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自分語り

小さな勇気

作者: ごろり

先日、ひょんなことからこのサイトを知った。

最初は、気に入った作品の感想など投稿できたらいいなと、取り敢えずユーザー登録した。


私は、読書は好きだが、積極的に文章を書こうと思ったことはない。

ここ数年で書いたものと言えば、Amazonで購入した乳酸菌サプリへの絶賛レビューと、小学生の息子のゴーストライターとして、原稿用紙3枚を頑張って埋めた「夏休みの思い出」くらいである。


そんな私が、こうして初めての投稿をした理由は、ただ単にこの楽しげな集まりに参加したい気分をそそられたからである。

文章を捻り出す作業は脳トレにも良さそうだ。


しかし、私は、もともと自分から何かを発信することに臆病なタイプで、ブログやツイッターもやっていない。

そんな人間が何を書こうと言うのか。スマホの画面をじっと睨み、唸った。

いきなり物語を書けるわけもない。


それならば、まずは、今のこの気持ちを率直に書こうと思った。

久々にときめきを感じる楽しみを見つけた、その喜びを伝えたいと思った。


しかし、初投稿を前に、まるで愛の告白でもするかのような緊張感と、不安と、胸の高鳴りで指が震え、なかなか投稿ボタンを押せない。

大袈裟過ぎるだろうか?だけど恥ずかしいんだもの。許して欲しい。


私は意を決した。駄文でもいいではないか。犯罪を犯すわけではない。

私と同じように、何かをためらっている人の背中をそっと押せたなら、この小さな一歩にも意味があるかも知れない。

そう自分に言い聞かせた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 分かる!初投稿のどきどきする気持ち。 何がなにやらよくわからないまま、始めたこの活動が、こんなに長続きするなんて思わなかったよね(笑) この果てしないなろうの海で、ゴロリちゃんに出会えた奇…
[良い点] はじめまして。サカキショーゴさんのレビューよりお邪魔しました。 初投稿の時のドキドキが鮮やかによみがえってきました…… がんばって! と心から思えるエッセイです!
[良い点] 初投稿の時のドキドキした緊張感が、如実に伝わってきますね。 思い起こしますと、始めて投稿した時の私もオッカナビックリでした。 しかしながら、今になって考えてみますと、一歩踏み出して良かった…
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