とある廃人ゲーマーの異世界生活
小さな貿易会社に勤めるOL天河紫苑は廃人ゲーマーである。見た目は絶世の美人であるのに中身が残念すぎる彼女はその日もいつものようにエンド・オブ・サ・ワールド(略してETW)にログインし、せっせとクエストに勤しんでいた。いざボスを倒そうと魔法を発動させた途端眩しすぎる光に包まれる。気づいたらそこは鬱蒼と生い茂る森の中。ゲームのやりすぎで頭がおかしくなったのかと思った。しかもどこからともなく現れたおじいさんに抱っこされ悲鳴をあげたと覚えば自分の口からは赤ん坊のような鳴き声が聞こえてきた。さすがの私もキャパオーバーである。どうやらETWの異世界転生したようなので私は自由気ままに過ごすとしよう。もちろん攻略するつもりだ、ランカーの名にかけてな。
プロローグ
2017/06/30 00:00