一章 プロローグ①
この回と次の回はただ主人公について語るだけです。
その次からちゃんと始まるのでよろしくお願いします。
『 昔々あるところに一人の若者がおった』
「 まぁ実際は寿命を長くするとか、不老不死にするとかそういう魔法をかけて歳は150歳。死なずずっと若い体のままの化け物になっただけなんだけど。まぁ今は関係ないか」
『うるさい』
『その若者の名は――』
「俺でーす。ウルグス・フィン・ブリザリカちゃんでーす。まぁこの名前長くて呼びにくいからみんなウルって呼んでるけど。実際俺もこの名前長くてめんどくさくて長いから嫌いなんだけど」
『うるさい、黙れ』
『その若者の名はウルグス・フィン・ブリザリカと言った。この男は魔の時代と呼ばれた時代に人間の王と魔族王妃の間に生まれた不貞の子だった』
「自分で自分の子供を不貞とかうける(笑笑)。あ、ちなみに俺の名前はウルグスが名前でフィンが父さん、ブリザリカが母さんの名前からとったものだから」
『うるさい黙れって言ってんだろ!次口開いたらぶん殴るぞ!』
「はは。面白い冗談言うね父さん。それで損するの父さんじゃん。父さんが自分から殴りかかって毎回俺の防御結界に弾かれて結局自分が怪我をするんだから」
『ウルグス。黙らないと転生させないぞ?』
「すみませんでした。それだけはやめてください」
『ったく。おっと失礼、話を続けよう。魔の時代とは街を歩こうとすれば魔物に襲われ各地ではいつも人間と魔族が戦争をしている。そんな時代だ。そんな時代で対立している人間と魔族しかもトップ同士で子供ができたことが世界に伝われば大問題だ。だから私と魔族の王妃――いやフィン・クラスタディとブリザリカ・アラベスはウルグスを最低限の知恵(大賢者並)と力(最上位魔法くらい)そして金(一生生きるのに困らないくらい)を与え、たった3歳の子供を魔の時代の中でも最も危険と言われ魔王が住んでいるとも言われている(本当は違うけど)インペルダムの森(ウルグスが6歳の時にうっかり消しとばしたため今はない)の入り口に置き去りにしたのだった』
「とまぁここまでが父さんの知ってる話。
そしてなぜインペルダムの森に取り残された俺が生きてるのかというと。
まずひとつ、俺は強かった。
父さんは最低限の知恵と力を与えたって言ってるけどこれは嘘。俺が父さんと母さんに与えられたのは人間と魔族の最上位までの魔法と人間と魔族の知識のすべてだったのだ!
いやぁほんと親バカだよねー。ま、そのおかげで生きられたんだけど。
俺はその力のおかげで森の魔物もある程度対処できた。だけど森の魔物は強かった。俺でも勝てないくらいに。
そこで俺が生きていたもうひとつの理由が出てくる。
そのもうひとつの理由は俺は魔法融合にとてつもない適性があったからだ。
俺らがいる世界、グラディオンは魔法がある。
この魔法は努力次第ですべての人間が使える。
そして魔の時代では実際すべての人間や魔族が使えた。それがたとえ赤ん坊でも……ていうか魔の時代は魔法使えないと生きていけないし。
だが魔法融合は違った。
魔法融合とはその名の通り魔法と魔法を融合することで新たに魔法を作ることができる。だが強力な魔法を融合するには絶大な適性がなければできない。さらに適性がなければ魔法融合をすることすらできない。
まぁ俺には関係ない話だけどね。
俺は魔法を融合しまくり最上位魔法より上のS級魔法や神級魔法を作りインペルダムの森で無双し、6歳の頃に森を消しちゃった訳。
……と、ここまでが森にいた頃の話でこれからが森をでて街で過ごし、転生魔法を創るまでを話すんだけどそれは次の回で。
じゃね。バイバイ」




