長文タイトルをつけるのが苦手だけど頑張って克服したい
小説家になろうではタイトルを100文字までつけることができます。ランキングでも100文字ぎりぎりまで使っていそうなタイトルの作品をたまに見かけます。
さすがに必ず100文字限界まで使うべきとは思いませんが、長いタイトルの作品は内容を簡潔に言い表しており、そのおかげで読者はある意味安心感をもって作品を読むことできるわけです。
私が先日完成させた作品『女神の剣』ですが、こちらは改題後です。現在は旧タイトルも併記していますが、元の題名は『女神に捧げる両手剣』でした。
……改題後の方がタイトル短くなってんじゃねーかと思われるかもしれませんが、私にとってはこちらのほうがよりしっくり来るのでこうしたのです。
ですが、やっぱり理想としては長文タイトルにすべきなのだと思います。すくなくともなろうで読者の方に見てもらいたいならそれがベターな選択なのでしょう。
しかし私は長文タイトルをつけるのが苦手なのです。なかなかいい案が思いつかないうえに、いざつけようとすると心理的な抵抗を感じてしまいます。
この長文タイトルを作るのが苦手という事実が、なろうにおいて大きなハンデになっている気がしてなりません。
実際に私がランキングや新着ページをざっと眺めている時も、長文タイトルが書かれている作品をクリックすることが多いです。
自分が短いタイトル名の作品をクリックしないのに、他の人になぜ私の作品をクリックしてくれないんだと求めるのは筋違いというものでしょう。
となると頑張って長文タイトルをつけるしかありません。
そこで『女神の剣』の新しいタイトル案をいくつか考えてみました。
・第一案
『僕にとって理想の武器である両手剣を手に入れたら周りの人たちの様子がおかしいけど、何かやっちゃいました? ~両手剣使いは世界で一番不遇だったけど気にせず上を目指す~』
何かやっちゃいました? はなろう主人公の基本らしいのでさりげなくメインタイトルに入れてみました。本当はサブタイトルに最強という文字を使いたかったのですが、主人公は最強になるわけではないので断念しました。
・第二案
『僕が手に入れた両手剣はこの世界で一番の不人気武器でした。この街にも使い手は僕ひとりしかいないようです。でも幼馴染をはじめとして可愛い女の子たちが次々と仲間になり、やがては有名な両手剣使いになります』
不人気武器を入手したことが不幸な出来事だと思わせつつ、でも本当は唯一といっていい存在であることをアピールして特別感を出しています。さらに可愛い女の子がどんどん集まってくるという言葉でそれとなく煽り、最後にはハッピーになるという展開を匂わせて読者の期待感を高めようとしています。
・第三案
『両手剣の使い手、女神の名において変身する ~両手剣はクソザコ扱いだったけれど、理解ある女の子たちに囲まれてどんどん強くなり、幸い「ざまぁ」や「もう遅い」という展開にならずにすみました~』
ハーレム展開と主人公が強くなっていくノーストレスな物語を期待させ、読者にクリックしたいという気持ちを起こさせます。さらに「ざまぁ」や「もう遅い」といった人気ワードをタイトル内にさりげなく織り交ぜ、検索にひっかかるようにしています。
……とここまでアイディアを出してみたんですが、やっぱり私の中ではどれもしっくりこないように思えるんですよね。『女神の剣』のほうがシンプルで良いかなと感じてしまうのです。これは悪い兆候です。
長文タイトルに対する苦手感を克服しなければ、今のなろうで注目されるのはなかなか難しそうですから。
いつか私も素晴らしい長文タイトルがつけられるようになりたいものですね。
そういえば、上の三つの案の中でどのタイトルが一番読みたいという気持ちになりましたか?
私は強いていうなら第三案かなと思いました。この考えが読者の皆さんとずれていなければ嬉しいのですが……。