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伯爵令嬢は狙われている  作者: 屋月 トム伽
死竜のドラゴニアンシード
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3ヶ月前の出来事

リアside


3ヶ月前の邸での出来事






夕食も終わりランプの明かりの中風通しのよい離れでお茶を飲みながら読書をしていた。すると霧が急に立ち込めて来た。なぜ霧が?と思うと屋敷が慌ただしくなったのか騒がしさを感じた。悲鳴も聞こえ始め異常事態ではと思い始めると、バンとドアがいきよいよくあき、思わず、ビクッとした。


「リア、逃げるぞ!伯爵は、お父上も兄君も殺された。敵の目的はお前だ。お前のドラゴニアンシードを狙ってる。」


「!?」


先生が血相を変えてやって来たその瞬間先生の後ろの壁がドカン!?と爆風と共に打ち砕かれ粉塵の中から灰色の髪の男がやって来た。まるで死神のようで恐ろしく感じる。先生と私は爆風で壁に叩きつけられていたが何とか逃げる為に不意をつかなくてはとブレスレットのシードに魔力を込めた。


「ドラゴニアンシードを持つ娘はお前だな。」


そう言い不適な笑みを浮かべながら灰色の男が近付いてくる。壁を背に男と壁に挟まれ、近づいた瞬間シードに魔力を込めたまま男を殴った。だが拳は男に届いておらずその腕を捕まれてしまった。私は思い切り相手を睨み付けていた。


「おい、結界の中にいる奴らに手がだせん。どうする?」


壊れた壁から赤髪の男が一人やって来た。


「そこら辺に俺が吹っ飛ばした魔導師がいる。そいつが張った結界だ。アラン、霧の傭兵団の団長だろ、後はお前が何とかしろ。」


灰色の男が赤髪に向かって言った。


「グッ!?」


灰色の男が違和感を感じたのと同時に私の体が光の筒につつまれる。転送魔法だ。


私はハッとした。先生だ。


「先生!やめて!?私も戦う!」


「きゃあ!?」


右の脇腹に鋭い痛みを感じた。


「絶対逃がさないぞ!」


灰色の男は聖なる転送魔法の光に痛み、リアは右脇腹の痛みに耐え、そのまま私は転送された。



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