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素早さ超極振りとスキル習得


 『レベルが5になりました』


 大きめの猪を数体倒した三人の視界にアナウンスとともに表示がポウンと出る。そしてロックとツバキ、カエデの視界にそれぞれ追加で表示が出る。


『スキル【攻撃加速(こうげきかそく)】【双剣の心得 壱】を習得しました』

『スキル【我慢】【大盾の心得 壱】を習得しました』

『スキル【狙撃】【狙撃手の心得 壱】を習得しました』


 「おっ新たなスキルだ!どれどれ?」

 ロックはそう言いながらステータス表を開き、スキルの説明欄を見る。そして手に入れたスキルの説明を見つけると、それをみながらふたりに説明する。



 【攻撃加速】 五分の間、攻撃をするたび自分のAGIが効果時間の間だけ(+1)されていく。クールタイムは十分。『取得条件』 一分間の間に百八十回攻撃し、十体の敵を倒す。


 【双剣術の心得 壱】 強化していくほど双剣の使い方を熟知し、速く動かすことが出来る。また強化していくことで覚えることの出来るスキルの種類が増える。『習得条件』 双剣を使い込む。


 

 

 「結構強いじゃん。ツバキは?」

 「えっとね・・・・・・」

 そういってツバキはステータス表を開き、確認する。



 【我慢】 攻撃を食らうたびに、一時的に防御力を(+2)する。効果時間十分。クールタイムなし。サブ効果でノックバック無効。 『習得条件』 戦闘の際、二分間の間、相手の攻撃に対し反撃せずに、なおかつゼロダメージの時。


 【大盾の心得 壱】 強化していくほど、大盾のことについて熟知し、速く動かすことが出来る。また強化していくことで、覚えることの出来るスキルの種類が増える。 『習得条件』 大盾を使い込む。




 「みたいな感じかな」

 「壁化してるじゃねえか。」


 ロックはツバキがいった言葉に対し、即座に突っ込む。


 「それでカエデは?」

 「あっ私?えっとね」


 そういってカエデもステータス表を開き。


 


 【狙撃】 幸運値が高いほど、矢・弾丸の命中率・威力が上がる。 『習得条件』 三十メートル先からはなった投擲具が狙ったところに当たったとき。


 【狙撃の心得 壱】 強化していくほど、覚えることの出来るスキルの種類を増やすことが出来、使い方を熟知し速く動かすことが出来る。『習得条件』 弓・銃火器を使い込む。




 「私はこんな感じかな」

 「幸運値極振りしているツバキにとっては百発百中になるスキルに等しいね」

 

 ロックはそういって前をむき直す。そして。


 「スキルも手に入ったし、もう少しレベル上げするか!」


 そうふたりに呼びかけ、森の奥へと歩いて行く。


 「そうしよう!」

 「良いね!ってやっぱり皆速い!」


 カエデとツバキもそういいながらそれに付いていく。


 

 ******



 それからどのくらい時間がたっただろうか三人はまたスキルを手に入れていた。しかしながらロックとツバキはなぜが土まみれで汚れていた。何故かというと。


 「まったくロックたら余所見しないでよね。」

 「ごめんツバキ。まさか崖から落ちるとは思わなかったから。」


 そういってロックは頭を下げる。


 「まあ別に良いよ。 おかげで私は【衝撃耐性 中】をロックは【跳躍(ちょうやく)】が手に入ったんだし。結果オーライってことで」


 そういってツバキは軽く笑う。

 すると会話を聞いていたカエデは。


 「ねえふたりとも? ふたりが手に入れたスキルってどんな感じなの?」


 不思議そうにそう聞く。


 「えっと確か・・・・・・」

 「確かね・・・・・・」




 【跳躍】 飛べる高さを三十倍にする。サブ効果で落下ダメージは無効。(基本的に素速さが高いほど飛べる高さは高い)『習得条件』 自分の飛べる高さの三十倍の高さのところからノーダメージで落ちる。


 【衝撃耐性 ちゅ】 衝撃に対する耐性がやや多めにアップする『習得条件』 すこし強い衝撃を受ける。




 「「って感じかな!」」

 「そ、そうなんだ! 極振りしてる皆には最強のスキルだね! あはっあはははは!」


 カエデはそう苦笑いする。

 しかしロックとツバキはそれには気づかず、話を進める。


 「これからどうする?時間も時間やしいったん解散する?」

 「そうね今日はここまでにしとこっか!」

 「賛成!」


 そういって三人は同時に、ログアウトする。


 

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