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じゃあ行こう


フィオが誇りを胸に抱き進軍しているころそのころ・・・・・・


 明るい部屋でガウエスは白い紳士服で平伏している・・・・・・


 俺ジョーは隅で固唾をのみ見守る・・・・・

ガウエスの配下の美女達と・・・・


 色とりどりの紳士服に身を包み・・・・

共に固唾をのみ・・・・・


 三人・・・・・

可憐軍服のデザイアソンガーズ・・・・・


 タマを筆頭に・・・・・

見下ろし・・・・・


 ガウエスはエア・エクスにのまれ・・・・・


 タマが悠然と口を開く・・・・・


 「罪は我にあり」

「配下に恩赦を」


  「のー」


 ガウエスは平伏のまま・・・・


 「その通りです」


「僕は何でもします」

「彼女達にはどうか」


 「幸せな世で穏やかな生活を」


 タマは頷き・・・・・

「世の修正はよいのか?」


 ガウエスは・・・・・

「気がつきました」

「僕は自身で呪っていた」


 「思い込んでいた」

「ただ一人世を恨んでいる己を肯定したくて」


 「いや今を続けたくて」


 「進めずに過ちを続けてきたと」

「出来やしない」


 「僕を消し去ることも」

「彼女達を消し去ることなど」


 「ただ今を続けたくて」

「弟を犠牲にし」


 「僕は愚かすぎる」

「だからこそ」


 「彼女達に幸せを」


 タマは見つめる・・・・

配下達を・・・・


 そして俺を・・・・・


 そして・・・・・

「与えられた部屋にて待て」


 ガウエスは平伏のまま・・・・・

「恩赦は?」


 タマは悠然と・・・・

「待て」


 ガウエスは・・・・・

「・・・・・・・」


 沈黙し・・・・・

配下達は走り出したい気持ちを抑え・・・・・


 ガウエスは下を見つめ立ち上がり・・・・・

部屋を出ていく・・・・・


 哀愁漂わせ去る背を見つめ・・・・


 配下達はただ耐え・・・・・

俺は叫ぶように・・・・・


 「追い駆けて」

「大丈夫」


 配下達は驚き・・・・・

見つめ・・・・・


 皆頷き・・・・・

決意の表情で・・・・


 部屋を出ていく・・・・


 タマがその様を見つめ・・・・・

「さて刑はなにがいいか」


 俺は・・・・

「マネー支払いで良いんじゃない」


 タマが頷き・・・・・


 リナが明るく・・・・

「じゃあ行こう」


 レナとカナが同時に・・・・・

「「僕も」」


 俺は笑い・・・・

「行こう!」




お読み頂き有難う御座います。

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