猫
今日は母の誕生日。
猫の日。
母は昔猫が嫌いだった。
今はちがう。
どちらもそれほどでもない。
だから母は今や猫の女王になるべきだ。
なんでも楽しむこと。
人が忘れてしまったこと。
僕は観念が古い奴だ。
だからこそ新しいが叫ぶ。
この間、隣町の野良猫どんが
街で踊っていた。
みんな虜になり
街は大騒ぎ。
だから僕は彼を
ドッグスターと呼んだ。
母は絶賛した。
彼も僕も。
犬が猫なら
猫は犬だ。
稲穂が実るとき
肉も魚もうまい。
母の生誕祭に猫を想おう。
そして犬になることを否定するな。
我らは人の子。
ジャーマンポテトスネーク。
蛇足なんて言わないで。