い。危ない。思わず抱きしめて頬ずりしてキスするとこだった。


「シアンお疲れ様。心配で迎えに来ちゃった」


「わぁありがとう」と、ふわっと笑うシアンの顔を誰にも見せたくなくて、抱き込んでしまいたくなる。


「あ、この子後輩の吉木くんだよ。

吉木くんありがとね!この人彼氏の須藤真人さん」


「彼氏!?…あ、初めまして、吉木です」


 やっぱりか…。そうだと思った。シアンは俺のだから。お前なんかお呼びじゃないし。


「ども。須藤です」


 なんでお前なんかに名乗らなきゃいけないんだ。シアンに関わるな。と伝わったかな。

 

 また明日ね。とかシアンが声を掛けるのもイラっとする。


 絶対シアンの事好きじゃんって言ったら、シアンが謎理論でアイツが恋愛対象は女の子じゃないと言う。


 男の人とよく喋ってて、女の人と喋ってる所見た事ないと男色に仕立て上げられるらしい…。んな訳…。


 でも、アイツはシアンの事好きだよ。絶対。

それでノーマルだよ。



 結局1ヶ月後に退職出来ると聞いてホントに嬉しかった。


 でも、アイツに引継ぎすると聞いて、もう明日から行かなくて良いんじゃないかな?と思う。


 シアンがアイツ程無害な子はいないと言う。


 その根拠はなんなの?と聞くと、


「経験と実績かな!」だって。どの口が言ってんだよ。


「経験も実績もないだろーが」と


 ゆっくりチョップしようとしたら、シアンが両手で受け止めようとしたから、何となく素早く手を振り下ろしてしまった。


 とんでもなく不恰好だった。両手で頭を押さえまま「いたー!真剣白刃取り失敗したぁ!」と大笑いするから、俺も立ってられないくらい笑ってしまった。



 なんでこの子はこんなに面白いんだろう。こんなに大声で笑ったのいつぶりだろ。シアンといるとホントに楽しいよ。


 俺を選んでくれてありがとね。シアン。



 お風呂から上がって、居酒屋さん代を聞いたらレシートは処分してしまってて分からないと言うので、じゃあもう2万で。と渡そうとしたら、それはない!と言われたけど細かいのがないからと押し切った。


 ソファに座り、まったりした時間を過ごしていると、映画が観たいとシアンは言う。俺はシアンを構い倒したい。だって仕事頑張ったし…。


 ずーっとシアンを見てたいし、触れてたい。


 ソファに押し倒して首筋にキスする。


 シアンが可愛いメールをくれるから会いたくてたまらなかった。


 仕事中に色々思い出しちゃって大変だったってどんな事思い出したんだろ?教えて欲しいなぁ。


 話しを聞いているとシアンが思い出した事をなぞりたくなったから、ワンピースの中に手を潜り込ませてお尻をスルスルと撫でる。



 シアンに色々してたら、しても良さそうな感じになったからたっぷり愛し合った。



 マナトくん愛してる。ずっと一緒にいてね?ってシアンから言ってくれた!めちゃくちゃ嬉しい!


 でも、俺の方が愛してるし…。ずっと一緒にいる。


 私の方が愛してるしって言い返して来た。何言ってんの。俺の方が愛してるに決まってんじゃん。食べちゃうよ?




 最近よく眠っているし、昨日はシアンが疲れてしまって早めに寝たので、夜中に目が覚めてしまった。


 シアンの寝顔を眺めて過ごしていたけど、寝顔が可愛すぎてキスしたくなった。


 最初は起こさないように軽く唇を吸ったり舐めたりしていたんだけど、眉を顰めながらもエッチな吐息で誘惑してくるから、ちょっとだけ…と思って色々してたらシアンが起きちゃった。


 ちょっとやり過ぎて疲れさせちゃった。そしたらシアンはまた眠ってしまった。


 もっと遅くに起きて今日はお休みすれば良いのに、間に合う時間に起きちゃうんだもん…。ちぇーって感じだよ。


 しかも、しっかりシャワーまで浴びて出て行っちゃった。


 でも、行ってきますのチューをシアンからしてくれた!昨日よりも長めに!嬉しい!


 誰の目にも触れず誰とも喋らずに適当に過ごして欲しい。



 俺も会社に行く準備と、シアンが作り置きをして冷凍してるハンバーグをお昼に食べて良いって言ってくれたから、解凍して焼いてから家を出た。



 お昼休みはシアンとのオウチに帰って来て、さっと温め直して食べた。



 洗い物をしてシアンの位置情報を確認すると会社じゃない…。お昼ご飯買いたいから早く出るって言ったのに…。


 ねぇシアン…。1人でご飯屋さんに行ってるの?誰かとご飯食べてるの?アイツと行ってないよね…?


 もー。シアンのバカ…。心配になるじゃん…。バカ…。早く会いたい…。



 今日はお昼休みにメールくれなかった…。悲しい。シアンの事が気になる…。


『シアーン。会いたい…。

寂しい…。今日は忙しい?』とメールすると、


私も会いたいよー!

引継ぎしながら、通常業務もあるからちょっと忙しいかなぁ。とメールが返ってきた。


 むむむむむむむむ!引継ぎっ!アイツとお話しばっかりしないでよね!あー。もぅ…。ヤキモチ妬いちゃうよ…。


『そうなんだ。お仕事頑張るシアンもカッコイイね!仕事終わったら迎えに行くよ!出る時と、着いた時に連絡するから待っててね?』


 会社から出ないで欲しい…。アイツとお話ししないで欲しい。…はぁ…。


『うん!ありがと!マナトくんもお仕事頑張ってね!仕事戻るね!』


 仕事=引継ぎ。仕事戻る=アイツのトコに戻る…。むーぅ。


『分かったー』


 仕事だし仕方ない。と、気を取り直して俺も仕事に戻った。



 定時になる少し前、システム障害が起きて対応しなきゃいけなくなった。幸いこのシステムなら後2〜3分程で業務は終了だし、17:30以降は停止してても問題ない物だから大した損害は出ないだろう。


 あー。もぅ…最っ高…。あーあ。シアンのお迎え行けないじゃん…。ホンっトに…。なんでこんな時に…。約束してたのに…。ごめんね?シアン。


 お迎えに行けない事をシアンにメールで伝えた。


 私は大丈夫だから頑張って。と返事があった。


 障害対応の作業に数人で取り掛かった。



 21時過ぎにスマホを見ると

 20:38に、ただいまメールがシアンから届いていた。



 思っていたよりも時間が掛かりそうだ。


 

『無事にオウチに着いてよかった』と急いでメールした。


 少しの間、返信がないか気にしていたけど、作業に専念した。



 23時を過ぎて少し休憩した。シアンからメールの返信はない。


『夜ご飯は何食べたの?』


 シアンどうしたんだろ…。引継ぎでずっとアイツと関わってるから俺の事どーでも良くなっちゃったとか…。…そんな訳ないよね…?


 スマホでリビングや寝室のカメラに接続したけど、部屋の中が暗くて何も見えなかった。



 1時過ぎか…。もう寝てるかな…?オウチで寝てるよね?

1人で寝てるんだよね?アイツと寝てるんじゃないよね?


 変な事を考えてお腹がチクチクした。


『もう眠っちゃったのかな?こっちはまだ掛かりそうだよ』



 3時半になっちゃった…。全然終わらないんだけど…。大丈夫だよね…シアン。急に体調が悪くなって苦しんだりしてないよね?あぁもう心配…。早くシアンの可愛い顔が見たい。

『シアンに早く会いたい』


 6時半過ぎてるし!もう!…疲れたし!


『やっと終わった!今から帰る!』


 一緒に作業してくれた人達と、金曜日の夜で良かったですね。ありがとうございました。お疲れ様でした。と言い合って帰った。



 不安な気持ちでシアンのオウチに帰った。シアンを探すと、普通に寝室のベッドに居た。そっと胸に手を置いて心臓が動いているか確認する。


 あー。よかった。ちゃんと1人でオウチに居た。息もしてる…。ホントよかった…。もう…心配したよぉ…。



 シャワーを浴びてシアンの隣りに潜り込んで、目を瞑るとすぐに眠ってしまった。








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