表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伯爵令嬢は狙われている  作者: 屋月 トム伽
死竜のドラゴニアンシード
94/252

旅行に行きます

昼食の後、クライスはご機嫌で執務室に戻って来た。

「マルク、旅行何だか、シャニーの街はどうだ?丁度、シードの調査に近々行く予定だったし、あそこは陛下の別荘があるんだ。」

「ああ、それなら丁度いいですね。調査するにしても、ホテルより気が楽です。」

どうやら、シャニーの街の近くの洞窟に新しい通路が見つかり、シードが眠っていると噂になっているらしい。

ドラゴニアンシードだと、悪用されない為に国から調査と保護の依頼がきていた。

旅行の支度の為、出立は二日後となった。


旅行当日、リアは動きやすい服がいいと、貴族の娘が着るようなワンピースではなく、ミニスカートにレギンスというような、冒険者のような服装にした。

「リアは、何を着ても可愛いな。」

クライスはご機嫌でリアとマルクと馬車に乗り込んだ。

「できれば、俺は、使用人達と同じ馬車にしてほしかったんですけど。」

使用人達の馬車は五人乗り込み一杯だった為、マルクは渋々クライス達の馬車になった。

マルクはクライスの溺愛ぶりを見てると時々ブリキ人形のようになるし、二人の邪魔をしたくないので使用人達の馬車に乗りたかった。

「はぁ、」

マルクが思わずため息をすると

「何だ?悩みでもあるのか?」

クライスはどうしたのかと聞いた。

「同じ馬車なんですから、少しは控えて下さいね。」

マルクが二人を見て言った。

すでにクライスはリアを抱き寄せ、肩から手を回して、リアの手を握っていた。

「そうですよ。先は長いんですから、この体勢のままはちょっと。」

リアが照れながら言った。

二人に言われて、クライスは抱き寄せるのはとりあえず止め、手を握るだけに我慢した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ