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魔王軍のアウトサイダー  作者: 海月くらげ
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番外編・資料

これがあれば少し分かりやすくなるくらいかなーって感じです

 この文章はギルドマスターが国から持ってきた依頼のレポートだ、まさか俺に来るとは思わなかったが・・・まあいい、まだ敵地だがここで書き記すとしよう。本書は俺が魔王軍のこと、そして魔王のことを潜入し調べたものの報告書だ。


 ーこの世界について

 まず魔王のことについて触れる前に念のためこの世界についておさらいしておく。

 この世界は「オーバーワールド」と呼ばれ巨大な大陸とその周辺が海に覆われてできている、周辺には小さな島国がありそれそれ自治権を持っている。大陸も国境が引かれそれぞれ国がある、魔法の研究が盛んな魔道国家「カサンドラ」、数多のギルドが設置され多くの冒険者で賑わう国「アミフィア」、教皇を長とする宗教国家「神聖ラザーラ国」、他にも大小様々存在するが代表的なものはこの3つだろう。これらに対抗し人間を滅ぼそうとするのが魔族で、魔族が支配する領域を魔族領という。

 ー魔族について

 魔族は根本的に人間と違う、低級なものはゴブリンなどから上級は悪魔まで千差万別だ、勘違いして欲しくないのは人間に協力しているエルフやドワーフなどは精霊と呼ばれている。また、ハーピィなど一部の魔族は人間と協力している、そのため簡単に魔族と言ったり国が魔族とさすときは大抵魔族領に住むもののことを指す。

 また、魔族は上級に行けば行くほど強く、頑丈になっていく傾向があるため上級魔族を討伐する際は軍が派遣されるか腕利きの冒険者に依頼が回ることもある。

 ーギルド

 ギルドはみんな知っての通り冒険者が所属する組合のようなものだ、それぞれのギルドの特色があり、お互い時に争い、時に協力しながら発展している。冒険者にはそれぞれランクがあり、GからSまである。Sランクは特に高い戦闘力と依頼達成能力が高いものに与えられるランクであるが、その難易度ゆえ取得者は少ない。Sランクはまさに英雄のようなものだ。


 ー魔王軍について

 さあ、今までおさらいをしてきたがここからが本命魔王軍についてだ。魔王の根城はもう知っているとは思うが城を中心に城下町を壁で囲んだ城郭都市であり、様々な魔族が我々と違いない水準で生活している。もっと世紀末してると思っていたので驚きだ、壁の外は魔王が自治権でも与えているのか魔族の街が存在している。

 さて肝心の軍だ、これも戦争中なので知っているが十傑と呼ばれる魔王に認められた実力者が指揮をとるそれぞれの部隊が存在する、軍を率いて実際に戦う部隊、足りない兵を補う部隊等々様々だ。ここら辺は人間と遜色ないだろう。

 ー十傑について

 十傑、ギルドのSランク冒険者と同じくらいの強さを誇る10人の魔族からなる魔王の手足。こいつらに何度辛酸を舐めさせられたか・・・特に隻眼のヨボヨボジジイのダークエルフ・・・。まあこいつらに関する情報はあまり集められなかったからな、魔王についても然り。

 ー十傑専用の武器について

 こいつは遠巻きに聞いただけだが十傑専用の武器があるらしい、なんでも十傑たちの魔力や魂の色、能力なんかを考慮しそいつら専用に作られた武器たちのことだそうだ。専用というだけあってそいつら以外には扱えないらしい



 以上で今回のレポートを終わる、正直わかったことなんて微塵もないし本当に知りたかったことは命を失う覚悟をしなければいけない、少しわかっただけでも御の字だろう。そういえば魔族領の端っこの方にあった森の中に館があったな、追加で少し調べておくとしよう

 

 追記

 城から離れた位置にある魔族領の端、そこに存在する館。みたところ住人は2人しかいないようだ、偉そうな男とそいつに従順なメイド、特筆すべきは男の腕。なんだあれは?明らかに正常な腕ではない、種族は人間に近いようだが・・・さっぱりわからん。

 


 あいつは化け物だ、この森に存在していたフォレストウルフ・・・・Aランク冒険者でも苦戦する魔物の群れを簡単に殲滅してしまった、さらにそいつらのクイーンを殴り殺してしまった・・・早く戻って報告せねば。

この報告書を書いた人はSランクの人です、ちゃんと生きて帰ってきています。今後物語に出て来るかは未定

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