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第5話 才能

『メインシステム:戦闘モード起動』


その言葉と共にリュエルは戦闘が始まったことを実感する。ちなみにエリスの武装構成は右手にビームライフル、左手にマシンガン、右肩にミサイルポット、左肩にブレードというごく一般的な構成である。


「リュエル、そしたらビームライフルを!」


リンの指示で、リュエルはビームライフルをZOIDに向けて放った。ビームライフルの銃口から、青白い閃光が迸り、小型ZOIDをまとめて貫いた。

傭兵などがビームライフルを使っていたのは見たことがあるがここまでではなかった。これが正規軍の武装なのだと戦慄した。何せMTでは小型ZOIDでも数体相手取るもにも苦労するのだ。それが一瞬で蒸発したのだから無理もない。だが、感傷に浸る間もなかった。生き残った小型ZOLDたちが、まるで波のように押し寄せてくる。


「次! 一応ビームライフルは5発くらいなら連射できるけど、オーバーヒートしちゃうしマシンガンを使って!照準とかはサポートするから!」


リンの指示に、リュエルはマシンガンを使う。マシンガン自体はこれまでも使ったことはあるのだがMTのものとは威力も装弾数も違う。そして思ったより反動が少なかった。マシンガンを撃ちながら腕を薙ぎ払うだけで周囲の小型ZOIDが機能停止していく。さらに接近してきた個体に対してはブレードを展開、格納されていたブレードが駆動音と共に現れる。そのままリュエルがZOIDに向かって振ると「ザシュ!」と空間を切り裂くような音が響く。ブレードの一撃で、小型ZOLDが次々と真っ二つにされ、その切断面は熱で溶け爛れていた。そのままマシンガンで狙いつつ近づいてきたのにはブレードをというのを繰り返しているとやっと周りのZOIDがいなくなった。ようやく一息つけるか、と思った時、ピピピ!と警告音が鳴り響く。


「!!砲撃!回避して!!」


リンが叫ぶ。リュエルはとっさに機体を捻り回避する。すると後ろにあった輸送船の一部が爆発する。


「砲撃型の中型ZOID!」


「リュエル、2発目くるよ!回避してやつに接近を……」


この時リュエルはリンの指示とは別に動いた。2発目が飛んできた瞬間盾で防御しシールドを展開する。ビームが当たった瞬間凄まじい衝撃が機体を襲う。衝撃で機体が押される中,ミサイルを発射することで相手も動きを止める。そして砲撃が収まった瞬間機体を捻りビームライフルを二連射。


中型ZOIDは装甲も厚く、コアを直接攻撃しないとなかなか倒せない。そしてこの攻撃タイプは前面の装甲が比較的薄い代わりに前面装甲の内部にコアがある。中途半端な武装では貫通できないため基本的には近距離でサーベルを使い突き刺すのだが、リュエルは違った。


1発目がZOIDに当たり、その威力に装甲が焼き切れる。そして続け様に撃った2発目がそのままコアを貫通、そのまま中型ZOIDは機能を停止した。


「リュエル!右から2体目!」


その言葉にリュエルは咄嗟に振り向くと2体目の中型ZOIDが向かってきて腕を振り下ろしていた。すぐさま後ろに飛ぶことで回避したが、ズシン!と、中型ZOLDの攻撃が先ほどまでエリスがいた地面を砕く。その巨体から放たれる圧倒的な質量攻撃は、かすっただけでも致命傷になりかねない。


「コアは背中にあるよ!」


リュエルはリンの声を聴きつつ、リュエルはブレードを構えつつ突進する。右から迫る巨腕。リュエルは機体を垂直に上昇させるのではなく、あえて相手の懐へと飛び込んだ。滑り込みながらマシンガンを連射し怯ませる。スラスターを逆噴射し、敵の脇の下を滑り抜けるように背後へ回り込む。


間近で見た中型ZOLDの背中には、赤く光る球状のコアが剥き出しになっていた。


「そこ!」


リュエルはブレードをコアに突き刺し、そのままブレードを抜いて離脱、すると「キィイイイイン!!」という耳障りな甲高い悲鳴を上げながら、ZOLDのコアが眩しい光を放ち、やがて内側から爆散した。周囲には残骸が残る。


「はぁはぁ」


リュエルは疲労感を感じていた。初陣なのにも関わらず中型ZOIDを2体もしかも連続して相手をしたのだから無理もない。しかし彼女は不思議とできる気がしていた。


リンはリュエルの操縦に才能を感じていた。最初こそぎこちなかったがすぐにものにした。


「まだ中型が一体と小型も10体くらい残ってる。……いける?」


リンの声には、確かな手応えと、リュエルの秘められた才能への期待が込められていた、


「……ああ。いける」


「よし、ならこっちから!行くよ!」


リュエルは目の前のZOLDの群れを睨みつけた。武器を両手に突進する。そこにはVGに乗る才能が紛れもなくあった。



〜こぼれ話:VGの武器〜

エリスに搭載されている武器は本編でも書いた通りビームライフル、マシンガン、ミサイルポット、ブレードです。ビームライフルは普通にビームライフル、ビームの色は青です。ちなみに5発くらいまでなら連射できますが一気に5発打つとオーバーヒートしてしまいます。あと威力がかなり高いです(帝国軍の一般的なビームライフルよりも1,5倍くらい高い、キャノン砲レベルです)。マシンガンはザ◯Ⅱのマシンガンを想像してください。あとアーマー◯コアのマシンガンにも近いです。ブレードは実体剣の刃の部分にビームを纏わせた感じ。ミサイルポットは5連装です。


〜こぼれ話:VGについて〜

基本、VGにはスラスターがついています。普通に飛ぶこともできますがそれ以外にも一瞬だけ最大出力で噴出することによって回避などができるクイックブースト(QB)や持続してブーストするアサルトブースト(AB)などがあります。


〜後書き〜

カイトです。頑張って戦闘シーンを書きましたがボリュームも足りないかもしれないです。戦闘シーンの書き方のコツとかがあれば教えてください。あと編集で結構中身変わるかもしれないです。

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― 新着の感想 ―
質問宜しいでしょうか、この部分なのですが 中型ZOIDは装甲も厚く、コアを直接攻撃しないとなかなか倒せない。そしてこの攻撃タイプは前面の装甲が比較的薄い代わりに前面装甲の内部にコアがある。中途半端な…
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