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帰ってくるのがはえーよ! だらり現代生活記  作者: 国後要
なんてことのない現代生活という名の異常な現代生活
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アホ話

 元の時間軸に帰って来て、ようやっと自宅に入って落ち着く。

 ああ、落ち着く……。


「タカヤ、店主さんとどこいってたん?」


「未来」


「ああ、新幹線乗って来たの。あれってもう名前決まったっけ」


「ああ、もうそういうことでいいや」


 説明めんどくせぇ。


「ところで、エロゲで無残何とか女騎士っていう方向性は飽きたんで、なんか面白いタイトル思いつかないか?」


「うーん……無残! オフィスレディ地獄の一か月~電話が鳴れば即出勤~」


「それただのデスマじゃね」


「ブラック企業だね」


 はぁ……ヒマだな……。

 ちろりと店主さんに視線を向ける。


「あー……昔々、ブツが捌けずに困っているバイヤーがいました」


「ふむ……ブツに火をつけるとバイヤーは多幸感の中で幻覚を見たんですね?」


「そして翌日、バイヤーは幸せそうな顔で冬の寒空の下、事切れていました」


「これはどう考えても麻薬中毒……」


「以上、赤ずきんでした」


「…………」


「…………」


「ヒマですね」


「そうですね」


 マジでヒマだ。なんかやることないかなぁ?


「ヒマだし、3人でサッカーやろうぜ?」


「人数足らないでしょう」


「あたしたちがやると超次元サッカーになるからやだ」


「じゃあ、小学生なら?」


「ボールが友達になるからやだ」


「でも、その小学生が女子小学生だったら?」


「相手がアイドルならばプロデュースせざるを得ない」


「だろ。つまりこれが男と女に対する意識の差ってやつだ」


「女が言われたら逆になるのかな?」


「眼鏡野郎との掛け算始めるからダメだ」


「それは一部の女だけだと思いますよ」


 なんてことを話していると、トモエさんがゲーム片手に部屋に入って来た。


「ねぇタカヤくん、君の昔のポケモンやってたら、ポケモンの名前がほとんど、そしてしね、で統一されてたんだけど」


「ああ、それで戦闘すると鬼畜トレーナーになって面白いんですよ」


「変な遊び方するね、君……」


「ドラクエの主人公の名前をもういいにしたりとか、ぼっきした、とかにしたりもしてましたね」


「僕は3なら、主人公の名前を、あぁん、にして始めた事はあったかな。ルビス様の喘ぎ声聞けるからお勧め」


「天才過ぎ」


 トモエさんも割とアホなことやってるんだなぁ。


「あー……ヒマだなぁ……」


「そんなにヒマなら、美少女変身ヒロインものでなんで正体がバレないのかについて考察してみよっか?」


「女がバッチリ化粧決めたらだれか分かんなくなるという事を端的に示してるだけ」


「ごめん、なんか凄く納得できて僕は悲しい」


「他になんか面白い話ありません?」


「じゃ、ピラミッドについて」


「あー、宇宙人が作ったって説とかありますねぇ」


「うんうん。まぁ、僕は歴史の生き証人だからどんなふうに造られたかは知ってるんだけどさ」


「あれですよね。地球人が宇宙人を奴隷にして強制労働させてたんですよね。宇宙人を鞭で叩いて石運ばせたり」


「宇宙人が作った、っていうのはそういう感じではないと思うよ……うん……」


 分かってるけどそっちの方が面白い気がする。ロマンは欠片もないが。


「ところでタカヤ、うぐいすパンにうぐいす入ってないのって詐欺だよね?」


 いきなりタカネが変なこと言い出した。


「入っててほしいのか?」


「いや、入っててほしくないけどさ。でも詐欺じゃね?」


「お前、動物園に売ってるゴリラの鼻くそって甘納豆にガチでゴリラの鼻くそ入ってたイヤだろ」


「まぁ、うん、そうだけどさ……」


「お子様ランチとかもう犯罪になっちまうぞ」


「あかん」


 完璧にヤバい領域に踏み入るな、お子様ランチは……。


「しかし……マジでヒマだなぁ……」


 なんかしたいな……どっかに遊びに行こうかな……。


「よし、そうだ。早川の家に遊びに行こう」


「なにしに?」


「さぁ? 男同士の積もる話とか遊びがあるからタカネは香苗かローザんとこに遊びにいってろ」


「しょーがねーなー。香苗のスリーサイズ聞き出してきてやんよ」


「いらない」


「幼馴染のスリーサイズ知りたくないの? 子供の頃はあんなにちまっこかった幼馴染がこんなに……なんて思ったりしないのか? あたしはなる。だからタカヤだってなるはず」


「いや、今日メシ食いに来た時に服がキツクなって云々って言いだして自分からスリーサイズ暴露してた」


 ちなみにけっこー凄かった。


「あいつ羞恥心ないの?」


「知らんよそんなの」


 たぶんあるとは思うが、根本的にオレを男だと認識してないんではなかろうか。


「聞きだすならあいつの期末テストの結果でも聞きだして来い。かなり悲惨な結果に違いないはずだからな」


「で、それでなにするの?」


「からかって遊ぶ。その後に勉強教えてやる」


「なんだかんだで香苗に優しいよね、タカヤ」


「お前もだろ、そりゃ。それにオレが勉強見てやらんと……」


「まぁ……香苗じゃ、ね……」


 オレも別に勉強出来るわけではないが、香苗はそれ以上に酷いからなぁ……。

 まぁ、授業態度とかはいいから、そこらへんで点数稼いでるとも言えるんだがな、あいつは。

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