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滅びゆく世界の片隅で  作者: カイト
シンジケート編
15/23

第15話 決着

「これは………リュート、お前は知ってたのか?」


Dランク2人に対して互角以上に渡り合っているリュエルを見ながらダスカーはリュートに向かってそう尋ねる。


「いや?実際に戦闘を見るのは初めてだ………ただ、初戦闘で中型3体を倒したのは聞いていたからな。軽く見積もってCランクの実力はあるだろうと思ってはいた」


Cランクの実力、つまり傭兵として一流の実力があると言うこと。この戦いを見る前に言われていても信じはしなかっただろうが、今ならそれにも納得できる。


「そういえば、彼女とお前の関係はなんなんだ?昨日は濁していたが」


「ん?ああ………3年前だったか?『スネイク・ホープ』に話があって行った時、彼女が絡まれているのを見つけたんだ。その時助けに入って以来だ」


「………やはりお人好しだな、お前は」


「よく言われる」


その時、リュエルが駆けるエリスがゼクトのスピアの頭部を切断した。

これでゼクトは脱落をなる。


そもそもVGに乗ってから1週間も経っていないリュエルがDランクとはいえ熟練の傭兵を2人も相手にしながら互角に戦っていることだけでも衝撃なのに、その片方を撃墜までした。

そんなありえない光景に観客が驚愕に染まっているのを横目に見ながらダスカーはこうこぼさずにはいられなかった。


「リュート、お前………とんでもない才能の原石を連れてきたな」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ゼクトが撃墜され、残った2機は少し離れた状態で睨み合っていた。


ウィルは予想以上に強いリュエルを前にどうすればいいかわからず焦っていた。

無論、リュエルの実力が高いことは依頼の時に見たのでわかってはいたがまさか2人がかりでかかっても勝てないとは思わなかった。


どう動けばいいかがわからない、2人がかりの連携ですら倒せなかったのだ。1人じゃあ倒せる気もしなかった。だが,負けをみとめることは自らのプライドが許さなかった。でもどうすれば…………。


そう考えを巡らせていたとき………


『後悔させるんじゃなかったのか?ウィル。…………期待外れだな』


そうリュエルから通信が入る。明らかな煽り、自分を誘っていることはわかったものの。プライドだけは高いウィルはもちろんキレた。理性など吹っ飛んだ。


「てめぇ………殺す!!」


そして、後先考えず突っ込んだ。それがリュエルの作戦だとも知らずに…………。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ウィルが突っ込んできたのを見たリュエルは「かかったな」と思った。このまま睨み合っていても埒があかないと判断し、わざと相手を煽ることで相手に突っ込ませようと言う考えだ。それにおそらくウィルはプライドが高い、煽れば喰いついてくるだろう。


そしてリュエルの予想通りウィルは突っ込んできた。ブレードを抜き斬りかかってくる。振り下ろしを後ろに下がることで回避しマシンガンを掃射。しかしウィルもそんなことはお構いなしとばかりにブレードで切り上げながらマシンガンを撃ってきた。コックピットを狙った攻撃、一瞬驚いたもののすぐに対応する。


流石にマシンガンを至近距離で避けるのは無理なので飛び下がりつつ盾で防御。お返しにミサイルで反撃をする。


ミサイルは盾で受け止められてしまったもののおそらく向こう盾はもうボロボロ。まあ、エリスの盾も損傷はしているし、ミサイルも今ので残弾が尽きてしまったが。さらにマシンガンの残弾数も少ない。


リュエルもこれ以上長引かせたくはないのでここで勝負を決めることにする。


まずはスラスターを全開にしてスピアに肉薄、ウィルが撃ってきたマシンガンは避けられるものは避け、できないものは盾で全て防御。そして肉薄しブレードで攻撃。しかしそこはスピア、すぐさまブレードを抜かれ受け止められる。


ならばと一回離れ再び斬りかかると言う動きを繰り返す。要はヒットアンドアウェイだ。何度も何度もブレード同士が衝突し激しい火花が飛ぶ。


4回目の衝突時にウィルのブレードを弾き飛ばすことに成功する。そのままの勢いでウィルの横を通り過ぎてしまったものの、すぐさま反転。


「これで、終わりだぁぁ!!」


ブレードでトドメを刺す………と見せかけ、ビームライフルに持ち替え、咄嗟に盾で防御しようとしたウィルに向けて発射。そしてそのビームは盾ごとスピアの頭部を撃ち抜いた。


『くそがぁぁ!』


それと同時に終了のブザーがなった。


『勝ったのはリュエルだあぁぁぁ!!』


そう実況の声が聞こえてくる。


リュエルはただ、勝利の味を噛み締めていた。

自分の手で掴んだ初めての勝利だ。私は理不尽を跳ね除けられたのだと、半信半疑だったが確かに実感できた、自分は強くなれたのだと。


〜こぼれ話:VGについて〜

今回はVGの装甲についてです。なぜ今更なのかというと今まで忘れてました。

さて、話を戻します。まずVGという兵器は対ZOID用の兵器です、ですから物理耐性も欲しいしビームを防ぎたいです。もちろんこの世界には物理攻撃の無効化ができる装甲やビームを防ぐ装甲などはもちろんあります。

しかし、それらを盛りまくると重すぎますし、エネルギーも喰いまくります。

つまり、取捨選択をしなければいけません。

そこで多くのVGはVSヴァリアブルシフト装甲という装甲を使っています。

VS装甲とは、物理耐性が高い素材を使っている装甲で、さらにエネルギーを使うことで強度も上げることができる装甲です(最大でミサイルも防げるくらい)、また低出力のビームくらいならエネルギーはかなり消費しますが防げます。

ただこれではビーム関係が心許ないうえ関節部などの装甲に覆われていない部分もあるのでので多くは盾も使います。

盾にはUTアストロテクト装甲という、エネルギーを消費することでビーム耐性が非常に高くなる装甲を使っています。また物理耐性も高いですが重いです。

だからUT装甲は盾にのみ使っています。

さてここまで装甲について説明はしましたが装甲関係で一番大事なのはエネルギーです。エネルギーが切れればほぼほぼ装甲が無効化されてしまいます。ですのでなるべく攻撃は避けて、最低限だけ装甲で受けるのが基本です。

もちろん設定資料集にも書きますので詳しくはそちらを見てください、あとここら辺の設定は変わるかもしれないです。

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