蝦夷梅雨……、だとッ!?
テレビ『梅雨明けはいつになるのか~』
この季節。こんなニュースをよく聞きますが、僕はふと思いました。
あれ? 北海道は晴れてるぞ?
調べてみると、すぐにわかりました。なんと、北海道に梅雨はないのです……!
梅雨前線は北へとやって来ても、北海道に上陸する頃には弱まっているそう。補足すると、道南で梅雨のような天気になることもあるようです。
台風みたいですね~。
そうやって、「ふむふむ」しながら調べていくと、ある言葉が見つかりました。
――蝦夷梅雨!
いやいや、北海道に梅雨はないって言ってたでしょ! と思っていたら、梅雨とは別物のようで……
梅雨と蝦夷梅雨の違い。
① 梅雨、蝦夷梅雨が起きる原因。
梅雨は梅雨前線によって起きるのに対し、蝦夷梅雨はオホーツク海高気圧が原因だそうです。
「うむ、よく分からん!」
② 期間。
梅雨は一か月以上も続くのに対し、蝦夷梅雨はたったの二週間程度。
梅雨とは違い蝦夷梅雨は、高気圧がいつ発生するかによって、時期が変わります。だいたい、五月の終わりから、六月。
ここで、僕は気付きました。
「桜の花びらを叩き落とす、あの忌まわしき雨かッ!」
③ 降水量と気温。
梅雨は大雨が降ることがあるのに対し、蝦夷梅雨は小雨程度。
梅雨は蒸し暑く、蝦夷梅雨は少し寒い。
蝦夷梅雨の方が比較的、過ごしやすいそうです。
「蝦夷梅雨の上位互換が梅雨……!?」
つまりは、あの忌まわしき雨を、梅雨は軽々と超えているということ。
梅雨、怖い……。
まとめ。
・蝦夷梅雨は、名前が似ているだけで、梅雨とは全くの別物。
・梅雨は怖い。
最近は、温暖化やら、なんやらの影響で北海道にも梅雨が来るんじゃね? って言われています。
「本当に、来ないでほしい!」
結論。
体調には、気をつけてください!
補足。
梅雨前線が近づいた時の、道南の天気を『蝦夷梅雨』と表現する地域もあります。
オホーツク海高気圧が原因の『蝦夷梅雨』とは、違った意味で使われています。