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帰ってくるのがはえーよ! だらり現代生活記  作者: 国後要
なんてことのない現代生活という名の異常な現代生活
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タカヤは激怒しなかった。必ず、かの男の娘の衣服を除かなければならぬと決意した

「ところで、気になってた事があるんだ。多彩云々でタカヤも結構多彩だったと思い出してな」


「なんだ、早川」


「お前が何か異世界で勇者になったとかいう与太話はローザに聞いたんだが……ぶっちゃけ、お前強いの?」


 そういえば早川にアレコレ話した記憶がないのに特に反応がないと思ったらローザが話してたのか。

 ……そう言えば口止めしてないな。まあいいや。


「そうだな……オレがどれくらい強いかっていうと、石油タンカー1000隻分くらい強い」


「怪獣みたいな例え方をするな。パンチ力はイチローのホームラン50000本分か」


「イチローのホームラン50000本とか世界滅ぶだろ……」


 1本でも世界が滅びそうなくらいだっていうのに……。


「まぁ、真面目に話すと……そうだなぁ。現代の戦車1台の強さが100だとするじゃん」


「いまいち曖昧な基準だな。チハたんとか?」


「それ現代の戦車か?」


 第二次世界大戦で使われてた戦車だぞ、それ。


「まぁ、ここではエイブラムス戦車って事にしとく」


「おう」


「そこで現代の一般的な駆逐艦がまぁ、1000ってところかな」


「イージス艦とかだったら?」


「イージス艦は別に攻撃力高いわけじゃないから同じくらいだ。下手したらもっと低い」


 総合的な防御力なら上だと思うが、生憎と俺のパンチで沈むからな。

 あれはミサイルとかの撃墜力が高いのであって、謎衝撃波を撃ち落とせるようにはできてないし、装甲で耐えるような能力も無い。


「そこで第二次世界大戦頃の戦艦、まぁアイオワ級とか金剛級だが、それがだいたい3000ってところかな」


「現代の船より強いのか?」


「現代の船は装甲脆いんだ。昔の船は装甲厚いから、その分だな」


 砲撃戦なんかやらないから装甲なんてなくていいんだよ、あんなもん。

 そもそもミサイルの打ち合いの距離は数百キロとかだからな。砲弾が届くわけない。


「んで、オレの強さがどれくらいかっていうと私の戦闘力は530000です」


「あっはっは、またまたー」


「残念ながらマジだ」


 戦車とか100台同時に来ても本気パンチ一発で消し飛ぶ。

 戦艦とかも蹴り一発で轟沈だろう。


「……えーと、マジ?」


「マジだ」


「魔法の世界に……ドラゴンとかいたじゃん。それならどれくらい強いんだ?」


「そうだなぁ。魔法使わないタイプのドラゴンなら300ちょいってところかな。戦車数台を持ち込めれば互角に戦えるぞ」


 ボロ負けするか、圧勝するかのどっちかだけどな。

 距離取って打ち合いに徹する事が出来るなら戦車の圧勝。

 距離詰められたら戦車のボロ負けですね。


「魔法使うタイプのドラゴンだと、まぁ一般的に1000くらいにはなるかな」


「幼馴染がサイヤ人も真っ青な戦闘民族になって帰って来た件について」


「大丈夫だ、宇宙滅ぼしたりとかは出来ないから。あいつらさらっと銀河系滅ぼせるパワー発揮するしな」


「そうか……ならいいんだが」


 まぁ、地球をこの世から消し飛ばすくらいなら出来るけどな……。

 とは言っても、結構時間かかるから、サイヤ人みたいな真似は不可能だが。


「で、あの子供たちは異世界から連れて来た子なのか? それからルミエさんとかいう美女についても詳しく」


「ルミエはアリシアちゃんの護衛で……」


「秋穂さんって人は?」


「俺のお義母さん」


「またまた御冗談を」


「マジだ」


「うそん」


 残念ながらマジだ。


「なんだよもうなんだよもう。既に結婚してんのかよ……なんだよ、お前とかもう死ねよ」


「うっせーよ」


「異世界行ったら嫁もらえるとか何なんだよ。なに? 吊り橋効果的なアレ? ふざけろハゲ」


「うっせー。日本昔話なんざツル助けたら気立てのいい美女が嫁に来てくれんだぞ。命懸けで戦ったら惚れるくらい許容範囲だ」


「それもそう……なのか?」


 なんで納得するのかよくわからないが、納得してくれたらしいのでそれでよしとする。


「さーて、めんどくさい話してないでなんかしようぜ!」


「なにするの?」


「そうだな……走れメロスごっことか……どうです?」


「ごめん、なんでそれでごっこ遊びしなきゃいけないのかわかんない」


 まったくもってその通りだ。


「では、私はこう提案しましょう。羅生門ごっこをしましょう、と……老婆は無論ながらトモエさん!」


「それって暗に僕が年寄りって言いたいの?」


「そういうわけではありませんけど、女性役ですから……」


「確かに。トモエさんがぴったりだ。この性転換薬を飲んでもらおう」


 店主さんの意見に大賛成する。


「私が扮する男が老婆の衣服を剥ぎ取って逃げるわけですが……」


「待って欲しい! その役目は俺だ!」


「いいや私だ! 私にも譲れないものがある!」


 そこからはもう俺と店主さんの取っ組み合いの喧嘩に発展した。

 それでも、剥ぎたい衣服があるんだ!


「なんでこの二人こんなに本気なの……?」


「……トモエさんの衣服剥げるからじゃないですか?」


「僕はこの変態二人の事がよくわからない……」


 最終的に、トモエさんが大激怒して羅生門ごっこはお流れになった。

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