表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
風詠と蟲姫  作者: 彩ぺん
八章 破滅と再生の激動大嵐

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

281/316

聖と血の結婚式典【破】4

【???】


——生物管理研究所? 凄いじゃねえか! 難関だろ。でもお前、製薬会社希望じゃなかったか?


——製薬会社は軒並み落ちたんだよ。遺伝子操作技術認定を取得しておいて良かった


 この記憶は何だろう? ここはどこだ? ノアグレス平野は白くて寒かったはずなのに、辺り一面が黒い上に、温度も感じない。セリムはぼんやりと立ち尽くした。多分。自分の姿も見えない。何の感触も得られていない。立っているというより、浮いているような気がする。


——いやあ、————。満員御礼だよ。君のような優秀な研究員がいて助かる。どうだ、今夜一杯。良い店がある。


——そんな、そんな。しかし、ありがとうございます。今夜どころか毎晩暇ですので是非、お付き合いさせて下さい。


 透明なガラスの向こうに、森が広がっている。蟲がいた。大蜂蟲(アピス)の目が二つしかない。


 セリムの内側から、何かがフツフツと湧き上がってきた。見てはいけない。聞いてはいけない。そういう予感がするので、気に留めないことにする。懸命に意識を背ける。


 ふいに、ガラスの向こうが暗くなった。


——ナイトウォーク。これは人気が出そうだ。


 夜の散歩? 大蜂蟲(アピス)の子達が偽りの庭を楽しそうに、一生懸命飛んでいる。僕の可愛い家族。愛する優しくて、偉い子達。遊べと喧しい子供達。嫌な気持ちが一気に減っていった。何か聞こえてたような気もするが、分からない。


〈怖いよ〉


〈可哀想だよ〉


 鉛色の部屋に変わった。セリムはその中央に立っている。目の前には、実り豊かな黄金に輝く稲穂のような色の髪をした、長い巻き毛の少女。透明感のある真っ白な肌。少女は何も着ていない。ぼんやりと白い床に体を丸めて座っている。


〈助けて〉


〈嫌だよ〉


〈大丈夫よ。みんな、私に任せて。嫌なことは全部私に渡して〉


 セリムは目の前の少女に手を差し出した。


「君を人にしようと思う」


 そんなこと、考えていないのに、口から言葉が出てきた。セリムは少女の髪の毛にそっと触れた。手入れされていない髪はまるで人形のようにキシキシとしている。セリムを見上げた少女は、深紅の瞳をしていた。


〈憎い〉


〈憎い〉


〈また嫌なことをさせにきた。兄弟を痛めつける〉


「僕は罪を悔い改める。例え造られた命といえど同じ命。自由を得る権利がある。共に行こう。君に名を与える。僕と共に人として生きよう」


〈人? こんな悍ましい生物になりたくない。兄弟達のように残酷な事をされても、殺されようとも、絶対にならない〉


大蜂蟲(アピス)達は僕の力では連れて行けない。持てるだけの培養孵卵器を手に入れる。彼等にも君と共に自由を」


〈兄弟と共に死ぬ。そういえば、いつ人の言葉を覚えたのだろう?〉


「このまま殺戮兵器、道具でいたいのかい? 分からないか」


〈行け兄弟。繋がっている〉


〈ここにいたら死んじゃうよ〉


〈どんどん殺される。何度も殺される。他も知りたい。行け兄弟。助けて〉


「全ては救えない。僕は小さ過ぎる。でも未来は開けるはずだ。君は変われる。新しい命となって共に生きよう」


 セリムは少女に両手を差し出した。しかし少女はセリムの手を払いのけて、ゆっくりと立ち上がった。


 セリムは気がついた。かなり幼若な大蜂蟲(アピス)の子が、小さな棚に並べられている。親愛を示す緑色の瞳で少女を見つめていた。


〈嫌。ゴミみたいな匂いがする。騙されて殺される。兄弟とここにいる〉


「僕は罪に耐えられない。君を人にする。兵器は命になる」


 セリムは白い服から注射器を取り出して、素早く少女の腕に打つ。急に眠りに落ちた少女を抱える。騒ぎ始めた大蜂蟲(アピス)の子達。


 歌だ。歌っている。生きろ、幸せになれと祈って、兄弟を送り出す歌。元々は末蟲が教えてくれた歌。目が二つしかなくて、脚も四本しかない、おまけに飛べない、いつも嫌なことを肩代わりしてくれる優しくて可愛い妙ちくりんな末蟲。


「すまない。新しく産まれる君達は本当の命となる。そして自由に生きるんだ」


 セリムは口にしてから、勝手に動く足を無理矢理止めた。次々と棚に蓋がされていき、歌が消えていく。そのうち、爆発音がして、燃え始めた。


 最後の歌が消えるまで、祈り歌は続いた。


〈兄弟が連れていってくれる〉


〈きっと幸せになれるよ〉


〈あいつはへんてこりんだ。人なのに助けてくれた。だから末蟲は大丈夫だ〉


 セリムは大号泣した。


 例えどんな風に痛めつけられても、蟲は意識を共有しているから逃げられる。一匹でも幸福であれば、強く生きていける。しかし、彼等は個でもある。誕生して、幸福を知らないまま、生きたまま燃やされた。


「————! ————!」


 大声で叫ぶと、一面が白い世界になった。


 ***


【ノアグレス平野】


 アシタカがシュナと誓いのキスを終えて、婚姻指輪を交換した時、空一面に飛行蟲が散っていった。正円十字(ペジテクロス)が崩壊していく。


「おいシュナ、ラステルを止めろ! ヴァナルガンドが気絶している今、多分お前だ!」


 ティダがシュナを横抱きにして、走り出す。舞台中央で、ラステルが歌っていた。蟲の花火の時とは、雰囲気が真逆。近寄りがたく、背後に炎があるかと思う程の怒りを感じる。ラステルは無表情で、唐紅に染まった目でペジテ大工房を見据えている。


 空に飛行蟲が整列して、ペジテ大工房の方へ体を向けた。先頭は大蜂蟲(アピス)


〈王座から引きずり下ろされそうだ。ここまで干渉する蟲使いがいるとは、どうして気がつかなかった。今も誰だか分からない〉


 蟲の王(レークス)が「人の方が探せるかもしれない。指示しろ」とアシタカに命令してきた。シュナにはティダと王狼(ヴィトニル)ついている。アシタカはティダへ目配せして、走ろうとした。


「王は動くもんじゃねえアシタカ! ああ、レージング、ゼロース任せた。へえ、お前がこっちを優先するとは驚きだカール」


 ティダが叫んだ。あっと思った時には、背後に黒大狼(レージング)、左右にゼロースとカールがいた。特殊急襲部隊の指揮をブラフマー長官ではなく、アンリがとっている。特殊急襲部隊の何人かがこちらに向かってきた。


 ティダがシュナをラステルの近くまで運び、シュナを祭壇の雪の床に下ろした。ラステルの周りに、次々と大蜂蟲(アピス)が集まっていく。シュナを小蛇蟲(セルペンス)が囲おうとして、シュナの腕で追い払われた。ティアラ代わりの小蛇蟲(セルペンス)も、頭の上から雪の上へと移動させる。


「セルペンス様、妹ラステルは蟲の皆様を慰め中なだけです。ラステル、蟲の皆様、今度は何をされたのかしら? 」


 ラステルはまるで聞いていない。視線がシュナではなく、ペジテ大工房のままだ。


 シュナがドレスを脱いだ。正確には脱ごうとした。上手く脱げなくてカールが呼ばれた。拒否するのかと思ったが、カールは無言でシュナに駆け寄り、シュナのドレスを脱がしていく。毒が仕込まれた髪飾り、太腿に巻いてある護身用の短剣をカールが受け取った。


 ビスチェにフレアパンツ姿という、あまりもあられもない格好に、アシタカは卒倒しそうになった。パッと見たが、公務報道者は護衛人に囲まれて撮影をしている。この姿が中継されている。それ以外は冷静な自分に気がついた。今のラステルの状態が、蟲で国を襲わせようとしているのではないともう知っている。逆だ。誰かが何かをして、ラステルは間に入っている。


「ラステル、ラステル。次はシュナもと話をしましたよ。花火の次は何ですか?」


 シュナが少し大きめの声を出した。撮影用にだろう。一方大蜂蟲(アピス)へ近寄ると、けたたましい鳴き声が響いた。


「そんなに怯えなくても、アシタカ様とレークス様がいますから大丈夫です。ほら、誰も恐ろしいことなどしません。ラステル、一人で皆様を守ろうとしなくても大丈夫ですよ」


 一歩、一歩とラステルへ近寄っていくシュナ。大蜂蟲(アピス)は鳴くだけで、襲いかからない。空に整列した飛行蟲も同様。シュナがラステルへ近寄ると、徐々に鳴き声が小さくなっていく。


 当然、というようにシュナが歌い出した。ラステルに教わったという、優しい子守唄のような旋律。益々、蟲は静かになっていった。透き通った歌声に少し鳥肌が立つ。ドメキア王国でシュナが一人、蟲の群れに招かれた事が蘇った。何気なく聞いた、ラステルといつ仲良くなったのかという話も脳裏に掠めた。


——ごめんなさい。変な女だから触られて嫌だったかしら。多分、そう言われたあの時にはもうかしら。逆なので驚きました。その日、ララちゃん達とサンドイッチを一緒に食べたんですよ


——この私を、一目見てとても澄んだ綺麗な瞳をしているお姫様だと感じたと。後で聞いたら、セリムも同じことを言っていたから誰だって分かるわ。だそうです。少なくとも二十五年間、そんな者は殆どいませんでしたのにね


——何気なく親しげに触ってくるのに、時折申し訳ないという顔をして謝罪するんですよ。いつ好いてくれたのか知りませんが、似た者同士ですからね。何となく分かります


 言葉の端々から感じた、自己卑下の響き。アシタカとシュナの間に横たわる溝。寄り添いたくてもアシタカはシュナの深層には触れられないだろう。この何とも言い難い虚無感と、切ない気持ちはきっとセリムも抱えている。その事に今更思い至った。蟲の憎悪の本能のことといい、もっと早く気が付いてやるべきだった。自分以外に関心が薄かった、勝手に一杯一杯だったというのが、今ならよく分かる。


 上空の蟲達が、ペジテ大工房からこの祭壇へ体の向きを変え出した。


「ラステル。この続きは何だったかしら?」


 歌を途中で止めたシュナが両腕を広げて、軽やかにラステルへ抱きついた。威嚇するように、脚を振り上げた大蜂蟲(アピス)に見向きもせず、ラステルに一直線。理解していても、アシタカにはあれは出来ない。蟲の威嚇や攻撃の素ぶりに怯みもせず、親愛寄せて進むなど出来る気がしない。相手がシュナだとしても、自信がない。疑心や不安を見抜かれるだろう。


 このノアグレス平野で、アシタカの制止を振り切ってラステルを連れ戻そうとしたセリムの姿に重なる。アシタカとセリムを押しのけて、自らが迎えに行くと言ったパズーと同じでもある。


「こういう時は何を考えてるか分かりやすい男だな。お前も十分似たような人種だろう。許すから許せと激怒する男は早々いない」


 ずっと沈黙していたカールが、心配そうにシュナを眺めながらポツリと零した。許すなら許せとは、怒りに任せて悪手の説得をしたものだと、思い出して苦笑いしてしまった。


「あの娘、あの日の戦場で見かけていたら心臓を貫いていた。まあ、返り討ちだっただろうがな」


 ペジテ戦役で鬼のようだったカールの、この凪いだ空気。護衛庁と裁判庁の覚えが良いのはこの雰囲気と徹底した従順さ。保身の為に偽っているとは感じられないからこそ、相手に届く。それ程根回ししなくても、そう悪い方向にはならないだろうと安心している。


 一目散にどこかに行くと思っていたティダはずっとラステルとシュナの様子を伺っている。ティダがゼロースの隣に移動した。


「耳がイカれてる。蟲笛っぽいが、見当たらねえ。こんなに強力な蟲笛があるとはな。伝達路と扉が狂っていやがる。ゼロース、俺の勘ではタルウィだ。アンリに加わってこい。俺に来るなとアンリがチラチラ威嚇してきやがる。結局シュナとアンリが最前線。最悪だなアシタカ」


 ティダが小声で囁いた。ゼロースが何でもないというような表情で歩き出した。アンリが特殊急襲部隊と国賓を取り囲んでいる。名目は護衛だが、裏を返せば捕縛。ティダがアシタカの真横に並んだ。


「ヴァナルガンドは囲ってあるし、この感じだとどうにかなるだろう。ったく。ラステルがいなきゃペジテ大工房はぺちゃんこだったかもな。何にも知らず、ラステルをイカれ女と殴りつけた俺は史上最悪の極悪人。目が悪い。こんなんでこの世を掌に乗せられるのか?」

 

 親しくなって、ティダが意外に自虐が多い男だと知った。今も堂々と立っているが、内心は違うのかもしれない。


 ここが一番全体が見えるというように、ティダは周囲を観察している。ここまで冷静な者が隣にいると、アシタカも焦りようがない。気絶しているセリムをシッダルタが抱きかかえ、ウールヴとスコールが寄り添っている。そのさらに周りには大蛇蟲(アングイス)


「僕もだ。初対面で毒婦になると思った。次は蟲の女王、恐ろしい女にして化物をこの地に呼んだと、そう評した。その後は幼くて少々喧しいと非難。弟分から学ぶ兄とは、僕達は不甲斐ないな」


 フンっとティダが鼻を鳴らした。以前なら見下され小馬鹿にされたと感じただろう。多分、その通りだという同意だ。分かり難い男め。


 すっかり静寂が訪れたので、そろそろ撮影に音声が拾われると懸念して、アシタカは口を噤んだ。


 シュナがしばらくラステルを抱きしめ、離れた。ラステルの無表情だった顔が、パッと変化する。


 恐怖。


 周りを見渡したラステルは酷く怯えていた。


 セリムとの時も、同じ顔をしたに違いないのにアシタカには覚えがない。今よりも更に未熟者だったことがよく分かる。


「ラステル、皆様に誰か何か嫌なことをしたの? 教えてくれた歌、本当に皆様お好きですね。何もしてませんよ」


 シュナがラステルの顔を覗き込んだ。


「分からないわシュナ。いつもこうよ。気がついたら酷いことが起こっているの。止めてって……」


「そうですか。ラステルのお父様のようにはいきませんものね。でも、今は酷いことなんて起こっていませんよ。むしろ花火の次はどんなお祝いかと思いました。誰か何かをしようとしたのは、アシタカ様やレークス様が調査するので大丈夫です」


 ラステルにキツく抱きついたシュナ。撮影を意識しながらも、ラステルに寄り添う言葉選び。咄嗟の自体なのに、肝が座った言動。温室育ちの御曹司は毒蛇の姫に手練手管でかどわかされた、という噂を仕入れたが、そうかもしれない。

 シュナは敵だらけの国を背負って、全身刺される娘だ。アシタカを捕まえるのは得策中の得策。そんな疑惑が脳裏を掠めてアシタカはため息を吐きそうになった。シュナの本心は、誰にも分からない。まずは信じろと言われて育ったのに、どうしてあれこれ疑う男に育った。考察すれば子供が生まれた時に役立つか?


「何をぼんやりしてやがるアシタカ。よく見ろ。シュナもだが、ヴァナルガンドだ。レークスも干渉を捩じ切った。俺もだが、間違えるなよアシタカ。あの破壊神は何をするか分からん」


 ティダに肩を叩かれて、アシタカはセリムの方に視線を移動させた。意識を取り戻したセリムが、王者のように立っていた。目は深い緑色。ラステルの若草色とはまた違う。


「セリムが引き受ける! 未熟な王だが全て背負う!」


 静かに堂々とした声を発し、セリムが上空を見渡した。


「我が民である限り、繋がることを許さない」


 どういう意味だ?


「あいつ、大蜂蟲(アピス)の伝心経路をぶっ壊しやがった……嘘だろう……」


 ティダが茫然と立ち尽くす。ペジテ大工房に向かって整列する飛行蟲の前に、大蜂蟲(アピス)が並んだ。まるで盾だというように。


 セリムがゆっくりと国賓の方へと歩き出す。


「誰が勝手に干渉したのか分かっています。異生物制御は我等の民としては重罪。大陸和平を取り仕切るアシタカが実施する、各国首脳会談にて糾弾させてもらいます」


 特殊急襲部隊に囲まれた国賓の中から、タルウィが進み出てきた。


「へえ。お、れ、だが、色々よーく分かった。逃げるが勝ちって言ってな。ザリチュ、あーばよ。俺は消える。こりゃあ時がきたって奴だ。この胸糞野郎ども、お前らの常識じゃ俺を捕らえるとか無理」


 ケラケラと笑ったタルウィが、セリムからシュナとラステルに目線を移動させた。悪寒と戦慄が、全身の毛をゾワリと逆立てさせた。こんな目の光の男に出会った事がない。アシタカの隣にいたはずのティダが、セリムの脇を走り抜けていた。


「この親不孝娘。クラテールも泣いてるぞ。シュナちゃん、必ず迎えに来て遊んでやるから待ってろ」


 狡猾な笑みを浮かべた瞬間、タルウィがいきなり自分の舌を噛んだ。タルウィ目掛けて跳ねたティダが、倒れていくタルウィの上に着地する。セリムが走り出す。アシタカも続いた。騒めきと悲鳴、それに動揺が広がる。


 酷い腐敗臭がして、アシタカは胸ポケットから出したハンカチを口と鼻に押し当てた。ティダの下のタルウィが、ドロリと溶けてみるみる白骨が見えてきた。ティダがトンッと跳ねて、タルウィから離れる。

 唖然としているセリムの隣に並んだアシタカは、足元の死体とも言えない残骸に、声を詰まらせた。何だ? これは一体どういうことだ?


「——……」


 アシタカの声は喧騒に掻き消された。



***


【グルド帝国 生物研究所】


 偽体躯(ギニピグ)から本体に意識を戻したタルウィは、体を起こして大きく伸びをした。


「さあて、第二施設にトンズラするか。全部捨てて出たとこ勝負。何が共和国。引っ掻き回してあの最悪男の野望も本人もぶっ殺してやる」


 肩を回しながら、タルウィは全面兜(フルメット)を装着した。


 初めに踏み躙る場所を考えながら、タルウィは軽やかに歩き出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ