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46.マナト side 可愛過ぎるシアンが悪い




 実家からの帰り、駅前の学生時代によく行ったカフェにシアンを連れて行った。


 シアンを想って過ごした場所にシアンと一緒に居るのは感慨深い。



 シアンはミックスベリータルトとミルクティーを注文していた。チョイスも存在も可愛い。


 俺はクラブハウスサンドにした。とんでもないボリュームだから、シアンとシェアする。


 どうしたのかシアンが落ち着かない。何か不安な事でもあるんだろうか。どうしたのか聞くと、自分はこの場所にそぐわないと皆んなに見られている気がすると言った。


 実際見られてるよ。だって可愛いんだもん。そう言っても信じない。


「はは…。」


 うん、どっかのネズミみたいな乾いた笑い方だね。


 

 タルトを食べる可愛いシアンを眺めていると、学生時代の友人に声を掛けられた。


 中島颯太なかじまそうた 『なかじ』

明るく朗らか陽キャ代表。楽しい事が大好きなムードメーカー。面倒見が良く…悪く言えばお節介焼き。


 西園寺清正さいおんじきよまさ 『ぞの』 

人の心を掌握する魅力がある。

色々ヤバい所にも顔が利く。有名大企業の次男。後継者争いには参加したくない為、独立する予定だそうだ。


 富井碧とみいあおい 『とみー』 

のほほんとしてて甘え上手。年上のお姉さんに可愛がられている。裏の顔はありそう。家の事はあんまり話したがらない。



 本当は何が何でもコイツらが遊びに来るのを断りたかったんだけど、皆んな心理学詳しいから、シアンの洗脳を解くのを手伝ってもらう事にした。



 友人と別れ、新幹線に乗り込んだ。行きは我慢したから帰りはイタズラさせてもらう。


 トレンチコートの下に手を潜り込ませて太ももをスベスベと撫でさすった。


 シアンが抗議の声を上げようとしてきたから、唇に人指し指を当てる。


 シアンは俺の目を見て少しの間固まっていたけど、薄っすら口を開け、とろんとした目をしたので観念したようだった。


 こんなに可愛くて従順でエロいシアンをどうしてやろうかと舌舐めずりをした。


 シアンのもちもちふわふわの太ももを撫でながらスマホを見ていて、しばらくしてシアンを見ると、薄っすら開いた唇から舌をチロチロと覗かせていた。


 なんてエロい顔してるの。そんな顔してたら皆んなにバレちゃうよ?


「我慢出来なくなっちゃう…」なんて涙目で言うシアンはホント小悪魔だと思う。


 分からないフリをしてオウチに帰るまで我慢させよう。


 敏感な所に指を当てると、ビクンっと反応するのが面白くて長い時間イジメ倒してしまった。


 

 新幹線を降りる準備をするから立たせようとしたけど、なかなか立ちがらない。


「大丈夫?ほら、もう着くから立って?」


 シアンを支えながら立ち上がらせて歩かせようとするけど、シアンは腰が立たないようだった。


 しまったちょっとやり過ぎたかも…。


「今だめ立てない…。はぁ…」


「だめだってっ!その色気しまって!?」


 この状態で歩き回らせるのは可哀想だから、タクシーに乗る事にした。


 シアンがだいぶ落ち着いていたのでスーパーの近くで降ろしてもらって買い物をする。



 さっきのシアン最高にエロくて可愛かった。


 今度実家に帰る時もまたやろう。



 ん?シアンが少しだけ笑ってる気がする。

 まぁ、俺以外の人は気付かない程度だと思う。


 俺には隠し事出来なさそう。とか言う。隠し事なんてしたらシアンはもうオウチから出られなくなるよ?


 シアンは、俺がスーパーに居るのが全然似合わないと笑う。ネギ持ってる俺が面白いんだって。


 シアンの方が似合ってないけど?なんで天使がスーパーに?って感じだよ。


「天使!?それはマナトくんだよ。」


 俺は魔王様なんじゃなかった?


「ねぇ…シアン。後でめちゃくちゃにしてあげるからね?」


 シアンの身体が強張こわばる。シアンを後ろから包むようにして下腹部の辺りを撫でてあげた。


「ん?どうしたの?俺ので、ここの奥突いて欲しいんでしょ?」


「マナトくんっ!早く帰ろ!」


 と、手をガシっと掴まれて歩き出す。


 

 オウチに着いてすぐに着替えようとするけど、シアンの可愛いお出かけ服を見ていたいからそのままでとお願いした。


 シアンが早速お鍋を洗い始めた。


 シアンの後ろに行くと、「私邪魔?」とシンクに腰を押し付けて上体を少し倒した。


 あぁありがとう撫でやすいし見えやすいよ。


 スカートをめくり、お尻を撫でまわす。


「え!?ちょ、ちょっ待って!何してんの!?ダメだよ!お料理してる時は危ないでしょ!?」


 あぁ嫌がるシアンを無理やり設定か。いいね。


「お鍋洗ってるだけだから危なくないよ?ほらシアンはしっかり洗って?」


 食べちゃっていいよね?


 

 色々終わって、ご飯の用意をしたら、シアンが上手だって褒めてくれた!嬉しい!


 シアンとご飯を食べるといつもより美味しく感じる。一緒の時間を過ごす事が出来て本当に幸せ。



 そう言えばシアンのおもちゃが届いていたんだった。ワクワクしながら荷物を取りに行った。


 何注文したの?と聞かれて何と答えようか一瞬迷ったけど、マッサージグッズとかオモチャと服と伝えた。


「嬉しい!ありがとぉ!見てもいい?マナトくんだいしゅきだよぉ〜。ちゅっちゅっちゅ〜」と言いながら抱き付いて頭にキスしてくれた。あーホント可愛いなぁ。


 今から遊んでみるか聞くとシアンもノリノリだったので色々試してみようと思う。


 まずアイマスクをさせる。シアンは勝手にマッサージ用のアイマスクだと勘違いしてくれていた。


 シアンにブランケットを掛けてリラックスしておいてもらう。


 その間に開封していく。ソファでうたた寝しているシアンに首輪を付ける。手錠も付けられるので付けてしまう。


 三脚を立ててスマホも準備完了。よし撮れてる。あー。ワクワクする。



 シアンでいっぱい遊んで楽しかった。遊び過ぎてシアンがぐったりしてしまったので、この日は早く眠った。




「ー。」


 …何か心地良い。

 

「…んー。シアン?」


 気持ち良いと思ったらシアンが上に乗ってた。猫が乗ってるのかと思ったぁ。


「朝ごはん出来てるよー?」


「え、もう朝?わぁシアン可愛い…良い匂い」


 ギューっと抱きしめてごろんと上下逆になる。邪魔な掛け布団を剥がして首すじや喉や胸の匂いを嗅ぐ。ホント良い匂い!


 頬ずりして顔中にキスして耳を舐めたり軽く甘噛みする。


「ちょ、マナトくん!お化粧取れちゃう。やだくすぐったい!」


 はいはい、やだねー。ふふっ。


 服の上から胸をやわやわと揉む。


 あっ!おっぱいダメ。こらっ!朝ご飯食べる時間なくなっちゃうって言うけど、朝ごはんなら今から食べるよ?


 シアンがくすぐったがって笑い転げる。

 

 だめっ!きゃーーーー!あははははは!もう…ホントに!…あはははははは!


 ああっ!なんで朝から。なんて言ってるけど、朝からシアンが可愛過ぎるのが悪いと思う。こんな可愛く誘われてるのに手を出さない方がどうかしてるよ。


 誘ってないだって?それで誘ってないつもりなの?そんな無自覚に色気振り撒いて魅了しないで欲しい。外を歩かせるのホントに心配だよ…。


 朝から俺に食い散らかされて疲れてぐったりしていたシアンだけど、「何時っ!?」と時計を見て飛び起きた。


 おぉ社会人のかがみだねぇ。



「マナトくんのお弁当と、これカギ!また連絡するね!行ってきます!」


 ホントにお弁当作ってくれたんだぁ〜!嬉し〜!もったいなくて食べられないかも…。


 わっ!シアンめちゃくちゃ可愛い!


「スーツのシアンも超絶可愛い〜。こっち向いて?お願いギュってさせて?」


 駆け寄って抱きしめ、頬ずりして首すじにキスしながら背中を撫でる。


 あぁ…可愛い。エロい愛おしい…エロい。…すき。


 今日お休みしないか聞いてみたけどダメだった…。残念。


「うーーーーん。…じゃあ、いってらっしゃいのチューさせて」


 シアンのスマホに遠隔アプリを入れてるから、そっちでも位置情報を確認出来るけど、万が一の為にGPS機能付きのペンも鞄に入れる。Manato.Sと刻印しているので、捨てられたりする事はないだろう。


「はいっ!行ってきます!ちゅ」


 やっつけのチューだ!


 ちゅっ。シアンも頑張ってね!


「ありがと!鍵お願いね!」

 

「はーい」



 さてと…。俺もシャワーして会社行く準備するか。


 シアンのシャンプーやボディーソープを使うと条件反射でドキドキしてしまう。


 適当に髪を乾かしワックスを塗る。


 シアンが作ってくれたお弁当を忘れずに持って行く。お昼休みここに帰って来て食べるのもありだけど…。


 昨日寝る前に、リビングと寝室のコンセントの差し込み口に、アロマソケットに擬態した高性能カメラを取り付けておいた。シアンが良い匂いだと喜んでくれた。ササっとスマホと連動させる。


 ついでに先週まで日課と言うか趣味で癖だった、シアンのスマホの方のGPS機能が正常に作動しているかも確認する。大丈夫そう。


 寄りたい所があるので、早めに家を出る。


 シアンのオウチの窓を眺める事が出来る部屋。盗聴も出来るし、画質はそこまで良くないけど、リビングで過ごすシアンの姿をモニターで確認出来る。


 最新の物は、スマホで見られる上に小型化も進み、画素数も信じられないくらい良くなったし、ズームも出来る。頃合いを見計らって取り替えよう。


 届いている書類や郵便物を持って会社へ向かう。



 まず今週と来週のスケジュール、社内メールや書類を確認する。


「あ。須藤くんおはよう。今日は早いじゃない」


「おはようございます。長い間お休み頂いてしまってすみませんでした」


「大丈夫よ。何だか顔色が良くなったわね」


 あぁ。この人は…面倒だから牽制しとくか。


「そうですね。彼女の隣りで寝ると不思議とよく眠れるので、完全回復しました」


「あ…彼女…の隣りで…。そっかそれは…よかった」


「えぇ。来月入籍するので、少し早いですが一緒に住み始めました」


「…っ、入籍…するの…ね」


「はい。では」


 まだやりたい事があるので他所へ行けと暗に言う。


 だから、もう変に色目を使って来ないでね。周りで密かに聞き耳立ててる人達も分かってくれたかな?



 始業時間までまだ少しある。シアンのトラウマに関わった奴らの情報を確認するか。


 現時点でこんなにいるのかよ…。これだけの人数が一気に行方不明になったら流石に目立つな。

 ひとまず、どれだけの期間どんな事をしたのか、シアンがどれくらいダメージを受けたのか詳しい情報が上がってくるまで待つか。



 

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