第3話 メールとギフト
僕、ロボットとかが大好きなんですけど
自分的にはガンダム.....とかよりかはダンボール戦機とか魔神英雄伝ワタルの感じのロボットの方が好みですかね。これから本編始まります!
真っ白な空間にただ1人、誰もいないし何もない。寂しいはずなのに少し暖かい。ここは一体どこなんだ.......確か俺は寝てたはずじゃ........。
「目が覚めたのですね。」
するといつの間にか目の前に青い髪の少女が立っていた、俺より身長が低く、優しそうな笑顔でこちらを見つめる。
「君は?てかココどこ?」
「私の名前は.......今は言えない。そしてココはこの世界のどこかにあるいつかの空間.........。」
どこかにある.......いつかの空間........。ダメだ分からない。
まだ夢って事でいいのかな?
「貴方に忠告があるの..........。」
「忠告?」
「そう.......貴方はこれから「ある街」へと向かう事になる。その街で貴方はたくさんのプレイヤー達と出会い、戦いへと巻き込まれてしまう。」
「え?それどういう事!?」
その時だ、先ほどまで澄み切っていた白い空間に霧のようなもやがかかり、少女の姿を隠していく。
「............そろそろ時間みたい......最後の忠告....「王様」には気をつけて......。」
どんどん霧は深くなり少女の姿が見えなくなる寸前に少女はそう言い残し立ち去ってしまった。
「ねぇ!待...........。」
バタ!!
「ハァーハァーハァー..........。」
気がつくと俺は目覚めていた、やっぱり夢だったのか.........。自分の身体からは汗が吹きだしており、まるで悪夢を見たかのようになっていり。
心臓の音もいつもより速く感じる。
周りを見渡してみるもあるのは木々と岩と昨日の焚き火跡、これも夢じゃなかった.......いつもだったら自分の部屋のベッドから起き、学校に行くはずなのに........。
「やっと起きましたか?」
すると近くの岩で座ってリンゴを食べているメガネ君が話しかけてきた。
なんでリンゴ食べてるんだろ?お腹空いたのかな?
「おっおはよう.......。」
「おはようございます........。あっ....。サナさんおかえりなさい。」
後ろを振り返ってみるとサナさんが何かを持ちながらやってくる。
なんか嬉しそうなしているな........。
「ただいまー!お!リオ君もお目覚め?おっはー!」
「おっ...おっはーーです。」
「どうしたんですか?そんな嬉しそうな顔して?」
「ふふふ......なんとね..みかんを見つけてきました!!」
そういうとサナさんは俺とメガネ君にオレンジ色の大きいみかんを手渡す。
みかんだ........としか言いようがない。
「そういえばリオ君うなされてたけど悪夢的な何か見たの?」
「え?」
確かに起きた時、汗が凄かったし、心臓の音も大きくまるでマラソン大会のような辛さを感じた。夢の内容を思い出してみる.........しかし何も思い出せない。
「すみません.......夢の内容.....忘れちゃいました......。」
「あるあるだよねー分かるよ!いい夢見たはずなのにどうしても思い出せないって事あるもん!」
「あはは.....この場合だといい夢だとは思えませんがね。」
そういうと2人は先ほどサナさんが持って帰ってきたオレンジを美味しそうに食べ始めた。ほんと夢の内容ってどうして忘れちゃうんだろ.........。
王様...........。うん?なんでこの単語が出てきたんだ?
するとその時だった、どこからか音楽が聞こえ始める。
メールだよ♪メールだよ♪
「何この曲........。」
「なんかデバイスから鳴ってますね.......。」
メガネ君の言う通り確かに俺たちの右腕に付けられたデバイスから音が鳴る。
画面をタッチし「メール」と書かれたアイコンを見てみると通知がきていた。
「みてみよう.....。」
そのアイコンをタッチすると「運営から」と書かれたメールが1通。
「運営?」
「運営とかあるの?」
メールを開いてみる。
運営からプレイヤーの皆様へ
ギフトというアイテムの入った箱を新しくエリアにランダムで配置いたしました。配置場所はマップにて確認できますのでよろしくお願いします。
今後ともMetal Blood Worldをよろしくお願いします。
メールはこれで終わっていた。文、短いな.........。
「ギフト?」
「宝箱みたいな物でしょうか......。」
「見てみて2人とも!マップに載ってるよ!」
すると空中にマップがステータス画面の時と同じように浮き出される。
マップを見てみると赤色の丸が俺達のいる位置で、紫色の丸がギフトのある場所を示している事が分かった。
「何個かギフトが置かれている場所があるね。」
見る限り5個くらいギフトが置かれている場所がある、その全てがこの大きな森の中の開けている場所であった。
「どうしてこんなに木が生えているのに、ここだけ草木が一切ないのか分かりましたね。」
「なるほどーつまりこの開けた場所は元々ギフトが置かれる位置だったんだね。ねぇねぇー。」
「なんですかサナさん?」
サナさんはマップに映し出された1つの紫色の丸を指差す。
「こことか近そうだから行ってみない?」
「うん、そうですね行ってみましょう。ここから先どんな強いモンスターに会うか分からないし、アイテムは必要ですもんね。」
「よし!じゃあ行ってみましょう!サナさん!メガネ君!」
そしてマップに指す場所を目指し森を歩く事10分
「ねぇ!なんか開けた場所が見えてきたよ!」
サナさんがはしゃいでいる、本当楽しそうな人だなー。
「ちょっとサナさーん、はしゃぎ過ぎてこけないでくださいよー。」
とメガネ君は先ゆくサナさんに声をかける、こっちはなんかお母さんみたい。
「え?」←一応サナさんは最年長
「でも何か見えてきましたね。あれがギフトでしょうか?」
「なんか......宝箱というよりかはデカイような......。」
「なんかに似てるな.......あっ!あれだ!コンテナだよ!」
すぐそばまで近づくとギフトの大きさがどれくらいかがすぐ分かる。
これはコンテナという例えが正解だ。てかコンテナそのものなんじゃ........。
「よし!誰もいないし開けに行こう!」
「ちょっと待ってくださいサナさん!何かいます!」
メガネ君の呼びかけでサナさんはギフトに向かおうとする足を止めた。
「どうしたの?」
「あそこを見てください.......。」
メガネ君が指差すコンテナ......じゃなくてキブトの奥を覗く。そこにいたのは大きな動く岩の塊?
「ゴーレムってやつだね。ファンタジーっぽい!」
「コンテ......じゃなくてギフトを開けようとしたら気付かれて襲われそうですね......。」
「じゃあどうするのメガネ君?ゴーレムが立ち去る気配なんてないよ?」
ゴーレムはまるでギフトを守るかのように開けた場所だけを徘徊する、俺達が木のそばにいる事がバレるのも時間の問題だ。
「それじゃこうしよう!私とメガネ君がロボットの姿になってゴーレムの注意をひくからリオ君がコン...ギフトの中身開けてきて!」
「え?」
「じゃあ、そうしましょうか。あとよろしくお願いしますねリオ先輩。」
そういうと2人はデバイスの画面を使い人の姿からロボットの姿に変わり、そのままゴーレムの方へと向かってしまった。
「ちょっと待ってくださーーーーい!!」
聞こえていないのだろうか........。もうギフトに向かうしかない......。
俺は立ち上がりギフトの入り口のような場所へと向かう。
「どうやって開ければ......うん?」
閉じられたシャッターのようなドアの横の壁に手が描かれた板ようなものが貼り付けられている。まさか........。
俺は自分の手をそこに重ねる.....すると赤いセンサーが光り始め、ギフト全体が青く光り始めた。
プレイヤーIDを確認 ロックを解除します
ガチャ!ウィーーーーーンガチャ
「あっ開いた.......。驚いてる場合じゃない中身のアイテムを取り出さなきゃ。」
俺は開き切ると同時にギフトの中に入る、そこに置かれていたのは6個ほどの宝箱.......この中にアイテムが.......。
俺が近くに置いてあった宝箱を開けようとしたその時.......。
俺の目の前に昨日見たようなステータス画面が表示される。
そこには俺のステータスの他にサナさん達のステータスも表示されており、サナさん達のHPがどんどん減っていっている。
「どういう事だ........。」
確か、通話機能もあったはず!俺は急いでサナさんに通話する。
プルルルル ピッ
かかった!
「大丈夫ですか!ものすごい勢いでHPが減っていってますけど!」
「たっ......たぶん...大丈夫じゃない....ごめん捕まっちゃった...。」
「なっ.....えーーーー!!」
かなり大変な事になってしまったぞ、これは........。
おまけコーナー1
リオ「今回紹介するモンスターはこれだ!」
ドックン!リザード!!
サナ「リザードはトカゲのような姿をした二足歩行のモンスターだよ!」
メガネ君「群れで行動するのを好み、尻尾がナイフのような鉄でできています。」
リオ「俺も初日に出会った時怖かったなーーサナさん!昨日は助けてくれてありがとうございました!」
サナ「どういたしまして!」
おまけコーナー2 「ご飯」
サナ「お腹すいたなー。」
メガネ君「リンゴや焼き魚ならありますよ?」
サナ「そうじゃなくて!私1週間くらいそれしか食べてないのー。もうサバイバル料理飽きちゃったなー。」
メガネ君(名前サバイバーなのに?)
サナ「ステーキとか食べたい!メガネ君料理とかできそうだから作ってよ!」
メガネ君「昨日サナさんが取ってきたリザードの尻尾肉ならありますけど、それでいいなら作りますよステーキ。」
サナ「うっ..........!リンゴと焼き魚で...我慢します......。」
メガネ君(街とか見つけたらステーキ作ってあげようかな)




