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聖女派遣いたします  作者: ゆうゆう
16/16

あれから10日経ちました

聖女の国に帰って来て、10日が経った。

その間、ドーリスとセバスさんは何度も私がゆっくりと休養しているか、確認に来た。


帰って来たばかりの時にドーリスが宣言通りセバスさんに山小屋での話をするから、めちゃめちゃ小言を言われ、

「あなたは何でも1人で解決しようとする所があります。

それは美徳でも何でもなく、最後には我々の迷惑にもなり得ます。

全てちゃんと報告、連絡、相談は大事なのですよ」

と渋い顔で言われ、2週間の絶対休養を言い渡されてしまった。


「えー」

と不満の声を上げたが。

「1ヶ月でもいいのですよ?

普通は年単位で活動した聖女は3ヶ月は次の仕事まで空ける約束でしたよね?」

と脅された。


そんなに長く何もしなかったら、カビだらけで使い物にならなくなりそうだ。

ほんとなら、直ぐにでも次の仕事に行きたいのに。


そう考えながらも渋々休養を続けていると、統括責任者兼支配人のセバスさんから呼び出された。


ちゃんと休んでいたのに、私何かやったかな?


ちょーとだけ、新人のたまごちゃん達を誘って、森に薬の材料取りには行ったけど、あれはピクニックの次いでだし。


それかラウラが国外れの谷にサンドスパイダーを駆除しに行ったのを付いて行ったのがバレたかしら?

でもあれは散歩の次いでだし。


うーん、言い訳するような事はいっぱいありすぎて何の件が分からない。


「まっ、いっか」


あまり深く考えないでおこう。


「お呼びですか? 支配人」


「フランチェスカさん 

ちゃんと休養していますか?」


「はい、仰せの通りに」


「嘘仰い! あなたラウラに付いて行ったそうですね?」


やっぱりその事か。

「あれは、散歩している時にラウラに会ったんですよ。

久しぶりだったから、お喋りの次いでにラウラに付いて行っただけです」


「全くよく回る口ですね。

まぁ いいでしょう。

今日呼んだのはこれを見せる為です」


何だ、そっちは本題じゃなかったのね。

ちょっとホッとした。


で、何々? これって…。

「手紙… ですか?」


テーブルには3通の手紙が置いてありました。

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