8話
8月15日(前と同じ日というか続きというか)
「やあ、コンコンさん。ダンジョンに興味がありませんか?」
「はい、ありません」
「私、興味あります!貴族勇者たるもの、ダンジョンなんて簡単にクリアしましょう!どこのダンジョンですか!」
近くにダンジョンができたらしい。
「では、コンコンさん、ネンネさん、リルナーさん、ダンジョンに行きましょう!100万エナガあげるから!」
1000万エナガじゃないんだー。
ダンジョンの難易度がまだ調査中で分からないらしい。
大丈夫だろうか。
4人で近くのダンジョンへ。
ダンジョンモンスターがいっぱい出てくるが、リルナーさんが倒す。
順調に地下30階の最下層に到達。
ボスモンスターが現れた。
リルナーさんが倒した。
ダンジョン制覇。宝箱に1000万エナガが入っていた。
みんなで、山分け。
1人250万エナガ手に入った。
ダンジョンクリアしたし、帰る。
クリアされたダンジョンはなぜか消滅した。
ダンジョンにいた人は全員ダンジョンの外へ強制的に移動させられた。
「いやー、さすがです、リルナーさん!リルナーさんは最強です!」
ザラーディアさんはリルナーさんを褒める。
「いやいや、私はまだまだ最強にはなれてません。魔王を倒せるくらい最強にならないと!」
リルナーさんは帰りながら修行をするのだった。
鍛冶商店兼家に帰ってきた。
ザラーディアさんから100万エナガもらった。
ゆったりコーヒーを飲むザラーディアさんと僕とネンネとリルナーさん。
夜になる。
敵感知魔法陣に反応がある。
「リルナー!今度こそぶっ殺す!」
殺し屋「死神」だ。
リルナーと死神が戦う。互角。
「くそ、私も強くなったはずだが、なぜ互角なんだ!くそ、退散!」
殺し屋「死神」は逃げ去った。
晩御飯を食べる。
「今日もザラーディアさん泊まるんですか?」
と僕が聞く。
「ああ、明日起きたら帰るよ!」
だ、そうだ。
風呂に順番に入り、眠るのでした。
おやすみなさい。
次の日。8月16日。
「おはようございます!では、私は家に帰ります!」
ザラーディアさんは帰った。
鍛冶商店を開ける。
包丁やハサミ、剣や盾などを売る。
修理を頼まれたりして請け負う。
修行をする。強くなりたい。
朝飯を食べる。
味噌汁が美味しい。
修行!修行!
リルナーさんの修行を真似して疲れた僕とネンネ。
寝転んで休憩中。
誰かが来た。
「おはようございます!私はゼザナキア王国の第一王女サリスです!」
お姫様が来た。なんの用で来たんだろう……。
「ネンネさんとコンコンさんは17歳なんですよね!私も同じです!同い年ですね!」
同い年の姫様なんだー。
「実は私、日本語に興味がありまして!日本語を扱ってみたいのです!私の剣に日本語を帯びさせてくれませんか!!」
「そうですか。分かりました」
日本語の危険さを説明する。
「ダメだ!サリス!日本語を帯びた剣は渡さん!というか、剣自体ダメだ!なぜ剣を持っている!」
ゼザナキア王だ…。
「ゲゲ、お父様!いいじゃないですか!女だからって差別ですか!私も魔王討伐の旅に出てみたいし、剣で戦ってみたいんです!」
「ダメだダメだ!エルドやザナリだって剣術は学んでも魔王討伐の旅に行こうとなんてしてないぞ!外の世界は危険なんだ!魔王討伐の旅なんて絶対行ってはならん!コンコン、サリスの剣は絶対作ってはならんぞ!」
「王様がそう言ってますので、ちょっと作れないですね。」
「もう、私も冒険したいのにー!お父様のバカ!!」
サリスはどこかへ行った。
「まったく……サリスには困ったものだ。魔王討伐の旅がどれだけ危険か分かっていない。そうだ。リルナーに勝てたら魔王討伐の旅に行くことを許可しようか!」
「え、私に勝てたらですか?」
「そうだ。リルナーがうちの娘に負けることなんてないだろうからな!はっはっは!万が一勝てたらかなり強いということだから、許可してやってもいい!」
「そうですか…うん、私は負けないようにします!」
そして、修行するリルナーさん。
刃物とか作りながら修行する僕。
修行するネンネ。
敵感知魔法陣に反応。
「剣をください。」
と、敵感知にひっかかってる人は言う。
剣を渡さずにリルナーさんが倒した。
警察に渡すのだった。
「懸賞金目当ての人よくいるよね。今のとこみんな私より弱いから大丈夫だけど。」
リルナーさんより強い人なら魔王討伐の旅に行って欲しい。
そういえば、魔王軍のメンバーを倒すと賞金が出ます。
魔王を倒せば賞金3億エナガ。
魔王軍序列2位で賞金1億5000万エナガ
そこからは順位が一つ下がると賞金が1000万エナガ下がり、賞金1000万エナガもらえる順位から一つ下がるごとに懸賞金が100万エナガ減り、賞金100万エナガの次の一つ下の順位は、10万エナガ減り、賞金10万エナガの順位から一つ下がると1万エナガ減っていき、賞金1万エナガから下の順位は全員賞金1万エナガというような感じである。
リルナーさんより強い人はリルナーさんの懸賞金を狙うより、魔王を倒しにいってくれって感じだね。
修行するリルナーさんと僕とネンネ。
「おい、リルナーさん!大変だ!魔王が近くの街まで来て、暴れているらしい!」
ええ……魔王はずっと魔王城にいてくださいよ。
リカリドさんやゼルコさんは魔王城に向かってるというのに……。
「リルナーさん強いんですよね!魔王を止めてくれませんか?」
「いや、私は魔王軍序列2位にも負けたから、魔王には勝てないと思うのですが……」
「そんな、リルナーさんでも勝てないなんて、じゃあ、誰が魔王をなんとかできるんですか!」
と話してる間に魔王はどこかへ去ったらしい。
危ない危ない。魔王にはリルナーさんでもおそらく勝てないからね。
魔王に勝てるといったらリカリドさんくらいだからね。
「はぁ……私はまだ弱い。魔王に勝てないと諦めてる時点で弱いんだ……。もっと強くならないと……」
リルナーさんは修行をする。
「コンコン、お菓子欲しい。お菓子買いに行こう!」
というわけで、リルナーさんとネンネと僕はお菓子屋さんへ。
色々なお菓子が売っている。
お菓子を買って帰るのだ。
そして、お菓子を食べるのだ。
おいしい。
グミを食べてる僕とネンネとリルナーさん。
グミ食べながら激しく修行してるリルナーさん。
とここで、第一王女サリス様が来た。
「勝負だ、リルナーさん!私が勝つ!」
と小声でなにか話してくる。
「1億エナガあげるので負けてくれませんか?」
「いや、負けません!王様にバレたら怖いし!」
「そうですか。では、勝って嘘だと思われたら困るのでお父様を呼んできます!」
王様が来た。
「私が勝つんだー!」
リルナーさんとサリス様が勝負する。木刀で。
サリス様が攻める。
それを軽くあしらうリルナーさん。
1分でリルナーさんが勝った。
「くそ、もう一回だ!」
2時間後
100回やって100回負けたサリス様。
「ぐぬぬぬぬ、もう今日は諦める!いつか勝つ!」
サリス様は去っていった。
「ほっほっほ、リルナー、ありがとう。褒美に10万エナガをやろう」
「ありがとうございます!」
王様から10万エナガを貰ったリルナーさんだった。
修行するリルナーさん。
誰かが来た。
「強い魔物がこの街に侵入してきました!リルナーさん助けてください!」
「よし、分かった!」
魔物退治へ。
この街で暴れる魔物。
巨大な魔物だ。ゾウくらいでかい。
その魔物とリルナーさんは戦う。
魔物に斬撃を与え続け、そして、30分後、魔物は絶命した。
感謝されるリルナーさん。
賞金100万エナガを貰うのだった。
「自分より弱い魔物を倒しただけで100万エナガがもらえる。お金稼ぐのって結構簡単なのでは?」
うかれてるリルナーさん。
魔王は魔王城に帰ったのだろうか。
おとなしく魔王城で勇者リカリドさんに討伐されてほしい。
夜。
敵感知魔法陣に反応。
魔王軍序列7位レッファが現れた!
なんでリルナーさんに勝つことを諦めないんだろうか。
リルナーさんと激しく闘う。
普通にリルナーさんが優勢。
「くそ、やはり私には無理なのか!逃げる!」
「そうはさせるかー!!」
レッファの髪を掴む。掴んだ髪はちぎれて、レッファは逃げていった。
「くそー、逃げられた!魔王軍序列7位も倒したら結構お金になるのにー!!」
逃げられたのでした。
晩御飯を食べる。
順番にお風呂に入り、そして寝るのだった。
次の日。8月17日。
朝ご飯を食べる。
味噌汁美味しい。
店を開ける。
破壊拳法勇者シーデリさんが来た。
「では、この剣を買おう!そして、この剣は破壊拳法で粉々にしてやる!!コンコンさん、この剣を持っていてくれ!」
剣を持つコンコン。
「くらえ!破壊拳法!剣壊し!!」
剣は粉々に砕け散った。
「ああ、僕が作った剣が……強度が足りなかったのかな……」
もっと頑丈に作ることを誓った僕だった。
「見たかコンコンさん!これが私の力だ!私は最強なんだ!」
シーデリさんはうきうきで帰っていった。
お客さんに刃物とかを売りながら修行する僕。
日本語の研究をしてるネンネ。
激しく修行するリルナーさん。
12時。絵師のボベザさんが剣を受け取りにくる。
「うわ、凄い!私の絵の通りの剣が完成してる!さすが、コンコンさん!君は世界一の鍛冶師だよ!!」
ボベザさんは剣をさやにいれ、ウキウキで帰っていった。
喜んでもらえてよかったぜ。
「きゃー!!」
「どうしたんですか?」
「人攫いにうちの娘がつれていかれたんです!」
なに、人攫い?
このゼザナキア王国では奴隷を禁止しているが、近くの国では奴隷が認められてたりする。
「じゃあ、コンコンちゃん、ネンネちゃん、人攫いから女の子を助けよう!!」
人攫いを探す。
人攫いを追いかける。
そして、リルナーさんが人攫いを倒した。
人攫いは警察に引き渡した。
「ありがとうございます、リルナーさん…娘が奴隷になったらどうしようかと心配で、本当に助かりました。」
「よかったよかった!」
リルナーさんは笑っている。
「奴隷制度を残してる国って酷いよね。奴隷制度を禁止にしてるゼザナキア王は流石だね。」
「はっはっは!もっと私のことを褒めるがいい!!」
王様がいた。
「じゃあ、コンコン。この包丁とフライパンを買わせてもらおうか」
「あ、はい。分かりました」
包丁とフライパンを買う王様。
と、お客さんかな?誰かが来た。
「私はゼザナキア王国第一王子エルド。リルナーさんに勝ったら魔王討伐の旅に行く許可をもらえるそうで。まあ私は魔王討伐の旅には興味ないのですが、リルナーさんと手合わせしたかったのでよろしいですか?ちょうどお父様もいるので」
「うん、いいよ!」
エルド様とリルナーさんが闘う。
エルド様もなかなか強い。僕より強いと思う。
しかし、リルナーさんの方が強いのです。
10分後、リルナーさんが勝った。
「リルナーさん、対戦ありがとうございました」
「じゃあ、次は第ニ王子ザナリが相手だ!!」
「弟は恥ずかしながら私の方が年上なのに私と互角なんです。普通なら私の方が強くないといけないと思いますが…」
そして、ザナリ様とリルナーさんが闘う。
10分後、リルナーさんが勝った。
王子たちは僕より強いのか。さすがだなぁ。
「戦ってくれてありがとう!リルナーさん強いね!では、さようなら!」
王子様と王様たちは去った。
商店に誰かが訪れる。
「ふふん、ワシは何歳に見える?」
女性のエルフだ。多分エルフだから200歳とかいってるんだろうけど、若く言った方が喜ぶだろうな。若く言うか。
「25歳?」
「ぶぶー!正解は200歳じゃ!」
やっぱり200歳いってた。
「ワシはエルフじゃからな!ワシはとても強い魔法使いとして有名なんじゃぞ!100年前の魔王軍序列7位を倒したこともある!」
100年前と今ではその順位にいたメンバーが違います。
魔王は100年前から変わってませんが…。
魔王は10年に一度序列を決め直すので。10年間はその順位の人が死んでも新しい人がその順位についたりとかはないのです。
「いやー25歳に見える?ほっほっほ、ワシもまだまだ若いのお!ワシの名はエルフのソリールじゃ!」
ソリールさんは強いんだね。
ソリールって名前なんか聞いたことある気がするし、有名なのだろう。
リルナーさんが激しく修行してる。
「ソリールさんはリルナーさんに勝てますか?」
とネンネが言い出す。
「ほっほっほ、ワシは強いからな!リルナーさんよりも強いかもしれんぞ!」
ということで、リルナーさんとソリールさんが戦うことになった。
激しく戦う。
1時間が経過した。
ソリールさんぼろぼろ。
リルナーさんも少し疲れてる。
そして10分後、リルナーさんが勝った。
「180歳も年下に負けてしまうとは……ワシもまだまだじゃったか……まあ、いっか!ワシはエルフだからまだまだ死なないし、いつか魔王より強くなるじゃろう!わっはっは!」
ソリールさんは笑いながら去っていった。
修行に戻るリルナーさん。
日本語研究するネンネ。
ソリールさんが戻ってきた。
「そうじゃそうじゃ。ワシの杖の下に日本語を組み込んで欲しいんじゃ。組み込んでくれるか?」
「はい、分かりました」
日本語を組み込むのだ。
杖の下の方に「杖」という日本語を書いて欲しいらしい。
「8月19日の12時に取りに来てください。」
今日は8月17日。
「分かった!待ってるね!」
ソリールさんは去っていった。
ソリールさんの杖の下の方に日本語を組み込もうとする。
そして、修行も行う。
夜。
晩御飯を食べる。
美味しい。
風呂に順番に入る。
そして、寝ようとすると敵感知魔法陣に反応がある。
30人くらいいた。
全員リルナーさんが倒し、警察に突き出した。
ほんと懸賞金とかなくなって欲しいね。
命を狙われるのは嫌だ。
殺されたくない。
はあ、寝よう。
おやすみなさい。
読んでくださりありがとうございました。