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伯爵令嬢は狙われている  作者: 屋月 トム伽
死竜のドラゴニアンシード
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何もしないから

真夜中、解呪が終わりマルクの中にスッーと光がシードとともに吸い込まれるように入っていった。

「これで解呪できました。印は消えましたよ。」

「ありがとう、マルク。本当に感謝します。」

リアは両手を握り祈るようにマルクにお礼を言った。

「体力は落ちてますから、1日はゆっくり休んで下さい。クライス、部屋でゆっくりさせて下さいね!」

クライスに念を押すように言った。


ゆっくり休もう、とクライスが部屋に連れて来たが、部屋につくとベッドが一つしかない。解呪前のお風呂に来た時は気がつかなかった。

(考えてみたらホテルじゃないんだからクライスの自室にベッドが何個もあるわけないよね!)

部屋の入り口で固まっているとクライスが後ろから抱きしめて来た。

「大丈夫、何もしないよ。俺はソファーで寝るから、リアはベッドで休んで。」

(えっ、このソファーに!?)

「クっ、クライス大きいからソファーからはみ出すんじゃ、私がソファーで寝るから」

「リアをソファーで寝させられない。おいで。」

ベッドへと連れていかれなすがままに布団をかぶせられる。メイドがきちんと手入れしているのかフワフワだ。

「クライス、やっぱり私がソファーに」

と言った所でクライスの人差し指がリアの唇に当たる。

「じゃあ一緒に寝る?何もしないから。」

リアは布団をガバッと顔にかけ、うん、と小さく返事をした。

クライスもベッドに入りリアを腕枕する。

リアはドキドキが止まらない。

(クライスがずっとこっち見てる!?

顔が見れない!?)

「リア、キスしていい?」

クライスはリアの返事を聞くまでもなくリアにキスをし、そのまま抱きしめ、二人は眠った。


R18では最後少し変えてます。


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