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狙いは…
クライスside
クライスはマルクが言っていた村外れにつくと驚きを隠せなかった。そこには樽の中に大きなクリスタルと小さなものから拳程のクリスタルが入っていた。
(このデカイのは霧のシードか。この回りの小さいシードで魔力を送り霧のシードを補ってる?これを置いたやつは何処だ?霧の魔力でミストハウンドは現れたけど俺個人を狙ってるわけじゃないようだった。村人は全員逃げたんだろうし、誰にも会わなかった。そもそも村人を狙ってるなら逃がさないはずた。この村に残ってるのは俺とあとはリアだけなんじゃないか?まさか!?)
踵を返し急いでリアの元へと走った。霧から具現化したミストハウンドを風魔法で吹き飛ばし止まる事なく走り続け、リアの元に戻るとそこにリアはいなかった。あるのはシードであろう壊れた魔石のブレスレットが落ちているだけだった。