2024/12/11 【フェイテルリンク・レジェンディア】
【フェイテルリンク・レジェンディア】
誰もが名前も覚えてない究極のぼっちが実は凄腕のプレイヤー、という話。
初戦を見ただけですが、面白いです。
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それはともかく、ビジネス書の【「時間術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。】という本の目次をつまみ食いして、面白そうだなー、でも目次でお腹いっぱいだ、という感想。時間術に関心があれば何度か目にしたであろう話を書いてあります。
それはそうと、漫才のインタビュー記事で【『M-1』予選で"完コピ"衝撃作が話題】という記事があったが、古典漫才というカテゴリ、通なら知っているネタをいろんな人が演じるっていう古典落語みたいなムーブメントがあってもおかしくないという感性。それだけ漫才にも歴史が積まれているんだな、と。
小説で言えば、アニメにインスパイヤされた「知らない天井だ」というセリフが出てくる作品のなんと多いことか。
あと、はてなブログで見かけたブログ記事、【チャーマーズ「概念工学を概念分析し、概念工学する」の要約】が面白い。
普段、意識せずに使っている概念の枠。それを改善し、実用に耐えうるか試し、新しさが役に立つかを評価する、というメタ哲学の話らしい。
概念工学とは、①設計する②実行する③評価する、の流れで行う。設計とは定義のことで、その概念を使うときのルールを決めたりする。実行では、実際に使って感触を確かめるということ。評価では、結局、その概念を使うことで何らかの新しい体験、進歩、ひらめき、問題解決、などといったことを促すか、を評価する。
例えば、先に述べた漫才の話を例に取ると、普通に考えるとネタのパクリと考えるのが今までの感覚で、それを古典漫才、としてネタの属人性を分けて、演者による表現の違いを楽しもう、という概念を、視聴者や客に提案して理解してもらおう、というアプローチなわけで、古くからある業界の通念を壊すのはとてもエネルギーを必要とする。
しかし、この概念は、演者にネタ被りが生じたときに、肯定的に受け止める人もでてくる効果があるかもしれない。とにかく、やってみないとわからない、ということ。
さて、【フェイテルリンク・レジェンディア】のこと。すぐさま【千早ちゃんの評判に深刻なエラー】n3141huを思い出しましたが、設定がSFで主人公がコミュ障、くらいの共通点です。多分関係ない。
WikipediaのB&Bの項目の、評価のところに書いてあるように、ボケとツッコミ、という新しいシステムをB&B、紳助・竜介、ツービートがこぞってパクった、という話だが、ネタの構造をパクった、という話であって、それぞれが自分にあった形にネタは作っていた。
例えば、「知らない天井だ」という表層的なセリフのパクリはオリジナリティがない、と反応されるか、定番ネタだな、と消化されるか。【「時間術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。】は、人の本をパクって恥ずかしくないのか、と思うか、時短になるとありがたく思われるか。
小説の、設定の雰囲気が似ている、というだけでは、こじつけと考える人もいるかな。