クライスはキレます
「セフィーロ、よけろ!?」
クライスがセフィーロの後ろの魔物を風で切り裂いた。
セフィーロは息づかい荒く近いてくる。
「あんた大丈夫か?何でこんな所にいるんだよ。」
クライスが声をかけても知らん顔をした。
クライスはつけてきたのかと呆れた。
セフィーロはリアに近づきいきなり殴り、怒鳴り始める。
「何でこんな所にいるんだよ!お前のせいで魔物に襲われたんだ!?このバカ!」
クライスは血が昇り、いきよいよくセフィーロを殴る。
「ふざけんな!!お前が勝手についてきたんだろ!?」
「リア、大丈夫か?」
優しくリアを起こすとリアは歯を食いしばり泣いていた。
セフィーロは魔物と殴られた事にパニックになり逃げ出した。
そしてすぐにまた「うわぁぁ」と叫び声が聞こえた。また魔物が近づき、丘の上からは気づかなかったが断崖のような場所がありそこから落ちようとしていた。
二人は助けようとして近づくとあまりのパニックにリアを突き飛ばした形になり、リアは崖から落ちた。クライスはリアを助ける為迷わずリアの後を追う為飛び降りた。魔物も二人を追いかけ飛び降りた。
クライスが持っていたカンテラはセフィーロの側に落ちていた。




