人物紹介(ネタバレ注意)
人物紹介です。初めて読む方はこの部分を飛ばして読むことを推奨します。
・早乙女 縷亜
言わずと知れたこの物語の主人公である男の娘。前世は通学中にトラックに轢かれてその命を散らしてしまう。
しかし、自称野良女神のレトに目をつけられ彼女が創造した♂がいない世界へと転生を果たす。
転生したのは良いものの、身長の低さや顔立ち等は相変わらずで、寧ろ年齢が幼いぶん、より顕著である。
レトからの贈り物である必殺技のメタモルフォーゼは、強く心で思った人と同じような姿へと変身する。
しかし、彼自身メタモルフォーゼのことは良くわかっていないようで、まだまだ秘密が隠されているようだ。
・鈴木 悟
ルアと同じ男子校に通う才色兼備の完璧君。ルアとは幼なじみであり、親友。
ちなみに彼女はいない。告白は数多く受けてきたらしいが、「心に決めた人がいる。」と全て撫で切りに。
巷の噂では、ルアがその心に決めた相手なのではないかと噂がたっている。
ルアと共にトラックに轢かれたが、奇跡的に命はとりとめ、現在病院にて治療中。
・レト
ルアを異世界に転生させた張本人。自称野良女神と謳っているが、その事実関係は不明。
可愛い男の子が大好きで、たまに地球に偵察に行っているのだとか……だが、現在ルアが一番のお気に入りのよう。
ルアのピンチとなると、彼を救うためにいろいろと助言をしてくれたりする優しい女神。
誰かの恨みをかっているようだが……それも定かではない。
・由良
転生したルアのことを拾った齢300歳を超える妖狐。ルアのことを本当の我が子のように可愛がっており、自室にはルアのことを象った手作りの人形が多数あるのだとか……。
刺激が強いもの(妖狐姿のルアや、可愛い服を着たルア)を見ると興奮し鼻血が止まらなくなる。
魔法に長けており、多種多様な魔法を扱うことができる。腰から生えている尻尾は、扱う魔法によって最大で9本まで増える。しかし、理性を保っていられるのは6本まで。
仙狐の東雲によって一度9本まで尻尾を生やすことができたが、その後は不明である。
・クロロ
黒い毛並みのケットシー。ルアが♂であることを知る数少ない人物の一人。普段はギルドから魔物の駆除依頼等を引き受け、日銭を稼いでいる。
得意武器は二対の短刀で、正面からの一対一の戦闘よりも暗殺等が得意である。
ルアが物心ついた位の歳から、彼に剣の扱い方や魔物の倒し方を教えている。ルアにとっては先生のような存在。
年三回ほど訪れる発情期を抑えるためにマタタビ酒を買いだめしているのだとか……。
・エナ
ルアが転生してからの食料問題を解決したメスのミノタウロス。クロロと同じくルアが♂であることを知る数少ない人物の一人。
身長は3m近くあり、家具や家なども特注で作ってもらっている。
本来魔力を持たないミノタウロスという種族に産まれながらも、由良の指導のお陰で強化系の魔法を使えるようになった。
ミノタウロス故に力はとても強く、同族でも彼女に力で敵う者はいないのだとか……。
ちなみにミノタウロスの間では、力勝負で敗けたものは相手の言いなりにならなければならないというルールが存在する。
・リリル
ルア達が住んでいる町で本屋を営むサキュバス。彼女はサキュバスにしては珍しく、精気を吸いとらなくても生活できる特殊個体であるため昼間に本屋を営み収入を得ている。
しかし、発情期が無いわけではなく、普段精気を接種しないぶん発情期に入ると、普通のサキュバスよりも強力な魅了効果を持った甘い香りを体から放つ。
・人魚
シーレーヌの名物である存在。普段は海中で生活しており、決まった時間になると、海から姿を現し、観衆の前で歌声を披露している。
もともと彼女たちの歌声は繁殖するための♂を呼び寄せるためのものだったが、現在は完全にアイドル的なものに置き換わっている。
・クラーケン娘
シーレーヌの市場で魚屋を営んでいる下半身がイカの魔物娘。町に訪れた観光客を手玉にとり、商いをしている。
セコい。
・東雲
由良とクロロが天使によって傷つけられ、怒ったルアがメタモルフォーゼを使ったときに彼の体に宿った仙狐。
九尾の狐の紋様が刻まれた純白の袴は、妖狐の最上位種である仙狐の証。
由良とは違い真っ白い毛並みで、常に九本の尻尾が腰で揺れている。
名もない天使ならば片手間で片付ける力を持つも、あくまでもルアに宿っている存在のため、その力を全ては発揮できていないようだ。
由良が産まれる何十年も前に故人となっているようだが、どうやって死んだのか……などなどは一切分かっていない。
・ロレット
魔物娘達の女王。彼女自身はグリーンドラゴンという純血の龍種である。
エメラルドグリーンの鱗に覆われた四肢を持ち、背中からは大きな翼、そして腰からはゴツゴツとしたトカゲのような尻尾が生えている。
由良とは古くからの友人で、唯一本音を打ち明けられる存在であり良きライバルでもある。
戦いが大好きで、強者と戦って勝つことに快感を覚えている。
愛用武器はミスリルで造られた長剣。
この世界で唯一の♂であり、メタモルフォーゼという不思議な技を使うルアにとても興味を抱いている。
最近は稽古の後に食べるルアのお菓子が楽しみなのだとか……。
ルアの血液を体に取り込んだことにより、進化を果たし、鱗が今度はルビーのように赤くなった。
・トリトニー
ロレットの城に仕えるヒーリングスライム。彼女にかかれば、回復魔法では治せないような大規模な欠損をした体でも再生できるらしい。
近頃は心のヒーリングとして、耳スライムという新たなヒーリング方法を開発したようだ。
耳の中でくちゅくちゅとスライムが蠢く感覚はえもいわれぬ気持ちよさなのだとか……。
ちなみに最初の実験台になったのはルアである。
ルアがロレットの城に滞在しているのを良いことに、更なるヒーリングを開発中。彼が再び実験台になる日も近いのかも?
・ドワーフ
手先がとても器用な種族で、ロレット曰く武器や洋服を作らせると右に出るものはいないとか。
身長は120cm前後とかなり低め。だが彼女たちにとっては、その小さな体はドワーフであるという誇りである。
その小さな体には鍛冶仕事等をこなすために不可欠な、とてつもないパワーが、秘められている。
ドワーフ達は基本ドワーフファクトリアに住んでおり、滅多に外に出てくることはない。
ただ、銭が大きく関わる話となると自分から進んで出ていくのだとか?その真相は定かではない。
・タバサ
ロレットの剣を打ったドワーフの鍛冶師。彼女に武器や防具を作ってもらうためには、店のシャッターをぶち破って中へと入る必要がある。
店のシャッターは彼女が作っているもので、並の防具よりも遥かに丈夫であり、一筋縄では壊すことはできない。
今までそのシャッターを破壊して常連客となったのはロレットのほかに三人のみである。
彼女自身はドワーフの鍛冶師の中でも三本の指に入るほどの腕前であり、その実力と技術は飛び抜けている。
アルコール度数の高い酒が大好きで、仕事終わりには必ずベロベロになるほど飲むらしい。
・大霊山の狸達
大霊山に住む狸娘たち。酒と祭りが大好きで、毎日のように踊ったり、酒を飲んだりして暮らしている。
法の及ばぬ範囲と世間からはみられているが、彼女達の中にもルールというものはしっかりと存在する。
それはただ一つ。酒が強い者と化かしの巧さが敵わないものには逆らわないこと。
彼女達の勝負事では必ず酒が用いられ、どちらかが飲み潰れるまで飲み続ける。そのため、狸達の間で殴りあい等の喧嘩事には絶対に発展しない。
だから案外平和的……といえば平和的な種族なのかもしれない。
・真琴
大霊山に住む狸娘たちを束ねる存在である大狸。名目上はトップであるが、下っ端狸達の管理は化け狸達に一任している。
当の本人は何をしているのかというと、大狸専用の屋敷で霊酒造りに勤しんだり、ぐだぐだゴロゴロして過ごしていた。
東雲に誘われルア達の仲間入りをしてからもそれは変わっていない。
因みに真琴がいなくなった大霊山はいつもと何も変わらない様子のようだ。
・エレナ
オアシス近郊の砂漠で盗賊団を率いているラミア。ルアたちがオアシスに向かう途中で出くわし、撃退。ロレットに情けをかけてもらってからは、夜の街と提携し砂漠の案内人という職を始めたとか……。
登場人物が増えるにつれて随時更新していきます。