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帰ってくるのがはえーよ! だらり現代生活記  作者: 国後要
なんてことのない現代生活という名の異常な現代生活
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人類の妄想力のすさまじさ

 さて、ぼちぼちセキララな話をしつつ、またもゲームに戻り。

 しばらく楽しんでいると、お昼の時間がやってくる。


「あ、そういえばバーベキュー、トモエさんに任せっぱなしだ」


 さすがにいつまでも任せてたら悪いよな。そろそろ見に行くか。


「そろそろ外の様子見に行くか?」


「そういえば、外でなんだかバーベキューみたいなことやってましたよね。ピザを焼いてる人が居たけど、修也くんのお姉さん?」


「あれ僕の義兄さん……」


「え? お兄さんは一人なんじゃ……」


「いや、うん、兄は1人なんだけど、なんか急遽兄が1人増えたっていうか、そもそも姉もなんか4人くらい一気に増えたっていうか……」


「な、なんか複雑な家庭事情なんだね……」


 しかも、兄が姉になったかと思ったら、兄が元通りになるっていうわけのわからん事も起きてたしな。


「というか、どういう家族構成なんですか?」


「修也から見ると、姉が5人に兄が2人、そして両親だな」


 ちなみに姉の内約はタカネ、シエルちゃん、アリシアちゃん、レン、千里の5人だ。

 ジルは正式にオレと結婚してるわけじゃないので除外される。一応ね。

 そして兄はもちろんだがオレ。そしてトモエさんだ。


「あ、姉多いですね……」


「ああ。実に複雑な家庭なんだ。居候も4人居る」


 この場合の居候は、秋穂さん、ジル、ルミエ、魔王だ。

 修也から見た場合なので、オレから見た場合は秋穂さんは義母……いや、でもレンと親子の縁切ってたし……。

 どうなんだろな?

 しかし、我が家はいつの間にやら大所帯になってしまったな。


「で、外に居た人……トモエさんっていうんだけど、修也の兄だ。ただし、義理のってつくけどな」


「ご両親のどちらかが再婚されたんですか?」


「いや、トモエさんは修也の姉の旦那さん」


「あ、なるほど。そういえば大学生のお姉さんが居るって言ってたもんね」


「いや、そっちの姉は千里って言って、普通に結婚してないよ。結婚してたのはなんかちょっと前に増えた姉で、というかボクはもう何が何だか分かんないよ……」


「大丈夫だ、オレもなんだかよくわかってないから」


 分かってたらオレは今頃3人も嫁なんかいない。


「よし、とにかく外に行くぞ。腹減ってきた。メシだメシ」


 というわけで外に移動すると、なぜか更に設備が庭に増えていた。

 どういうことだってばよ……。

 しかもなんか店主さんと同じ格好してる金髪の美少女が増えてるしさぁ……。


「店主さん、この金髪のナマモノはなんですか?」


「ナマモノと言ってる時点で分かってるじゃないですか」


「いやまぁわかるっちゃわかるんですけど」


 どうせ店主さん関係だろ。全く同じ服着てるし。


「さすがに同一人物を増やすのはまずいかと思ったので、夜菜を出しました」


「ああ、アニマだかアニムスがどうのとかいう」


「そうです。まぁ、いわゆる私の内包する人格の女性的な部位を肥大化させて人格として構築したものなのですが、世界によっては夜菜という女性が生まれた世界もあるので割とややこしいです」


「並行世界ってめちゃくちゃややこしいですね」


 つまるところ、この夜菜というのは店主さんが女だったら? という可能性みたいなもんだ。

 つまり、あまり深いこと気にせずに適当にやればいいという事だ。


「よし、じゃあ、夜菜さん。テキトーになんか美味いもんください」


「自分でやれ」


 夜菜さんは冷たいという事がよくわかった。


「店主さんって実は冷たい人なんですかね?」


「別にそういうわけではないです。ただ単に理想の女性像があんな感じというだけです。つまり、表面的にはツンツンしているのですが、実際は私とそう変わらないので、実はおせっかい焼きという、ツンデレ世話焼き女房という萌え要素を持っているのが夜菜なのです」


「な、なんてこった……凄いぜ夜菜さん……!」


「自分の人格に萌えるな馬鹿者! 貴様らで掛け算するぞ!」


「な、なんて恐ろしい!」


「ククク……アサ×タカのヘタレ攻めを妄想してやる」


「待ってください! タカ×アサの襲い受けというのも悪くはないのではないでしょうか!」


「ほほう。なるほど、確かに悪くはないな。だがヘタレ攻めの場合、女好きのコイツがソッチ方面に走ってしまうという葛藤を感じさせつつも惹かれてしまうという面を描けてだな」


「くっ、それは素晴らしい……!」


 夜菜さんとほたるちゃんが恐ろしい会話をし始めたのでオレは何も聞かなかったことにした。




「ケバブ焼けてますけど食べます?」


「もらいます」


 ヨーグルトソースのかかったケバブサンドをもらう。うまそうだ。


「ところで私はよるほたというカップリングのすばらしさについて語りたいのですが」


「現実で百合ップル妄想とはなかなかレベルが高いですね」


「この程度の妄想が出来ずして何が錬金術師ですか。私は塩酸を水酸化ナトリウムで中和する際には、脳内で百合百合しい妄想を繰り広げられる男ですよ」


「錬金術師ってド変態ばっかりなんだなぁ」


「理系学生をごらんなさい。培養液に、いい子だから育ってくれよ~、とか語りかけてるんですよ。私はその延長線上です」


「理系ってこわい」


 人類ってすごいわ。いろんな意味で。

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