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●第2話 

旧版の名残です

後で編集します

ビルダはイソイソと本体をテーブルに置モニタとキーボードをつなげ

モニタを本体の上へ置きキーボードを前に設置する

慣れたものである


「準備オーケーさて…」


本体のスイッチらしき物に手をかけ元気に叫ぶ


「起動!」


(電源がありません)


「あっそうだ。。。魔力起動!」


(電源の代わりに魔力を消費します)


モニタが淡く光る


(ソフトを挿入してください)


「リスト召喚!」


(リストを展開します…)


「今日は何からしよっかな~♪」


---------------------------------------------------

ビルダは神殿でハズレだと言われ傷心を癒せないまま宿をとり白い箱を抱きかかえながら

ベットで泣きべそをかいていた


「うぅ私の英雄伝が…賢人になって自叙伝を書いて何百年も語り継がれる偉人になる予定だったのに…」

「どうしてよ~何よこの箱~私が何か悪い事したの…ぐすっ…あんまりだわ…」

「そらここまで来る間にすこ~しは、やんちゃしたかもしれないけどそこは愛嬌よ愛嬌…」


(やんちゃって?)


「ちょっと道中で会った追い剥ぎを身ぐるみ全て剥いでやって簀巻きにしたり…」


(おい…)


「その後も追い剥ぎがギャーギャー騒ぐもんだから近くの自警団に連れてかずに

 その辺の木に逆さ吊りにして放置したり…」


(お~い…)


「途中寄った街ですっごい可愛いペンダントが有ったんだけど

 全然手持ちのお金が足りなかったから近くの盗賊団のアジト襲って財産巻き上げたけど

 それでも少し足りないから盗賊たちをギルドに連れてって報酬金貰って

 いざペンダント買いにいくぞ~ってダッシュしたんだけど売れちゃってて

 ヤケ食いしてたらお金なくなったり…」


(もうこの人祝福ギフト没収してもいいんじゃないですかね!神様!!)


「って誰?何でこの部屋に居るの!?あれ?居ない・・・」


  ベットから飛び上がり部屋の中を見回す


(ここにちゃんと居ますよ)


「声は聞こえども姿は見えず…まさか…」


(そうです私は…)


「まさかこれは天啓!神様が祝福ギフトのやり直しをしに来てくれたの!?」


  ベットの下、タンスの引き出し、ゴミ箱の中…手当たりしだいに部屋の中を探す


(違います!ポケットの中見てもいませんよ)


「じゃ~なによ幽霊だとでも言うの?」


(いいえ幽霊でもありませんって…私の名はヒップス

 貴方…ビルダが得た祝福ギフトのガイド精霊です)


「ガイド精霊」


(はい)


「ガイド精霊ってなに?」


祝福ギフト【情報技術】を使いこなす為の補助というかマニュアル…使用方法の案内を…

 とりあえずやってみますか?)


「何を?」


(その白い箱に人差し指で縦に斬りながら「開封」っと唱えて下さい)


「え?」


(さぁ!)


 勢いに負けて言われた通りに手を振り上げ人差し指を突き出し恐る恐る

 箱に向かって縦に下ろしながら


「わっわかったわよ…開封…」


---------------------------------------------------

「それにしてもヒップスはどうして声しか認識できないのよ?」


リストを確認しながらビルダが質問する


(私はちゃんとここに居ます、見えないのはビルダの魔力が低すぎるのです)


「嘘よ私の特技は魔法よ魔力なら家族の中でも一番なのよ」


(そんな無い胸張っても足りない物は足りないのです…レベルはいくつなのですか?)


「えっ?…LV8…」


(ひっく!レベルひっく!!まだ冒険者で言えば特性も定まらない初心者レベルじゃないですか

 よくそれで魔法が得意だなんて言えますね

 それにビルダはドワーフでしょ?どちらかと言えば戦士よりのステータスですよね?

 それでよく魔法が得意なんて言えるのですか!?

 ホントに貴方はいつも見栄ばかりはってそんなんだから…)


「うっうるさいわね!経験値エクスペリエンスは低くても潜在的ポテンシャルは高いから

 私はかなり魔法のステータスはあるのよ!」


(確かにモンスターを倒すことで得られる経験値はレベルが上がる事で

 ステータスが反映される経験値エクスペリエンスステータスと

 自らの学習や稽古・鍛錬・スキルの習得によって上がる潜在的ポテンシャルステータスがあります)


(ですが並の冒険者や騎士にでもレベルが2~30にでもなれば

 経験値エクスペリエンスステータスが潜在的ポテンシャルステータスを

 上回りますし…いくら王族で英才教育受けていたからといって…

 ちょっとステータス見せてくれませんか?)


「いっいやよ…いや!」


(いいじゃないですか減るもんじゃないし)


「ぜ~ったい!い~や!!」


(ケチケチしないでください抵抗しても無駄ですからね私も情報に通じる者として

 貴方のステータスを覗くなんて、よゆ~のよっちゃんなのですから)


「なによ…よっちゃんって!ちょちょちょちょっとまってまって!!いやあああああああぁあぁぁぁ」


---------------------------------------------------


経験値エクスペリエンスステータス

 LV8


【体力】86


【腕力】112


【敏捷】46


【魔力】65


潜在的ポテンシャルステータス


【体力】754


【腕力】828


【敏捷】280


【魔力】464


【魅力】486


●スキル

地属性魔法詠唱省略・地属性魔法遠隔操作・ミカエラ流体術lv2

寵愛lv1(継承)・錬金lv1(継承)・怪力lv2(継承)・情報技術lv1(祝福)


魔法クラスlv2(地lv補正+1)

魔法耐性lv1(火・地lv補正+1)


---------------------------------------------------

(なななっなんですかこのステータスは!)


「うぅ侵された…もぅお嫁にいけない…」


経験値エクスペリエンスは言ったとおりlv8なのでイタって普通ですが…

 なんですかこの潜在的ポテンシャルステータスは?!

 騎士隊長クラスを優に4倍いや5倍いやいやもう潜在的ポテンシャルステータスだけで言えば

 英雄クラスですよねこれ?!)


「ふふん」


(ってそれに何ですかこの馬鹿力は…)


「うっ」


(ダイルお兄さんの【怪力】を継承してるのですね…腕力は魔力の倍あるじゃないですか

 よくそれで魔法が得意なんて言えましたね)


「だっ…だから見せたく無かったのよ…もぅ…

 継承する前はちゃんと魔力が一番だったのょ?

 ほら見て魔法クラスlv2だよ?lv2!!魔法都市リコリコの宮廷魔道士でもなかなか居ないわよ

 賢人に成るためにって小さい頃からずっと魔術の勉強をしてやっと習得したのだから」


(確かに地属性に関しては流石ドワーフと言ったところでしょうか魔法詠唱省略・補正もついて…

 遠隔操作なんて希少(レア)スキルまで覚えてますね)


「そうよたいしたもんでしょ~♪」


(それに継承が3つも…祝福ギフトは血族であれば一人一つだけ

 継承という形で祝福ギフトを分け与える事が出来ますが

 またこれも希少レア祝福ギフトばかり…

 普通継承は長男や家族を養う大黒柱が受ける物

 ましてや貴方は王族、次期国王が継承を受け取るべきであろうに

 よっぽど家族に期待されていたのですね)


「そうよ私は偉大な英雄になって未来永劫語りづかれる賢人として名をあげるのよ!」


(なのにlv8ですか…)


「うっ…ちゃんとダイル兄様とお父様達が使うレア鉱石堀にダンジョン探索は行ってますよ?

 ただちょ~っと事情があって経験値が入らないと言うか何というか…」


(何が事情ですか…でもまあこれで納得しました

 情報技術は魔力を食います…【PC-8801】を維持するだけでも1分で魔力1消費しますから

 一日のうち3分の1は出しっぱなしで居ましたからlv8なんかでは保つわけありえませんから)


「そっそんなに消費するんだ

 どおりで毎日毎日終わる度にそのまま寝てしまってるわけよね」


  遠い目で【PC-8801】を見つめる


(何も考えずにこの一ヶ月間触っていたのですか?)


「っなによ文句ある?」


(いいえ何もありません早くリストからソフト選んで下さい)


「もぅ選ぶわよ…それでヒップスが可視できるのってどれくらいなのよ」


(そうですね…少なくとも経験値エクスペリエンス潜在的ポテンシャル

 魔力合計値が800魔法クラスがlv3っと言った所ですね)


「ほふぇ?」

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