表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/20

9話

8月18日。


洗濯をしたり、朝ご飯を食べたりする。

やはり味噌汁は美味しい。


激しく修行するリルナーさん。


武器とか作ったり、ソリールさんの杖に日本語を組み込もうとしたりする僕。

日本語を研究するネンネ。


「ドラゴンが侵入してきたぞー!」



黒いドラゴンが鍛冶商店の前に着陸した。


「はっはっは!てめえがリルナーか!」


このドラゴン話せるんだ。


「リルナー!この俺、ドラゴン様と勝負だ!」


ドラゴンってどれくらい強いんだろう……。


リルナーさんがドラゴンの右前足で吹っ飛ばされる。


足からちゃんと着地して、ドラゴンに向かって剣で攻撃する。


ドラゴンと激しく戦う。


ドラゴンは強かった。しかし、リルナーさんの方がもっと強かった。

ドラゴンは降参した。そして、リルナーさんの仲間になるとか言いだした。


「いやいや、噂以上の強さで驚いたぜ!さすがリルナー!仲間になってやる!」


リルナーさんはドラゴンを仲間にした!

ドラゴンに乗るリルナーさん。

リルナーさんはドラゴンと空をお散歩した。


そして帰ってきたリルナーさんとドラゴン。


「僕もドラゴンに乗ってみたーい!」


「私もー!」


「誰だお前ら2人は。仲間しか俺の背には乗せんぞ!」


「ああ、この2人は女の子の方がネンネちゃん、男の子の方がコンコンちゃんで、私の仲間です!」


「リルナーの仲間なら乗せてやろう!強いのか!」


「いえ、僕はドラゴンさんより弱いと思います」


「そうか!まあいい!乗せてやる!2人とも乗れ!」


リルナーさんはおりて、ネンネと僕の2人がドラゴンさんに乗る。

空を散歩する。気持ちがよかった。


散歩を終え、鍛冶商店の前に着陸。


「ドラゴンさん、名前はなんて言うんですか?」

リルナーさんが聞く。


「ふ、いいだろう。教えてやる。俺の名前はラジシール!!さらばだ!」


ドラゴンは人を襲わないことを約束して、どこかへ消え去った。

ドラゴンは毎日鍛冶商店に来るつもりらしい。


「コンコンちゃん、ドラゴンさんが毎日来たら、名物になって、鍛冶商店に人が集まるかもね!王様にもドラゴンさんのこと紹介しないとね!」


「ん?私に何を紹介するんだ?」


「王様!いや、私は黒いドラゴンさんを仲間にしたんですよ!」


「なに、ドラゴンを?おお、ドラゴンが仲間になったら、魔王を倒してくれるかもな!」


「いや、ドラゴンさんは私より弱かったので魔王討伐はできないと思います!」


「そうかそうか。ちなみにリルナーは魔王軍序列何位くらいの強さなんだ?」


「3位か4位か5位くらいですね。」


「リルナーでそのくらいなのか……そう考えると序列3位を倒したリカリドは強いんだなぁ」


「そうですね。リカリドさんは私より強いと思います」


「リルナーはいつも修行してるんだろ?修行して強くなってるのか?」


「少しずつ強くなっていってると信じて修行しています!」


「そうかそうか。魔王倒せるくらい強くなると期待してるよ」


「頑張ります!!」



王様は去った。



そしてリルナーは激しく修行するのだ。



誰かが来る。


「あんたたち、日本語を研究してるんだろ?」


「まあ、そうかもしれませんが。それがどうしました?」


「俺は元日本人。ゲームの大会でよく1位をとってたことで有名な日本人だったやつだ。」


「日本人だったときの人生の記憶があるんですか?」


「そうだが?」


「へーそうなんですか!僕も元日本人なんですが、日本に関する知識の記憶はあるんですが、人生の記憶はないんですよね」


「そうなのか。しかし、異世界転生したのにチートがないとかなんでだよって思わないか?なろう系ラノベの記憶はあるか?異世界転生といえばチートだよな?思わないか?」


「ああ、確かにそう思いますね。」


「いやでもあんた、凄い鍛冶師として有名なんだよな?もしかして、チートをもらったのか?鍛冶師チートを」


「いや、父親から教えてもらったり、独学で覚えたり……」


「チートじゃないのか。夢がないよな。チートもらえないって。ていうか、この世界ゲーム機とかないから俺のゲーマーの凄さを見せることができないんだよなー!俺はプロゲーマーだったのに!あ、確かあんたはコンコンさんだよな?俺の名前はエツジ。転生前も転生後もエツジと言う名前だ。よろしくな」


「あ、はい。よろしくお願いします」


「あーあ。ゲーム機があればチートなくてもゲームで無双できるんだけどなー。これなら日本に住んでいた時の方がよかったぜ。んん!?そこの君!?それは携帯用ゲーム機では!?なぜこの異世界に!?まさか、ゲーム開発者が異世界転生して、ゲーム機を開発したのか!?」


「いえ、これは日本から持ってきたやつです。」


「なんだ、異世界転移したやつかよ!!」


「ここどこなんですか?日本に帰りたい!家族に会いたいよー!」


「俺も家族に会いたいが寿命で死んだしなぁ。見た目も変わってるし、まあ、いいかって感じだぜ。あなた、名前は?」


「ロウガです。意味わかんないです!異世界転移ってなんですか!!日本に帰らせて!ゲームしてたらいつのまにか異世界転移してた意味がわからないんですけど!家族に会いたいよー!日本に帰れる方法が知りたい!」


かわいそうに……。


ロウガさんはどこかへ行った。


「はぁ、せっかく異世界転生したんだから、魔物や魔王軍退治のクエストでも受けるかぁ。いや、でもチートないからなぁ。多分俺弱いんだよなぁ。コンコンさんは魔物とか魔王軍と戦ったことある?」


「戦おうとしたことはあるけど、ほとんどリルナーさんが倒してくれたからなぁ……」


「へー、リルナーさんは確か強いって有名なんだろ?いいよな、強いって。じゃあコンコンさん、俺はどれくらい自分が弱いか確かめたいんだ。俺と木刀で勝負しないか?」


「いいですよ」


エツジさんと勝負。

3分後、僕が勝ってた。


「やっぱ俺は弱いんだ!魔物や魔王軍なんかと戦えない!普通に就職するしかないな、くそ、日本に戻りたい!なんでゲーム機がないんだ!ゲームがあれば無双できるのに!漫画雑誌とかあるなら、ゲームもあっていいじゃないかー!クソがー!じゃあなコンコンさん、また会おう!」


エツジさんはどこかへ去った。


武器や道具を作りながら修行をする。


第一王女サリス様が来た。王様もいる。


「エルド兄様とザナリ兄様が負けたそうですが、私はもう負けません!」


サリス様とリルナーさんが戦う。

1分でリルナーさんが勝つ。

サリス様は多分僕より弱い。


しかし、諦めないサリス様。

そして2時間後、100回やって100回負けたサリス様。


「次は勝つから!今日は諦める!」


サリス様は去った。王様はリルナーさんに感謝して去った。


夕方。


激しく修行してるリルナーさん。


誰かが来る。



「おーい、リルナーさん、コンコンさん、ネンネさん!実は隣街に行くまでの道のりに凶暴な魔物が出るようになったみたいで、一緒に討伐に行きませんか!討伐報酬は私は受け取りません!来てくれたら討伐報酬とは別に1人100万エナガ差し上げます!」


ザラーディアさんだ。張り切ってるけど、その魔物倒してちやほやされるのリルナーさんだと思う。


というわけではやいけど店閉めて魔物討伐へ。


巨大な魔物がいた。

それをリルナーさんが討伐するのだ。

というか夜だ。


魔物は強い。僕より強いだろう。


しかし、リルナーさんには勝てない。


魔物を討伐した。


「よっしゃー!これで私、貴族勇者ザラーディア、ちやほやされるぜー!あっ、でも、リルナーさんがいたことがバレたら、リルナーさんがちやほやされるのでは?よし、リルナーさん!ついでにコンコンさんとネンネさんもいなかったことにしましょう!」


「そんなことできるんですか?」


「多分!!」


できませんでした。


リルナーさんがちやほやされる。


「よし、今度から、リルナーさんなしで魔物討伐に行きましょう!」


「いや、私はコンコンちゃんとネンネちゃんの護衛しなくちゃいけないから、コンコンちゃんたちが行くならついていくよ?」


「ぐぬぬ、そうですか。では、もう他の人に頼みます!ほどよく有名じゃないけど強い人となら、私がちやほやされるようになるでしょう!さようなら!」


ザラーディアさんはもう頼んでこないのかな。

さようなら。


晩御飯を食べて、風呂入って寝るのだ。

おやすみなさい。


次の日。8月19日。


誰かが来た。男の人。


「やあやあ、私は貴族勇者セイオス!ザラーディアとは友達だ!私はちやほやされるために魔物討伐とかしてるわけではない!ザラーディアから聞いたぞ!ザラーディアはもう君たちとはちやほやされないから討伐しに行かないと!ふふふ、なら私と討伐しに行こうじゃないですか!私は討伐が好きなんです!趣味で討伐するから、皆さんと一緒に討伐がしたいんです!では、100万エナガを差し上げるので、一緒に魔物討伐に行きましょう!」


「12時に杖を受け取りに来る人がいるので、その後でもいいですか?」


「構わないよ!」


12時になるまでに包丁とかフライパンを売っていく。


黒いドラゴンのラジシールさんが鍛冶商店に来た。


ラジシールさんは人の姿に変わる。


「ええ!?女性だったんですか!」


「リルナーよ、俺より強いんだから敬語など使わなくていいぞ。俺もずっと敬語使ってないし」


「女性なのに一人称俺だったの!?」


「そうだ。悪いか?俺は女だ」


「ほえー。王様に見せたいなぁ。ドラゴン」



「ど、ドラゴン!?リルナーさんドラゴンと友達だったんですか!?ドラゴンって人間を見下してる存在だと思ってたんですが……」


驚くセイオスさん。


「ああ、俺は弱い人間を見下している!しかし、リルナーのような強い人間は尊敬している!」


「へー、では、頭のいい人間は?」


「頭のいい人間?んー、どうでもいいな」


どうでもいいんだー。



12時


ソリールさんが杖を受け取りに来た。


「おお、これじゃこれじゃ。この「杖」と書かれた日本語が組み込まれた杖が欲しかったんじゃ。ありがとう。さようならー!」


ソリールさんは去っていった。



「じゃあ魔物討伐に向かいましょう!ドラゴンさんも来ますか?」


「よく分からないがついていこう」



魔物討伐へ。


セイオスさんが魔物の討伐依頼を引き受けて、その討伐依頼された魔物を討伐する。



依頼の魔物はドラゴンのラジシールさんが全部倒してしまった。



「おおー、凄いですね。さすがドラゴンさん」

とセイオスさんが言う。


「人の姿なら強さが落ちるのだが、まあ、こんなものか」


討伐完了した。


鍛冶商店に帰る。


王様がいた。


「おー、コンコン。よくどこかに出かけてるなぁ。」


「あ、王様!この人がドラゴンです」

とリルナーさんが言う。


「え、人間の女性に見えるけど」


ラジシールは黒いドラゴンに戻った。


「うおー!!ドラゴンだー!!すげえー!はっ!!つい興奮してしまった」


「私の仲間です!」


「へー!え、リルナーなにしてるんだ!?」


「なにって、ドラゴンに乗ってるんですけど?」


「私も乗りたい!!」


リルナーさんと王様がドラゴンに乗る。


ドラゴンは空中を散歩する。

で、戻ってきた。


「いやー!!空中散歩は気持ちいいな!」


「お前、この王国の王か?弱そうだな」


「ああ、私は弱い!だからいつも強い護衛がついておるぞ!」


とそこへ誰かが来た。



「セリナス王妃様!」

とリルナーが言った。



「おお、セリナス。君もこのドラゴンに乗るかい?」


「ゼザナキア、私はドラゴンになんて乗らない!落ちたら死んじゃうじゃないか!」


「おお、確かに。まあ私は落ちなかったけどな!」


「王妃も弱そうだな。王国のトップは権力だけじゃなく強さも手に入れないのか?ほんと弱そうだなー」


王様と王妃様のことを見下してるドラゴンのラジシール。



「リルナーさんは王様と仲がいいんですか?凄いですねー」


セイオスは感心する。


「じゃあ俺は去る。さらばだ!」


黒いドラゴンのラジシールはどこかへ去っていった。


王様と王妃様は帰っていった。



夕方。


修行をしまくるリルナーさん。

日本語を研究するネンネ。

魔法言語と日本語の混ざった「大好き♡」を投げてくるネンネ。


吐き気が襲い、性的に興奮もする。

嘔吐する。


「大丈夫、コンコン?」


「いーや、大丈夫じゃないね!日本語を投げつけるなー!」


「ごめんごめん、コンコン。嫌いになった?」


「いや、大好き♡!」


「コンコンー!」


コンコンとネンネは抱き合う。


その様子を修行しながら見てたリルナーさん。

「おお、仲良いな、コンコンちゃんとネンネちゃんは」


と言いながら激しく修行してるリルナーさん。


そこへ王妃様がやってきた。


「王妃様!どうしたんですか?」


リルナーさんが聞く。


「いやー、私、日本語がどういうものか気になって!日本語見せてもらえますか?」


「日本語ですか?ちょっと危険ですが、いいですよ!」


王妃様に防護服を着せる。


「リルナーさんは防護服着ないんですか?」


「私は日本語に慣れてますから」


日本語を見ていく。日本語の及ぼす効果とかを見ていく。


「へー、日本語は面白いですね!」


「そうですね。う、吐き気が!」


嘔吐するリルナーさん。嘔吐しても掃除しなくて大丈夫な場所で嘔吐。


「わ、私も日本語で嘔吐してみたいです!」


「そ、そうですか?じゃあ防護服脱ぎます?気をつけてくださいね」


そして、王妃様も嘔吐する。


「き、気持ち悪い……これが日本語……さすがです!」


日本語を堪能した王妃様だった。


「なにか日本語の帯びたものとかお土産でもらえませんかー?」


「日本語を帯びた煙玉ならありますが……」


「あ、それでいいです!いくらですか!」


「無料でいいですよ」


「そうですか。じゃあ、1万エナガ払いますね!」


リルナーさんに1万エナガを払った王妃様。


「それでは、さようならー」


王妃様は去っていった。


夜。

晩御飯を食べる。


リルナーさんが風呂に入った後、ネンネと僕が2人でお風呂に入る。

背中洗いっこする。


「コンコン、好きだよ」


「僕もネンネ好きだよ」


お風呂でキスをする。


風呂から出てきたら寝るのだ。


「いやー、コンコンちゃんとネンネちゃんは仲良いなー!でも、私がいることで2人きりの時にしかできないことができないよねー。ごめんねー私お邪魔だよねー。でも、私がいないと護衛がいなくなっちゃうから私はどっかいけないんだよねー、護衛頑張るねー」


リルナーさんには助かってます。



おやすみなさい。

読んでくださりありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ