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素早さ超極振りとショッピング


 「まずは何から買う?」

 「「さあ?」」


 ロック達は必要なものを買いに武器屋【オーゼック】にきていたのだがその()()()()()という物が分からず悩んでいた。そう。三人とも装備、武器ともに初期のままで、カエデを除いた二人は紛れもないVRMMO初心者なのだ。そのカエデでさえ、最初ににを買えば良いか分からない様子だった。


 すると悩んでいるロック達をみて不思議に思ったのか。

 「あんたらどうしたんだい?そんなに悩んで」

 この世界では珍しく、なかなか年を取った格好をした店主のおじいさんが話しかけてきた。

 

 「いや実は、最初に何を買ったらいいか分からなくて」 

 「それならあそこに居る槍使いに聞いてみると良い。 良い情報が聞けると思うぞ。」

 ロック達が何故悩んでいるのか話すと、店主のおじいさんは、赤色のマントを羽織った男を指さし、そう即答する。


 なのでロック達は槍使いの人のところへと歩いて行き、カエデが。

 「あのーすいません」

 「えっ・・・あっ・・・俺?」


 そう話しかけると、その槍使いの人はいきなり呼びかけられ少し戸惑う。そして未だに戸惑いながらも。

「ど、どうしたんだい?」

とカエデに聞き返す。


「実はーーー」



 ******



 「成る程。つまり君たちは俺に教えて欲しいと」

 「そふいうことでふ」


 ロック達は事情を話すため、レストランに移動し食事をしていた。その槍使いの人は少し悩むと。


 「よしっ。ここであったのもなにかの縁だ。武器とか装備とかできる限りでおごってやる!」


 そういって立ち上がる。腰に付いている装飾品がジャラッと音を立てる。


 するとロックは少し申し訳なくなったのか。

 「ご飯だけではなく、武器や装備にかかる費用までおごって貰ってホントに良いんですか?」

 「気にするな気にするな! ほらあんたもえらんできな!」


 そう言ったがライズは『気にするな』といい肩を押した。


 

 

 ******



 「ウーン・・・・・・双剣は決まったけど装備はどうしよう?」


 ロックはそう言いながら装備を見て回っている。

 すると。


 「これ良いかも!」


 そういって手に取ったのは、コートでマフラー、少し長めのズボン、ブーツがセットになっている物だった。それらはすべて色は違うが青を基本色としており、動きやすい素材で出来ていた。


 「私これにした!」

 「私はこれ!」


 ロックから少し離れたところでエデとツバキはそれぞれ自分に合った装備と武器を手に取っていた。


 それを見ていたライズは。


 「お前ら! 決まったか!?」

 とロック達に呼びかける。


 「「「決まりました!」」」


 ロック達がそう返事するとライズは俺達が持っていた物を会計のところに持って行き。

 「お前らは外で待ってろ! いくらだ?」

 「百五十万エントです」


 外で待っているとしばらくすると会計を終えたライズが店から出てきて。『ホラよ』と俺達に買った物を渡す。


 「早速装備してみよっと!」


 そういってロックは早速装備する。


 【ロックLv.1】


 【HP】29/29【ATK】0(+20)【AGI】200(+30)

 【MP】56/56 【DEF】0(-5)【LUK】0


 頭・首【ウォーターマフラー】 (AGI+5)

 胴【ウォーターコート】(AGI+15)(DEF-5)

 右腕・手【海竜の剣】 (ATK+5)

 左腕・手【海竜の剣】(ATK+5)

 足【ウォータージーンズ】(AGI+5)

 靴【ウォーターブーツ】(AGI+5)

 装飾品【海竜の鱗片】 (ATK+5)


 ステータスをみたロックは気に入ったのかその場でクルッと回ると、ライズの方をむき直し感謝の気持ちを込め言う。


 「ありがとうございました!」

 

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