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聖女派遣いたします  作者: ゆうゆう


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手紙

「手紙…それも3通ですか」


「そうです。これはウベズェルの国王、宰相からこの聖女派遣協会に謝罪とお願いの手紙。

そしてもう一通はフランチェスカさんに騎士団団長のトレビス殿から」

そう説明してくれます。


「私宛てですか?」

トレビス団長からって、なんだろ?

さすがに10日やそこらでは回復薬がなくなることはないだろうし…

となるとあの馬鹿のその後の報告かな?



「宰相である、ロンバル公爵からはあなたに対する謝罪と言い訳の数々が書かれています。

国王陛下に至っては自分の息子の愚かさを悔やむ様子とそんな息子に振り回されている自分を悲観している女々しい手紙です。

だから、どうしたってもんですよ」

あれあれ、また怒りが再燃しているようです。


まぁ分からなくはないですけどね。

私が戻って来た次の日にはウベズェル国の宰相宛てに支配人が送った契約違反による契約終了の通知と抗議の手紙が届いていたはず。


セバスさんは手紙に私が付けていた魔法具の発動履歴も一緒に送ったようです。


そして、2年に渡りここまで聖女を性的に不愉快にさせた国など聞いたことがない。

そのうえ今度はその身を守る魔法具を外して来いなどと、何の目的で聖女を要請するつもりだ。

と大変激怒している事を隠さない内容の手紙を出していた。


これを見た宰相は直ぐ様、謝罪と再契約を願う返信を寄越したがセバス支配人は断固として首を縦にはふらなかった。


その為に今度は国王陛下の泣き落としの手紙が一緒に送られて来たようだ。

それもセバス支配人の一蹴で終わっている。


「そちらはあなた宛てなので、内容はわかりません」

とセバスさんは言うけど、とても気にはなっているご様子。


しょうがないからここで開封しますよ。


トレビス団長の手紙には、最後に団員全員でちゃんと別れが出来なくて残念だった事。

次の日にミーナが王子のせいで最後の挨拶が出来なかったと泣きながら怒っていた事。


ここからが本題、さすがに王子のやらかしには誰も同情せず、そのまま王族の謹慎部屋に軟禁されたらしい。

その後に届いた聖女派遣協会からの抗議文と契約終了の通知に国のすべての貴族から王子の厳罰が求められた事でもう国王陛下も庇い立てが出来なくなった事が書かれていた。


遅いくらいですよね。

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