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「危険 怪獣出没中!山に近寄らないこと!)あ
山のふもとと山のふもとが重なってる、小さな町 「スビリテァ」
春になると、この二つの山のあいだからふうわりと花の香りをふくんだ心地よい風がはいってくる
そこには小さな魔法学校に通う魔法少女がいました
私は 「ミミイ」 10歳 まだまだ魔法の勉強中の女の子です
私はまだ魔法が未熟ですが怪獣を倒すための魔法を使ってはいつも魔法学校で魔法の勉強をしています。
今日は私が朝の当番なので早くきて学校の窓をあけます
窓をあけるととても気持ちいい風がはいってきて ほのかな甘い匂いが、教室中に広がってきます
ほんとは色はないのになんだかピンク色の温かな雰囲気を感じました
「ミミイさん、おはよーございます」
「先生!おはよーございます!!
担任の先生がきて挨拶をしてくれました
「いつも早くきて偉いですね 魔法の勉強もこのぐらいにしてくれたら嬉しいんですが」
「はい、ごめんなさい」
私は教室に座ると女の子達がたくさんはいってきました 魔法学校に通う私のお友達です
「さて、」
一呼吸おいて 先生は昨日起きたことを切り出します
「昨日 近くの山で怪獣が現れたそうです
そこでうちのクラスのフルーレさんが怪獣さんに顔を引っかかれて大きな怪我をしてしまいました 命には別状ありません
なのでみなさんも山には絶対に近寄らないようにしてください」
「よかった 命に別状なくて」
私はしばらくの間、頭をぐるぐるさせました
フルーレは私の親友でいつも登校したり遊んだりする仲良しの魔法少女なんです
そんなフルーレは私よりも魔法が上手でとっても強い そんなフルーレが怪我するほどということに驚きを隠せません
「怪獣には絶対会わないようにしょう」
私はそう 改めて心に決めたのです
「フルーレちゃんは大丈夫なんですか?」
皆瀬先生ははにかみながらも、答えます
「今日 学校に来ます」
「よかったねー!ミミイちゃん」
「うん!」
私は小さうなづいてて、フルーレちゃんが来るのも待ちました
「ガラン」
教室のドアが開きます そして観たことのない女の子が歩いてきました
「え?あ え?)
顔の全てが真っ赤になっていて身体があざだらけ 女の子はうつむいていたけれど、やがてゆっくり顔をあげて私のほうをみました
「おはよう。ミミイちゃん」
「え?フルーレちゃん?」
私はショックでした フルーレちゃんの声でやっと認識できる程度でした あんなにかわいかったフルーレちゃんが顔から血まみれでみる絶えない無残な顔になってしまったのです
「先生、これはどういう?」
「山で怪獣に顔を引っかかれて」
「治るんですよね?」
「怪獣の攻撃は私の回復魔法ではどうすることもできないのです」
私は全身の力が抜けて その場から崩れ落ちたのでした
それでも授業ははじまります 怪獣と魔法少女の戦いは今にはじまったことではありません ずっーと 私が生まれるずっと前から戦いが続いているのです
なので先生も何の気なしに授業をはじめる姿はもはや当たり前のことなのです
隣のフルーレちゃんをみていると 他の生徒もフルーレちゃんの方を見ているのがわかりましたの
顔ははれあがり 真っ赤なかたまりみたいです
その様子に。みんながクスクス笑うと、フルーレちゃんはこれ以上ないほど落ち込み 暗くなっていくのがわかりました
その様子に耐えきれなくなった私は、他の子の背中を思いっきり叩きました
「フルーレちゃんはなにも悪くないよ!いつも人間を殺す怪獣さんが悪いんだよ!」
私はこれ以上ないほど激怒しました その子は私の方を睨みつけるように言います
「山に近寄らないようにしてって言われたのに近寄ったからだろ?フルーレが悪いんだよ」
確かに昨日私たちは山に行きました でも怪獣さんをみたいという興味本位ではありませんでした
真面目なら人はわからないかもしれません
山には なんでも願いが叶うというブルーサファイアがある
それをフルーレちゃんは欲しかったのです




