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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

大好きなお父さん

作者: ねぼすけ



お父さんはずっと笑顔を向けてきます。


だから私も笑顔を返しました。


お父さんは色々なものを使って遊んでくれます。

二人で仲良く笑顔になれます。

嬉しいです。私はお父さんが大好きです。


やっとお父さんの所まで歩けるようになりました。それが嬉しくて、お父さんに笑顔を向けます


あれ?お父さんの笑顔がおかしいです。

いつもはもっと笑顔なのにどうしてだろう?


私と同じぐらいの子がいっぱいいる所に行きました。知らない人で怖かったです。

そこにはお父さんと同じくらいの人もいました。

その人は優しそうで安心しました。


とっても長い時間が立って

お父さんが迎えにきてくれました。

そこであった楽しかったことをお父さんに自慢します。

私は笑顔なのに、どうしてお父さんは悲しそうな顔をするのでしょう?

私が笑うとだめなのでしょうか?


次の日、お父さんと私の似顔絵を描きました。

笑顔の絵です。これを見せたらきっと笑ってもらえる筈です。上手く描けました。楽しみです。


お父さんに渡しました。


どうしてでしょう?

絵のように笑ってくれません。

私が泣くと、お父さんも泣いてしまいました。


どうしたらお父さんは笑顔になってくれるのでしょう?

その日からお父さんは私と目を合わせてくれなくなりました。

笑顔がみれません。悲しい顔も見なくなりました。


とってもお外が暗い時ににトイレに行きたくなってしまいました。

怖いです。おばけが出たらどうしよう

お父さんに助けてほしいです。


仕方ありませんお父さんを探しましょう

お父さんはご飯を食べる所にいました。

少し酒臭いです。

でもこれでもう安心です。

お父さんについてきてもらいました。


扉の前にはお父さんが守ってくれてます。

お父さんさえいれば

私に怖いものなんてありません。

どうして笑ってくれないのか

聞いてみましょう。

簡単なことです。お父さんに聞けばよかったのです。


お前をみてるのが辛い


なんということでしょう。

お父さんの笑顔を奪ってたのはどうやら私のようでした。結構ショックです。

私がお父さんを悲しませていたみたいです。

私はお父さんが大好きです。

いつも笑っていて欲しいんです。

仕方ありません。どうにかして大好きなお父さんの笑顔を取り戻しましょう。


暗い暗いお外を一人で出てみました。

きっとバレたら怒られてしまいます。

なんだか少し大人になった気分です。


私でも、背伸びをすればエルベーターのボタンが届きます。

ですが、一番上の階には手が届きません。

でも安心してください


私は、考えているのです。

私用のイスです。

これがあれば手が届きます。


少し運ぶのが大変だったけどやってやれないことはありません。

とても高い所まで来ました。でも目の前に壁があります。どうしましょう。

イスがありました、とても便利です私のイス。


とても綺麗な夜空が目の前に見えました。

この景色はお父さんと一緒にみたいですね。

下のほうから、

大好きなお父さんの声が聞こえます。

私を呼んでいます。


これは怒られるやつですね。

私は笑顔が見たいのであって、怒られたいわけではないのです。


すこし急ぎましょう。


ここからジャンプしたらきっとものすごく痛いでしょう。

擦り傷でも泣いてしまう私ですが大丈夫でしょうか?


でも私は怖くありません。だってお父さんに笑顔が戻るのなら頑張れます。

ファイトです私。


やりました。案外飛べるものですね。

鳥さんの気持ちがわかるようなわからないようなよくわかりません。だって落ちてるだけですし。


さすがに落ちた時はとても痛かったです。泣きそうです。きっと泣いてます。


向こうの方からお父さんが走ってきます。

お父さんの走る姿なんて初めてみました。

少し嬉しかったです。

これでお父さんの笑顔が戻ります。

お父さん 私はお父さんの笑顔が見たかっただけなんだよ??

眠くなってきました。でもお父さんがいるから怖くありません。

お父さんのお顔は泣いています。

残念です。最後ぐらいは笑顔をみたいものです。

おやすみなさい。大好きなお父さん。








エピローグ


ピチャン...ピチャン....


なんだか音が聞こえます。

雨の音でしょうか??

そんなにたくさんの音ではないですね?

わかりました。キッチンの水道から水がポタポタと落ちる音に聞こえます。

ってことは私は、キッチンにいるのでしょうか??でも美味しそうな匂いはしません。

なにか臭いです。


目を開けると目の前には大きななにかがいました。

見間違えるはずがありません。


大好きなお父さんです。

もう会えないかもと思ってただけにすごく嬉しいです。

抱きつきたいのに体が思うように動きません。とても痛いです。


あっお父さんが私に気づいてくれました。

お父さんに笑顔を向けます

私はいつだってお父さんに笑顔をあげたいのです。


お父さんが泣いています。

お父さん笑ってください

笑顔です笑顔

私が見たかったのはそんな泣いてる顔じゃありません。

お父さんは泣きながらも笑ってくれました。

昔見た哀しそうな笑顔じゃなく

優しい笑顔でした。


読んでもらいありがとうございます。

拙い点が多々ありますが、よかったら感想も待ってます。


次からは、コメディな転生物を書きたいと思っておりそちらも楽しみにしていてください。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ストーリーの背景を色々想像しつつ、微笑ましくなったり、切なくなったりしながら読み進めました。いかにもありそうに思わされる展開に胸が苦しくなりました。 [気になる点] おそらくは幼児と思…
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