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滅びゆく世界の片隅で  作者: カイト
シンジケート編
20/23

第20話 次の目標

翌日、案の定というかリュエルはまたまたシンジケートに呼び出されていた。

まあ、理由はおそらく昨日のことだろう。


もう見慣れた部屋に入ると中にはダスカーがいた。


「………来たか」


「要件は………まあ、昨日のことか」


「そうだ、お前からの報告もアイクから報告も受けたが………いまだに信じられん」


まあ、そうだろ。昨日帰ってからリンに希少種のことについて色々と聞いたがCランクの傭兵ですら1対1には苦戦するって聞いた。よく考えたらそれを2体相手に保っていたんだ。………まあ、アイクさんが来なければ死んでただろうが。


「まあ、アイクが嘘をつく理由は…………ほぼないし、お前の実力が高いのは理解しているが………」


ダスカーは続ける。


「希少種を2体相手にして耐えていたか………しかもアイクの援護もあったとはいえ、内の1体は自力で倒したと…………Bランクにも届きそうな実力だ」


Bランク…………。


「そこで話がある」


「なんだ?」


なんの話だろうか?


「本当ならもう二、三個依頼を受けてからがよかったのだが……………リュエル、お前をCランクにランクアップしたいと思うのだがどうだ?いきなりBに上げるわけにはいかないからな」


「!!………本当か!?」


「無論、お前がいいのならだが………」


「いいに決まってるだろ!」


Cランクともなれば傭兵としての平均だ。報酬も一気に高くなる。直近の目標がCランクに上がることな上Cランクになることによるデメリットなどは皆無に等しい。も

………もっとも実力が伴わなかったりすると痛い目を見るのだが、リュエルの実力現時点でもBランクに届きそうになっているので問題はない。


「そうか、なら手続きはまたこちらでしておく」


そしてリュエルが部屋を出ようとすると。


「ちょっと待ってくれ………もう一つ話しておかないといけないことがあった」


「何のことだ?」


「アイクから聞いた話だがかなり機体が損傷したそうだな」


「ああ、一応動かせはするけど…………それが?」


「いや修理代を肩代わりしようと思ってな。本来なら任務中に受け損傷に対しては何の補填もないが…………今回は希少種がいることを確認できなかったこちら側の不手際でもある………肩代わりしても問題はないだろう」


……………!!実際動かせないほどではないがかなりの損傷を受けてしまった、修理代が嵩むなと思っていたところなのでありがたいが…………


「…………いいのか?」


「ああ、構わん」


そうか、ならお言葉に甘えるとしよう。


「わかった、どこに機体を持っていけばいい?」


「整備ドックに持っていっておけ、費用は俺名義で払っておくから伝えるだけでいい」


「ああ、じゃあありがとうな」


そう言って部屋を出た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


数時間後、リュエルはシンジケートで個室を借り部屋の中で寝っ転がっていた。


整備には1日以上かかるらしく、前と同じように借りたわけだ。


そしてリンに話かける。


「いやー、まさかこんなことになるとは…………」


その言葉の節々には嬉しさが滲み出ていた。

何せCランクに上がれたのだ、嬉しくないわけがなかった。報酬も一気に上がるだろうし身分としても一般以上だ。


「ただ…………新しい目標も考えないといけないな」


「そうだね、少し機が早いかもだけど目標は必要だね」


直近の目標であったCランクへの到達は案外すぐに終わった。………まあ、偶然という面も大きくはあるが。最初の依頼でDに上がれたとしてもそこからCに上がるのには時間がかかっただろうしな…………などと思っているとリンが言う。


「うーん、じゃあAランクに上がるとかは?それこそ異名がつくとかでもいいんじゃない?リュエルの夢的にもいいと思うよ」


Aランク……………アイクさんとかと同じか…………。確かに私の夢を果たすためなら是非とも達成したいが……………正直、かなり難しいだろう。

ダスカーからはすでにBランクに届く実力があると言われているがそれでもすぐには上がれないだろう。Aランクに上がるまでどれほどの時間がかかるか、ましてや異名がつけられるようになるのなどは到底先だ……………………だが、案外これくらいの目標がいいのかもしれない。


「…………そうだな。次の目標はAランクに上がることにしよう」


「じゃあ、がんばろー!」


まあ、目標は決めたけどしばらくはゆっくりしてもいいだろう、急いでもあまり意味はないだろうし。


〜あとがき〜

はい、今回は前回までの話も後始末………ということで、そろそろ恒例になりそうなダスカーの部屋です。まあ、予想通りかもしれませんがCランクに上がりました。

ちなみにリュエルは才能に加え本編でも言った通り偶然が重なった結果傭兵になってから1週間ほどで一気にCランクに上がりましたが、普通はどれほど腕が良くてもここまでは早く上がれません。これには傭兵のランクアップのシステムとして次のランクに上がるために実績を作る必要があるのですが、DからCに上がるには難易度が高い依頼を複数受けなければならずさらにあくまでDランクの依頼ですのでそれ以上の実力を証明できません(まあ、リュエルのように希少種がいた………とかなら話は別ですが)

あと、次話はちょっと短いかも。


応援コメントなどもよろしくお願いします!

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