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最強魔法師に憧れて  作者: あたまのおかしいひと
2/5

1話 それは例のトラック

いやぁ日本人だけど日本語が分かんない。だれか教えて。

寒い冬の季節も過ぎ、だんだん暖かくなってきたある日の朝。


俺はまだ、布団という悪魔から逃げられずにいた。


「おーい、お前学校遅れるぞー。」


窓の外から友人が呼ぶ。俺には親がいない、というか記憶も無い。でも何も不自由がないから気にせずにいようと思っている。


というかそんなことはどうでも良くて


「げっ!もうそんな時間かよ!わりぃ!先行っててくれ!」


「おー分かった、ちゃんと遅刻せずに来いよー。」


俺は返事もせずに急いで支度する。


「よっしゃ!そんじゃぁ学校行くか!」


支度を終えてアパートを飛び出た瞬間だった。


暗転する視界の中、最後に見たのは事故を起こしたであろう、傷ついた一台のトラックだった。


(あぁ…これが、噂に聞く転生トラッ…ク………)

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