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妄想48 それから

告白


人生で初めてだった。


それを受け入れて貰えた。


これほど幸せなことがあるだろうか。


横には彼女がいて、俺の腕で眠っている。


そう、彼女だ。


なんて素晴らしい響きなんだろうか。


素人童貞のまま死ぬと思っていた俺に、まさか彼女ができるなんてな。


異世界に来てよかった。


しかも相手はアサミさんだ。


女神だぞ。


そして俺の俺は切れなかった。


アサミさんのが切れたが、それはすぐに俺が魔法で治した。


いやぁ凄かった。


2桁いったような⋯⋯⋯


あれは何回でもいけちゃうだろ。


猿だったなぁ。



「タロウくんもうダメっっっ」



ああ、なんて可愛いんだろうか。



「こんなにしたら壊れちゃうっっっ」



俺は壊されかけてたけど、壊れてないから大丈夫。


どんだけしても気持ちよかった。



「おはようアサミさん」


「おはようタロウくん」


『ガウガウッ』



クゥちゃんもベッドに来て、みんなでベッドでゴロゴロしている。


幸せな時間だなぁ。


自分の家族、そんな感じだ。



「今日はどうするの?」


「うーん、1日こうしてたい気分だな」


「ふふ、私もっ」


『ガウガウッ』



クゥちゃんも俺とアサミさんの幸せな雰囲気を感じ取ってるのだろう、とっても嬉しそうだ。


適当に食事をし、アサミさんとの恋人時間を過ごす。


次の日まで2人して気絶するまで何度も致した。






「おふたりはD級になりました!おめでとうございます!半年でD級なんて異例も異例、とんでもない快挙です!」



俺達の専属受付嬢みたいになってるメイリーさんが大興奮だ。


俺達は日本に戻る方法も見つからないし見つけようとしてなく、冒険者生活を満喫していた。


文明レベルは低いが、もう慣れてしまった。


ずっと宿で暮らしているが、お金の心配もなくなっている。


もうダンジョンは40階層まで行っている。


30階層を過ぎてから、ワンフロアが広いのなんのって。


そうなると必然的に魔物との戦闘も増えるので、魔石もガッポガッポと手に入る。


今のところ魔物に苦戦することなどなくダンジョンを進んでいる。



「もうD級なんですねぇ。と言うより半年も経ってましたか」


「D級ってすごいんですか?」


「D級になると1人前と言われています!それに2人だけのパーティなのがまたすごいんですよ!」



確かにな、みんな4人とか5人のパーティが多い。


クゥちゃんもいるが、3人同時に戦わなきゃならないほど苦戦したことは1度もないのが現状だ。


半年も経つとクゥちゃんが気付いたらでっかくなってた。


大型犬くらいの大きさだ。


そしてとんでもなく強い。


クゥちゃんだけで40階層以降も楽勝なんじゃなかろうか。


この子は本当になんなんだ?


メイリーさんにお礼を言い、俺達はギルドを後にした。



「なぁアサミさん、提案があるんだ」


「なーに?」



帰り道で思いついたことを話してみる。



「日本に戻る目処も立たないし、この国でもいいし、別の国でもいい、家を買わないか?」



軽い気持ちで言ったんだ。


だがアサミさんは受け取り方が違った。



「つ、ついに⋯⋯⋯不束者ですがお願いします」



結婚する流れか?


まぁそれもいいな。


アサミさん以外を愛せるとは思えない。


だいぶお金もある、中古でも新築でも買おうじゃないか。



「こちらこそよろしくお願いします。どこに住む?ギルドの近くがいいかな?」


「私はどこでもいいよっ!楽しみっ」


「この国に留まる必要もないしな、色んな世界を冒険するのも楽しいかもな」


「私も色んなとこに行くの賛成っ」



思いつきで言ったはいいが、どこで買えばいいんだろうか。


商業ギルドにでも行ってみるか?


拠点をこの国にして、それで色々行くのもいいかもしれない。


まずはこの国で基盤作りでもするか。


そのためにはお金だな。


どうせならS級冒険者にでもなってみるか。


アサミさんはネレイスさんとS級冒険者になる約束もしてる事だしな。



「よし、やることが決まったから、まずはお金貯めないとな!それにアサミさんはS級冒険者なるってネレイスさんと約束してるだろう?一緒にS級冒険者なろう!」


「うんうん、楽しそう!」


『ガウガウッガウガウッ』


「ははは、クゥちゃんもS級冒険者になれるといいな!」



もう日本には帰れないかもしれないけど、アサミと2人なら大丈夫だろ!




fin




なんとなくキリもいいので終わらせました!

くだらない作品にお付き合い頂きありがとうございました。


次は追放勇者を終わらすために頑張ります笑

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