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不確定未来の異世界  作者: カナト
1/1

確定な死を確定の生へ

興味を持っていただきありがとうございますm(_ _)m

思いつきのまま気ままに更新していきたいです!

それは何の前触れもなく突然起こった。


「あ、頭が割れそうだ… 視界が揺らぐ…」


自分の部屋にいたら、突如襲った頭痛とめまい。


俺はその痛みに耐えきれず意識を失った。


〜〜〜〜〜♢♢♢♢♢〜〜〜〜〜


世の中は全て等価交換で出来ている。


簡単な話ではあるが、何か買う時にはお金がいる。お金を支払い物を貰うのだ。これも立派なその価値にお互い見合う等価交換である。


また学生の時に経験したであろう受験もこれに当てはまる。これは時間という価値を使い、学ぶという対価を得ているのだ。しかしすべての者が同じ時間で同じ成果を得られる訳ではない。そこのプロセス(過程)にはサボることや集中力の欠落など様々な原因があるからである。

また才能も原因の一つと言えよう。


何を言いたいかというと何かを得るには同時に何かを失うということだ。それがお金であれ、時間であれ何かを失う…。これもまた自然の摂理なのかもしれない。


しかしそこには付随しない才能や生まれながらの身分と言うものがある。これはどうにも変えられない物で、努力などでも越えられない物が必ずある。


こういう俗に言う天才や恵まれた者達に対し普通の者達は勝てない、越えられないと確定した未来に抗えないであろう。


しかしそれは未来を我々が知らないからである。しかし決まってないからこそ未来なのかもしれない。だがわかりきった結果(未来)でもあるのだ。


でもほんの少し未来がわかればそういう者達の結果がわかれば…自分でその天才や恵まれた者達の未来を自分で実行すれば壁を越えられるのだろう。


…しかし私は気付くべきだった。

世の中は等価交換であり、未来の結果という価値を手に入れるためにはそれ相応の価値(代償)を支払わなければ行けないということを。


この書を読んでいる者に大きな代償を伴う等価交換をした者がいるのならそれはもうやめるべきだ。

未来を知るというある意味神を、世界を、自然の摂理を冒頭するような罪への贖罪はあまりにも大きいのだから…。


作不確定を確定と変えた等価交換


著 ???


〜〜〜〜〜♢♢♢♢♢〜〜〜〜〜


「う、ううう… やっと収まってきた。」


激しい頭痛とめまいが収まり、自分の部屋を見渡そうとしたら周りは何もない草原が広がっていた。


「ここは…?」


今の状況が理解出来ずにいた。

それもそのはずだろう。

自分の部屋にいたと思ったら突然草原の中ど真ん中にいるのだ、混乱しないはずがないであろう。


「この状況は一体…?」


誰もいない1人の中自分に自問しても答えが出ず、ただただ時間が過ぎていくのであった。


するとどれくらいたったであろうか。

30分?1時間?時計が無いため正確な時間もわからず、また緊張のためか時間の感覚も狂っているため正確な時間はわからないが少なくともそれくらいの時間はたっていた。


その間にこれは夢だろうと頬を抓ってみたり、スマホを取り出して連絡を取ろうとしたが、スマホ自体がそもそも無く落胆したりと色々と行動を起こしていた。


「どうなっているんだこれは…」


わけがわからない。

何故このような状況におちいっているのか皆目検討が付かないためだ。


「なんだよ。これ意味がわからねえ…」


徐々に焦りからか取り乱して来ており、冷静に物を考える事が出来なくなってきている。


「まず、俺の名前は…」


わかることを喋り少しでも思考力を戻そうと努力しようとした矢先いきなりゴゴゴ…という地響きがなった。


「地震!?」


そう思うと咄嗟に日頃の避難訓練の成果か何かに隠れようとしたが、生憎ここは平坦な草原で隠れる物は何も無かった。

しかし頭を抱えその場に座り込んだ。


地響きが終わり地震が止んだと思いホットしたのもつかの間、地面の土からいきなり体長2mはあるであろう先端に角のような物をつけた土竜らしき生物が俺目掛けて突っ込んできた。


「がはっ」


その角が俺の心臓当たりに突き刺さり、苦しさのあまりに息と共に血が口から出た。


「な、なんだよこれ…し、死にたくなんかない…」


いきなり草原に出ていきなり訳の分からない生物に心臓を突き刺され訳のわからないことだらけだが、はっきりしている事がある。


【 死にたくない】


この事だけははっきりと明確に自覚した。

しかし心臓を刺され、出血が多いためもうすぐ死ぬだろう。

やり残した事もやりたい事もまだまだあるのに死ぬのか…


人は死ぬ時に走馬灯を見ると言うが、俺の場合そんなものは見えない。あるのはただ、死にたくないという生への渇望だけであった。


もう限界だと意識を手放しそうになった時それは来た。


【 決めろ】


【 このまま死ぬ】 【 死を抗い生きる】


脳に直接語りかけているようだった。

このまま死ぬ…?そんなのありえない!

俺は生きたいんだ!

自分が選ぶのなんて決まっている!


「死……で…も…なんでも…あら……がっ…て……や…るぜ。だ……から…生き……た…いん…だ!」


最後の力を振り絞り叫んだ。


そうしたらまた激しい頭痛とめまいがした。


ああ…これで死ぬのかと思い目を閉じた。


しかし俺は死ぬという確定した未来を覆し、生きた。

ほとんど哲学の話で終わりましたねw

次回からは主人公ちゃんと活躍しますよ!笑

次回予告

主人公の名前登場!笑

名前を出さなかったのはわざとです。

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