小説アップ終了したわよ!
Y: どうでもいいんだがな
S: 何よ?
Y: おまえってヤツは 電話をかけてくる時間ってものを まったく考えない生き物なんだな
S: なんでよ?
Y: 今が何時だかわかっているのか
S: 十二時半でしょ
Y: そうだ 深夜のな
S: だから何よ あんた起きてて しっかり電話に出てるんだから問題ないじゃないの
Y: おれは今 アメリカのポルノ女優とランデブーするところだったんだぞ
S: あら それはそれは 悪いことしちゃったわね
Y: で いったいなんの用だ
S: 小説が全話アップできたから ランデブーの前に読んできなさいよ
Y: おまえのあの ダラダラと長ったらしい小説を 全部読んでいたら 朝になっちまうだろう ランデブーどころじゃなくなるじゃないか
S: じゃあ さっさとランデブーしてから読みなさい どうせあんた三十秒もあれば終わるんでしょう
Y: 三十秒ってのはいくらなんでもな で なんだったっけか
S: 何が?
Y: 小説のタイトルだ
S: ファッキン・シスターズ・クライスト 覚えた?
Y: うむ ランデブーが済んだら忘れちまいそうだがな
S: 忘れないように メール爆弾でも送ってあげましょうか?
Y: しっかり覚えたから やめてくれ
S: じゃあ アメリカの作りもののバストでいい気持ちになったら ちゃんと読むのよ
Y: おれが気持ちよくなるのは バストじゃなくってヒップだけどな
S: あと下着でしょ
Y: 下着はどうでもいいんだ 匂いだ 匂い
S: あんたって本当 ただの変態ね
Y: ただじゃない かなりだ
S: 付き合いきれなくなってきたから 切るわ またね……