第80話 ロザリィの発情期
80話~そろそろ人物紹介を更新しなきゃ……更新したらTwitterにてお知らせします。
「んんぅ……。」
ふと、ルアが目を覚ますと……彼は先程までいた病室ではなく、豪華で大きなベッドに寝かされていることに気が付いた。
「あれ?ここは……どこ?」
「お目覚めですか。」
「わっ!?」
気がつくと、ルアのベッドの横にはロザリィが立っていた。どうやら彼の側にずっといたらしい。
「え、えっと……ろ、ロザリィさん……ですよね?」
「はい、ミリア様にあなたの看病を仰せつかっておりました。」
「あ、ありがとうございます。そ、それでお母さん達はどこに?」
「対談室でお話をなさってますよ。こちらです。」
ガチャリとロザリィは部屋の扉を開けて外へと出るようにルアに促した。
「あ、は、はい……。」
ベッドからゆっくりと降りると、ロザリィの後について行く。由良達がいるという対談室へと行く前にロザリィはルアのことをチラリと見ながら言った。
「あなたの話は伺いました。♂……らしいですね?」
「は、はひっ!!」
突然投げ掛けられたロザリィの言葉にルアはビクリと体を震わせながら答えた。
すると、ロザリィはピタリと足を止めルアの方を振り向くと、彼に向かって歩みより、首筋に顔を近付けた。
「すぅ~~~っ……はぁ~~~っ……いい匂い。幼いけどしっかり♂の匂いがしますね。」
少し汗ばんだルアの首筋の匂いを深くロザリィは吸うと、恍惚とした表情を浮かべる。
「あ、あ…………。」
東雲がいないため、既に匂い避けの魔法の効果が切れているルアは、ロザリィが間近に近寄るだけで、サキュバスクイーン特有の濃厚な甘い香りに蕩けそうになってしまっていた。
「♂がいなくなってから約百年…………こんなに濃厚な♂の匂いを嗅いでしまったら、私……我慢できそうにないです。」
ロザリィの腰から生えている普通のサキュバスよりも何倍も太く、そして歪な形をした形状の尻尾の先端がぐぱぁっ……と音を立てて開く。
その内側には尻尾の中へと通じる穴があり、無数の触手がうねうねといやらしい動きでうごめいていた。
ロザリィはその尻尾をルアへと近づける。すると、そこからはさらに濃厚な甘い香りが放たれていて、ルアの鼻腔から頭の中までその香りでいっぱいになってしまう。
「うぁ……。」
「あぁ♥️その蕩けそうな表情……可愛い。全部私のものにしてあげる…………。」
そして、ルアのことを呑み込もうとロザリィの尻尾がゆっくりと迫ってきたその時だった。
「ダメだよロザリィ?」
「っ!!……ミリア様。」
いつの間にかロザリィの後ろにミリアが立っていた。
「その子はこの世界に必要なただ一人の♂なんだ。その意味は君だってわかるだろう?」
「でもっ……でも私もぅ我慢できないんです!!」
「はぁ、やれやれ……サキュバスクイーンである君の発情期がこのタイミングで重なるとはね。……いや、その子が君をそうさせたのかな?まぁ……どちらにせよ。」
やれやれと少しめんどくさそうに首を横に振ると、ミリアは一瞬でロザリィとの距離を埋めて彼女の尻尾を乱暴に掴んだ。
すると、ロザリィの体がビクン……と大きく跳ねた。
「~~~っ!?」
「君達サキュバスの弱点は搾精器官であり性感帯であるこの尻尾だろう?」
「あ……あぁっ♥️み、ミリア様そんな敏感なところを乱暴にっ……。」
「発情期を終えさせるにはこの手段が一番手っ取り早いからね。悪いけど、君の意見は聞かないよ?」
すると、ミリアはロザリィの太い尻尾を上下に素早く擦り始めた。その動作にロザリィは敏感に反応し、ビクビクと体を震わせている。
「あぁっ……ふっ…………あぁッ!!」
膝がガクガクと震え、絶つことすらできなくなってしまったロザリィは、床にうつ伏せになるような体勢になってしまう。
しかし、それでもミリアが尻尾をしごく手を止めることはない。
「さぁ、そろそろだろう?さっさと長年その体に溜めていたのを吐き出すんだ。」
「うあぁぁぁっ!!イッ、~~~~ッ………………。」
最後にロザリィは海老反りになるほど体を大きく跳ねさせると、尻尾の先からドクドクと大量に白くねばついた液体を出し始めた。
ミリアはその液体を床に溢さないように瓶の中へと移していく。
「うわぁ……君はいったいどれだけ溜め込んでいたんだい?これは瓶一本じゃ足りそうにないなぁ。」
そして最終的に瓶5本分の液体を吐き出したロザリィ。
ミリアはその液体が入った瓶をポーチに仕舞うと、魅了に堕ちつつあるルアへと近付いた。
「あちゃー……流石に発情期のサキュバスクイーンの淫気に当てられちゃ正気ではいられないよね。えっと~……あったかなぁ?」
ごそごそと、ミリアは腰つけていたポーチの中を漁り始める。そして小さな瓶に入った液体を取り出した。
「あった、これだ。は~い、お口開けてね~。」
「あぅぁ…………。」
ミリアはその瓶に入った液体をルアへと飲ませる。すると、徐々にルアの瞳に正気の色が戻り始めた。
「んくっ……んん?」
「あ、戻ってきたね。お帰り~。」
「あ、あれ……ボク……。」
「君はロザリィに魅了されちゃってたんだよ。ちょうど彼女今が発情期だったみたいでね~。」
ミリアはロザリィを移動魔法で何処かへと飛ばすと、ルアの手を引いた。
「さ、こっちだよ。」
「あ、は、はい……。」
ミリアに手を引かれ、ルアは由良達がいるという対談室へと向かうのだった。
それではまた明日のこの時間にお会いしましょ~




