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二人の夜
部屋に戻るとリアは緊張して固まってしまった。
「リア、ベッド行こう。」
クライスが後ろから抱きしめ首筋にキスをし、耳元で囁く。
(どうしよう!私初めてなのに。
でも、
クライスから離れられない。)
リアはクライスの胸に抱きつき、クライスが包み込むように抱き締める。
クライスはリアをお姫様抱っこし、ベッドへと連れていった。
「リア、怖い?」
クライスはリアを見つめて聞いた。
リアは首を振った。
「リア、愛しているよ。」
クライスの言葉にリアは全てを受け入れた。
二人は夜を共にしたのだった。




