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魔王軍のアウトサイダー  作者: 海月くらげ
10/23

接敵2

サブタイを考えるのが一番めんどくさい

 睨み合う2人と1人。しかしレクターはそれに飽きたのかエリンを2人の方に放り投げる、アレシアと呼ばれた女性は近くに駆け寄り治癒魔法を施す。

「くれてやるからさっさと消えろ。こいつ拷問しても何の情報も吐かなかったし。こんなゴミクズ吐かせるのに何手間取ってやがったんだか。」

「貴様っ!」

 青年がレクターに斬りかかるがそれを腕で防ぐ。

「喚くな、うるせえ」

 青年の剣をそのまま力任せに弾く、青年は空中で一回転し魔法陣で足場を作り勢いをつけ再度レクターに斬りかかる。その剣戟は振るわれるたびに速度が上がり輝きを放ち始める。

「『エクスカリバー』!」

 輝く剣と青年が一体化したかのような錯覚をみせる。少し距離を取った後猛スピードでレクターに突撃し鋭く切りつけた、それを受けたレクターの体は大きく吹き飛ばされ木に激突する。切りつけられた場所は皮膚が広範囲にわたり剥がれ、機械のパーツが露出している。

「・・・っ、やってくれるじゃねえか」

「エリンの受けた痛みはこんなもんじゃないぞ・・・!」

 青年はレクターを睨みつける。そこにウルと呼ばれた白魔道士が飛ばされてくる、身体中傷だらけになっており意識を失ってはいるが息はあるようだ、それと同時に上空から無傷のエヴェリーナが降って来る

「仕留め損なったか、だがウォーミングアップにもならんやつだ、殺す価値もない。さあ青年よ!存分に殺りあおうではないか!」

 槍を構え目にも留まらぬ速さで突撃する。直撃を受けた青年は大きく吹き飛ばされていく、それをエヴェリーナは嬉々として追いかけていく。

「・・・思う通り動けよ、どいつもこいつも。まあいいや、おい女。聞きたいことがある、拒否権はねーぞ」

「・・・嫌だと言ったら?」

 レクターに話しかけられたアレシアは睨みつけながら答える。

「拒否権は無えって言っただろうが」

 機械腕に内蔵された魔法陣を切り替え、地面から噴出するように魔法を発射する。それはアレシアではなく近くにいる満身創痍のエリンやウルのギリギリを狙って発射されていた。

「最初の質問だ、()()()()()()()()()()()

 アレシアは何も言わずまっすぐレクターを睨みつける。

「おいおい、怖い顔するなよ。反吐が出る。俺が裏切りが大っ嫌いだってわかってるだろ?ええ?アリバイ」

「いつ気づいた・・・」

「いつも何も怪しかったからカマかけただけだよ。ルイン(ババア)呪術(センサー)の反応は3人だったのに4人いて、人質がいても冷静に対処して。で、どっち?」

 アレシア、もといアリバイは何も答えない。いつまでたってもないも答えないアリバイにレクターはだんだんとイライラし始める。

「早く答えろガキ。俺はねぇ、忙しいんだ」

「・・・魔王様には感謝してるよ。こんな私を拾ってくれて、十傑にまで入れてくれた。けどね、人間と、ライト様と触れ合ってわかったんだ、魔王軍は間違ってる」

「誰が自分の気持ちを語れって言ったよ、てか馬鹿じゃん?どちらかの一面だけ見て今までの恩を全部アダで返すって。くだらねえ。さっさと帰って愛しの転生者様(ゴミムシ)と腑抜けてろ」

 それだけ言うとレクターはいつのまにか現れたポータルを使ってどこかへと消えていった。

 残されたアリバイは怪我を負った2人の治療をしながら残り青年ライトとドラゴンの女性を待つのだった。

わくどき登場人物紹介コーナー

レクター   本作の主人公の機械のおじさん いつか死ぬ

カイン    糸目の怪しいお兄さん いつか死ぬ

エヴェリーナ 魔王様ファンクラブ初代&現会長(数百年単位)いつか死ぬ


エリン    レクターにボコされたドジっ子 いつか死ぬ

アレシア   裏切りの女、正体は魔王軍十傑のアリバイ いつか死ぬ

龍の女の人  名前がまだ出てこない可哀想な人 いつか死ぬ

ウル     イキってエヴェリーナにボコボコにされた人 いつか死ぬ

ライト    イキリ転生クソガキ いつか殺す、絶対殺す


_______________________________


魔王様    本作の真の主人公。魔王軍内の最高責任者であり最高戦力。もはや魔族の枠を超えた神。彼が歩けば大地は割れ、数多の命が消える。デコピンの余波の風圧で山が消し飛び。未来を見通す目を持ち、音速で歩くことができ、月の1/3を蒸発させ、手札に5枚揃うとデュエルに勝利する。なんだかんだで安室ちゃんに似ている、むしろそのもの。

元安室ちゃん、現ヒムロック

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