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伯爵令嬢は狙われている  作者: 屋月 トム伽
死竜のドラゴニアンシード
29/252

ヒューゴの見廻り

(陛下は休まれたな。クライスの様子も見てから休もうか。)

ヒューゴはクライスの部屋へと歩いていた。すると二階の廊下に護衛隊の副隊長のダグラスがいた。ダグラスは今回自分が隊長に選ばれると思っていたがヒューゴが隊長に選ばれ、何故だ、と納得がいかなかった。

「ダグラス殿、もう休まれたのでは?」

ヒューゴが声をかけると不機嫌そうな顔をした。すると伯爵がヒューゴに説明する。

「ダグラス殿は以前私の娘に制御魔法をかけて頂いて、その時のお礼を述べていたんですよ。」

「制御魔法?」

「魔力が高いのにコントロールできず困っていたのです。」

(そう言えば魔力が高いとか言っていたな。)

「では今は魔法を習っているのですか?」

「ええ、でも、セフィーロが言うにはまだまだだと。」

「息子さんは娘さんより年上ですよね?

息子さんと同じ授業を?息子さんも魔法をたしなんでいるんですか?」

「ええ、息子の家庭教師が来た時に一緒に習わしています。」

(10才の子が理解できる事と8才の子が理解できる事は違うだろ。)

ヒューゴは突っ込みたかったが黙っていた。

「ダグラスと積もる話もあると思いますので私はこれで失礼します。」

そう言いヒューゴは去って行った。

リアに対する家族の愛情を疑いながら。



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