20.相手を幸せにする為には…すべからく攻めの姿勢で。率先してハグをするべし!
マナトくんが望む事は何でも言う事を聞いてあげよう!
あ。ボヨボヨとしたお腹(と思い込んでいる)を見られるのはNGなので早速断りますよ。
そんなシアンちゃんは平常運転。
トリートメントを流して身体を洗う為にマナトくんには先に上がってもらった。
「え!なんで!シアンの身体も洗いたい!!」とガチャガチャ言われたが、それは却下だ!(舌の根も乾かぬうちにとか言うヤツ)
ダイエットして腹筋して絞ってからなら毎日洗って欲しいって言ったらすんなり引き下がってくれた。
今はホントにダメ。ご飯もたらふく食べた後だし、最近特に引きこもってたし…。
今日からお風呂の前後に柔軟運動と腹筋と背筋しよう。
マナトくんが柔軟とか腹筋背筋に付き合ってくれるって言うから一緒に運動する事にした。
ココを意識してゆっくりじわじわ伸ばすー。とか色んなコツを教えて貰って凄く効果が出たように思う。
ずっと何も運動してないなら急に腹筋じゃなくて、「プランクにしない?」と言ってくれた。
「ふむ。プランクとは…?」
「あー。こーやってね…。足は肩幅ね?こんな体勢でまずは20秒かな」
「なんだ簡単そうだな!
そんなものを20秒で良いと言うのか…。舐められたものだ。
封印されし魔の力を解放する時が来たようだ」
「お。解放してして?」
「こうですか!先生!
…え!待ってムリ!キッツ!今6秒でムリだった…20秒なんて…」
「あ、魔王様ムリしなくていいよ」
「あはは!ちょっとやめてよ!笑わせないでよ!力入んないじゃん。ははは!」
「え?俺?ふふっ。大丈夫?俺は足全部伸ばしたけど、シアンは膝ついてみて?それでも少し効果はあるから」
「マジ!先生!こうですか!」
「腕がもう少し前になるように…。そうそう。
もう少しお尻下げられる?お腹引き上げて?
目線この辺で、手は握らないで?
そーそー上手だねー。お尻もう少し上げられる?
うんうん。いいね。お腹力入れられてる?
横から見てシアンが真っ直ぐの板になってるみたいに意識してね?」
「せんせえーーー!カウントは!
カウントはまだ始まってなかったりしますかっ!」
「あはははははは!ごめんごめん。くふふふふふふ」
「15.16.17.18.19.20!多分!」
無事べちゃっと潰れた…。
「上手に出来てたよ!ねぇねぇ、今膝でやったでしょ?後1分くらい休憩したら、足伸ばしてつま先でやってみて?楽に出来るようになってるよ?10秒でいいから耐えてごらん?」
「うん分かりました!先生!」
言われた通りにやってみると確かにさっきに比べたら楽に出来た!
「ホントだ!キツイっちゃキツイけど耐えられる!」
「3.2.1いいよ!よく頑張ったねシアン!」
「わーい!先生ー!」と立ち上がってマナト先生の手を引っ張って抱きついた。
ことある毎にマナトくんをハグをしまくろう!と、さっき決めたので。
「…っ!し、シアン…嬉しくても他の先生には抱きついちゃダメだからね…?」
「もぉ!マナトくんにしか抱きつかないよ!
よく頑張ったねー!ってなでなでしてー」
「はぁ………。シアン…。大好き…うぅ…。。幸せ…」
抱き込まれてしばらく解放されなかった。でもそれでマナトくんの心が満たされるなら全く問題ない!何時間でも付き合うよ。
私もマナトくんの事大好きだし、こんな風に愛情表現して貰えるのはとっても嬉しい。
マナトくんの頬に手を添えてこっちを向かせた。しっかり目を見てから私の気持ちもちゃんと伝わるように微笑みながら心をこめて言った。
「マナトくん。私もマナトくんの事だぁい好きだよ?私もこうしてると幸せ」
「…っ!シアン…。愛してる…」
マナトくんも私の頬に手を添えて、ちゅっと一瞬マナトくんの唇が私の唇とくっ付いた。
へ?
「マナトくん…」
マナトくんとキス…
「あ、シアンがあんまりにも可愛い事言うから嬉しくてキスしちゃった…。嫌だった?ごめんね」
マナトくんがしょんぼりして身体を離そうとする。
「待ってマナトくん!嫌な訳ないでしょ?
凄く嬉しいよ!初めてだったからビックリしただけだよ!」
「…よかったぁ。ねぇシアン。もう1回キスしていい?」
「…うーん。聞かれたら恥ずかしくてダメって言いそうになるから、マナトくんがしたいなって思った時に何も言わずにしてくれたらいいよ。
私はマナトくんにして貰えるんなら、どんな時でも絶対に嬉しいから」
「シアン…」
マナトくんは私の頬に触れ、親指と人指し指で顎を掴んで、ちゅーっとさっきより長めのキスをする。
私がマナトくんの背中に手をまわすと、マナトくんが私の腰を抱えていた手がビクッとして、ぎゅーっと抱きしめられた。
あー。求められてるー!って感じがして嬉しいなぁ。
はむっと下唇を食まれ、舐められるのが気持ち良くて腰が抜けそうになった。
ゆっくりと唇を離して私の目を見て蕩けたように笑った。
ぐぉっ!顔が良過ぎて心臓に負担が掛かる…。
「シアンの唇柔らかいね。ぷにぷにしてて気持ち良い。」
「…私も気持ち良かった」
「ホント?上手に出来てた?」
「うん。上手だった。ホントに腰が抜けそうだった…」
ぎゅーっと抱き付いて離れた。
「マナトくん眠くない?
いつも何時くらいに寝るの?」
「いつもは…2時とか3時とか…4時…くらいかな」
「おっそ!4時は遅過ぎない?ダメだよ不健康だよ!4時まで起きてる時は何してたの?」
「んー。何って…決まってないけど…。あんまり寝付き良くなくて…。眠れないなぁ…。って思ってゴロゴロしてたら空が白んできて、スズメがチュンチュン言い始める…」
「朝じゃん…4時じゃないでしょ…」
「えへへ…」
「えへへじゃないない。可愛く言っても…可愛い。すき。
…違う!ダメよ!
マナトくんはもう私のなんだから、ちゃんと大切にして?ね?」
「ふふ分かった!」
「…と言う事で今0時を回っててね。
私は久しぶりにお出掛けしたり、超絶イケメンに若気の至りを暴かれ、告白されたり緊張しながらお風呂入ったりでもう眠くて…。
あ!マナトくんのお布団がない!!ぎゃぼーーーー!」
お読みくださいましてありがとうございました。




