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パラレル的な異世界考察  作者: ゆうの兄貴はY
4/4

白いモヤ

白いモヤに包まれて。

「あっ知らない天井」

つい言葉を出して、くすりッと笑ってしまう。


気がつけば、心電図の音と、看護師たちの足音そして呼出の電話の音が響いていた。


軽く起こされた上半身から周りを見渡すと、点滴が左手に2本、右手に1本、右の首筋に1本。

右手に心拍と酸素濃度計の青色のコードが1本、尿道カテーテルに……。


お腹は、溝落ちから臍の下まで一直線の手術痕。

「カエルの解剖かよ」

「臍も真っ二つだし」


あれッ右足が動かない。

右足鼠径部からは、電極も延びている。

足は少し黄色く、パンパンに浮腫んでいた。


改造人間かと思うような状態。

もうろうとしたモヤの中、時折冷静にツッコミを入れる自分。


倒れて〜手術して。倒れて〜手術して。倒れ……。


どんな経緯でここにいるのか、黒いモヤの中を行き来しながらひたすら考える。


そしてまた黒いモヤに包まれていく。

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