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魔法のパン屋  作者: 美空
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ありがとうパン屋さん

鈴がりんりんと鳴った。お客様が入ってきた合図だ。私は気合を入れて、「いらしゃいませ」と言った。お客さんはおどおどしながらお店に入ってきた。「あの、もう閉店ですか」と聞かれた。「やってますよ。確かにパンが置いてないと閉店してると勘違いしますよね。うちはお客様の気分と願いによって、お客様に出す商品を変えているんです。だから、棚にパンを置いてなくて」と答えた。お客様は戸惑っていた。

「あの願いによって変えるってどういうことですか」と聞かれた。「うちのパンは願いを叶えられるんですよ」と答えた。「あの、そしたら、私の願いを叶えてもらってもいいですか」と聞かれた。「いいですよ。ちなみにどんな願いですか」と聞いた。「私にお友達をください。ずっと一人で悲しいです。学校でも友達に声をかけれずに一人でいるので寂しいです。みんなは友達と休み時間楽しくお喋りしていて、楽しそうなんです。私、勇気がなくて、その輪の中に入れません。それでも私はあの中に入って楽しみたいです」と言われた。「分かりました。あなたには友達に声をかける勇気あげましょう。メロンパンを食べたら、あなたにはたくさんの友達ができるでしょう。お代は189円です。」と言った。「ありがとうございます。」と言われた。感謝されるのって嬉しいなと思った。

「189円ぴったりですね。ご来店ありがとうございます。」と言った。彼女は幸せそうに店を後にした



私は光。今は高校生2年生だ。私はつまらない学園生活を送っている。だって、ずっと一人だから。家でも一人。学校でも一人。一人は悲しいのって知ってる?そんなの誰かに声をかけて、仲良くすればいいじゃんって?私にはそんな勇気がない。話しかけても無視されたらと思うと、怖くて話しかけられない。それに話しかけて嫌われてたらと思うと話しかけるのが無理になるの。でも、そんなある時、希望が見えた。


私ははお腹が空いて、パン屋に寄った。でも、そこにはパンが一つもなかった。私はもう閉店したのかなって思った。そしたら、店員さんが「ここのパンはお客様の気分と願いによって、だすパンが違うですよ。だから、パンを棚に置いてないです。」と言ってきた。

私はこの人は何を言ってるんだろうと思った。でも、願いが叶うなら、試しに買ってみようとも思った。だから、試しに一つ買ってみた。ちなみに買ったパンはメロンパンだ。このメロンパンは友達に話しかける勇気をくれるものみたいだ。試しに一口食べてみた。

とても甘くて、ふわふわしていだ。とても美味しかった。また食べたいと思った。私はこの美味しさを誰かに伝えたいと思った。私は周りを見回した。そしたら、の中島さんと春山さんと江戸川さんがいた。私はすぐにその三人に話しかけた。「あそこのパン、おいしかったの。すごい絶品でおすすめ。今から食べに行こうよ」と言った。私は初めて自分から人に声をかけた。三人は「夕飯がそろそるだから、パンは食べれないや」と申し訳なさそうに言わた。悲しかったが、一緒に途中まで帰ろうと言われて嬉しかった。私達は仲良く帰った。あと、クラスでも自分から声をかけられるようになり、みんなと仲良くなった。それから、私は毎日が楽しくてしょうがない。あのパン屋さんには感謝している

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