表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/20

7話

2日後。6月20日。


リルナーさんが帰ってきた。


「ふっふっふ!ただいま!私は日本語を帯びた煙玉を10個使ってなんとか逃げたぞ!ふふふ、煙玉新しいのを10個買ったら、魔王軍序列5位のとこを目指そう!」


リルナーさんは左腕を骨折していた。

3日かけて骨折を魔法言語で治した。

6月23日。

リルナーさんは魔王軍に顔がバレてる。僕とネンネも日本語研究者だし、魔王軍に顔がバレてるかもしれない。

というわけで仮面で顔を隠して魔王軍序列5位のとこへ向かうことにした。

ザラーディアさんだけ顔を隠さない。


「多分私は顔をバレてないし、大丈夫だ!」


ということで顔を隠さないらしい。


魔王軍序列5位のとこまで進んでいく。

魔王軍のメンバーにはなるべく会わないように気をつけて、魔物を倒しながら進んでいく。

2週間後。7月7日。

7月7日はリルナーさんの誕生日である。


お金持ちのザラーディアさんがお金を使って盛大にリルナーさんの誕生日を祝おうとか言うので、目立ちたくないからとリルナーさんが断った。


僕とネンネとザラーディアさんはリルナーさんに誕生日プレゼントをあげるのでした。


1ヶ月以上かけて、ついに魔王軍序列5位がよく現れる場所へ着いた。


「よーし、リルナーさん、頑張ってください!」

とザラーディアさんは言う。


果たして、魔王軍序列5位にリルナーさんは勝てるだろうか。


「ふふふ、私は魔王軍序列5位バラーカ!!」


女だった。



「私は貴族勇者ザラーディア!!私がお前を倒す!」


「ザラーディア?聞いたことないなぁ!んん??そこにいるのは、魔王軍序列7位のレッファと互角に戦ったというリルナーでは!!ふっふっふ、しかし、私の序列は5位!7位と互角なら私の方が強いだろう!いざ、勝負!!」


「リルナーさん、頼みましたよ!」


リルナーとバラーカが戦う。

互角。


いや、30分経ったが少しだけリルナーさんの方が優勢。


「くそ、強いなリルナー!もういい!私は逃げる!」


バラーカは逃げた。


1週間後。


7月14日。バラーカは拠点をどこか違うとこへ変えたようだ。


「魔王軍序列5位を倒したかったが、どこかへ消えてしまった!もういい!帰ろう!」


1ヶ月かけて、僕たちは帰ったのでした。


8月14日。鍛冶商店に帰ってきた。

ザラーディアさんから1人1000万エナガを貰ったのだった。

リルナーさんはお酒を飲む。

誕生日が来たことで20歳になり、お酒が飲める年齢になった。

ネンネと僕はリルナーさんとは学年が二つ違うのだ。

僕とネンネはまだ17歳です。


お酒を飲んで修行をするリルナーさん。


鍛冶屋なので武器とかを作りながら修行する僕。


お客さんがそこそこ来て、色々売るのだ。


テランカさんが来た。


「やあ、コンコンさん!私は最強美少女魔法少女テランカ!私は1人でテキトーに魔王軍序列13位の敵を倒したのです!ほら、新聞にも書いてある!凄いでしょ!いやー、あなたの杖に書いた日本語もなかなかよかったですよ!いやー日本語の「魔法少女」もなかなかいい!最高!コンコンさんありがとう!」


「そうですか。よかった。」


魔王軍序列13位とか僕でも倒せない……。

そんなに強いんだこの子。12歳なのに凄い。


「さっき、霊能力者を名乗るおばあさんにとてつもなくやばい悪霊がついていて、このままでは死ぬから、10万エナガを払ったら除霊してあげるとか言われたんだよね。絶対詐欺だよね?でも、怖いから少し払うか迷った!払わなかったけど」


「うん、それは詐欺だと思うよ。僕も同じようなこと言われたんだけど、嘘を見抜くことで有名なエフェファーさんが嘘だって言ってたし」


「そうだよね。嘘だよね。本当そんな嘘やめて欲しいよね。性格悪いばあさんだ。」


警察に突き出せばよかったね。

突き出してなかった。

しかし、その後、そのおばあさんは警察に捕まったのだった。


コーヒーをゆったり飲むコンコンとネンネ。


「コーヒー美味しそうですね」


「テランカさんの分も作りましょうか?」


「え、いいんですか?じゃあいただきます!」


テランカさんもコーヒーをゆったり飲む。


リルナーさんは煙玉をいっぱい持っている。


「リルナーさんはコーヒー飲まないんですか?」


と僕は聞く。


「ああ、水でいい」


リルナーさんは水を飲み、修行をするのだ。


「私は魔法言語が得意。魔王軍序列13位も魔法言語を駆使して倒したから」


「へー、凄いね。僕なら魔王軍序列13位と戦ったら負けちゃうよ。リルナーさんなら倒せるだろうけどね」


「リルナーさん強いと有名ですもんね。魔王軍序列7位とよく互角で戦ってるとか」


「でも私は魔王軍序列2位に勝てなかった。煙玉を使って逃げ切ったが、勝てなかったのが悔しい。私はもっと強くなりたい!」


「魔王軍序列2位はそんなに強いんだ。それなら私でも負けそうだね。私も誰よりも強くなってみせる!!」


テランカさんは去っていった。


僕はネンネとリルナーさんと一緒に食材を買いに行く。

八百屋でりんごを買った。帰ってからすぐ食べようと思う。


「コンコンちゃんりんご好きなの?」


「普通に好きかな」


そして家に帰ってきた。


りんごを切ってゆったり食べる。


りんごおいしい。


「コンコンさん、剣を売ってくれ!」


剣を売るコンコン。


「ひっひっひ、コンコンさん、剣を売ってくれないか?」


この人、見た感じおそらく盗賊。


「盗賊には剣を売れないね!」


「なんだと!?お前はリルナーだな!ぶっ殺して懸賞金10億エナガいただいてやる!!」


盗賊はリルナーさんにぼこぼこにやられ、警察に連れていれました。


りんごをゆったり食べ終える。


そして、修行をする。


「コンコンの狐耳かわいいよねー。私も狐耳欲しいなー」


「狐耳のカチューシャなら売ってるの見たことあるよ。ネンネちゃん買いに行ったら?」


「え、そうなの?買いに行こうかな!コンコンとお揃いになる!」


というので3人で狐耳のカチューシャを3個買った。


「コンコン、狐耳はえてるのにもう一つ狐耳するの?」


「いや、どんな感じになるかなってなんとなく買った。けど、いらないね。誰かにあげよう!」


テランカさんにあげた。


「最強美少女狐耳魔法少女テランカ!いいね、狐耳!かわいい!もらっていく!」


テランカさんはうきうきで帰っていった。


ネンネとリルナーさんは狐耳のカチューシャをつけて修行する。


お客さんが来る。


「やあ、コンコンさん。おや、ネンネさんとリルナーさんにも狐耳がはえてる……なぜ?」


「カチューシャです!」


とネンネ。


「カチューシャか。かわいいね。じゃあフライパンを買おうかな」


フライパンが売れた。


ラザカシが来た。


「やあやあ、コンコン。おや、ネンネさんとリルナーさんに狐耳がはえてる。カチューシャかな?コンコンとお揃いだな!」


「ネンネが僕の狐耳かわいいって言ってたから…」


「だから買ったのか。コンコンの狐耳かわいいのか。そうか。ネンネさんとリルナーさんはかわいくなってるね。僕も狐耳のカチューシャ買おうかなー?」


「ラザカシはそんなのしなくていいでしょ。うん」


「なんでだよ。僕も狐耳カチューシャつけたらかわいくなって女の子にちやほやされるかもしれないだろ!」


「狐耳つけただけで女の子にちやほやはされないと思う」


「むむむ、まあそうか。じゃあ犬耳?」


「ラザカシは動物の耳つけなくていいと思うよ」


「まあ、コンコンがそう言うならつけないでおこう!じゃあ、何かして遊ぼうぜ」



というのでキャッチボールでもする僕とラザカシ。

その後、腕相撲をしたが、互角で勝負がつかなかった。


リルナーさん激しく修行している。


リルナーさんの真似して修行しだす僕とラザカシ。


リルナーさんのハイペースについていけない。

ラザカシと僕は疲れて寝転ぶ。


「なあ、コンコン。楽器の演奏でも聞きに行こうぜ?」


というのでネンネと護衛してくれるリルナーさんもついてきて、プロの楽器の演奏を聞きに行く。

オーケストラ的なの。


演奏は素晴らしいかな。聞き入るのだ。

異世界の曲もなかなか悪くないね。


演奏が終わり、家に帰る。


リルナーさんが激しく修行する。

ラザカシは帰るみたい。


「じゃあな、コンコン。また素材いっぱい買ってくれよな!」


ラザカシは帰っていった。



お客さんが来る。

槍とかハサミが売れるのだった。


夜。店を閉める。


今日買った食材で晩飯を作る。


晩飯を食べていると、店閉めてるのに誰かがドアをガンガンノックする。


「やあ、ピザをもらったんだ。一緒に食べないか?」


ザラーディアさんがなぜかピザを持ってやってきた。

ザラーディアさんを家の中に入れる。

ピザを食べる。


「ザラーディアさんが持ってきたピザ美味しいですね」


「そうだろ、コンコンさん。一流の人が作ったピザだからな!とても美味しいに決まってる!」


リルナーさんとネンネもピザ美味しいと言っていた。


「なんでザラーディアさん、ピザを持ってきたんですか?」


と僕が聞く。


「いやー、一緒に旅をした仲だからな!友達みたいなものだろ?ピザでも一緒に食べて仲良くしたかっただけだよ!」


ザラーディアさんと僕たちは友達なんだそうだ。


「また今度冒険しに行こうな!1000万エナガ払うから!」


「そんなに僕たちにお金使って大丈夫なんですか?」


「ああ、大丈夫だ!貴族だからな!」


貴族ってそんなにお金持ってるのだろうか。


「今日、コンコンさんの家泊まってもいいか?家に帰るの面倒だし。着替え持ってきたからお風呂も貸してくださいな!」


というわけでザラーディアさんはお風呂に入る。

1時間くらいで風呂からでてきた。


「いやーゆったり長く風呂につかってしまった。ん?リルナーさん何をしてるんですか?」


「なにって、修行ですけど!」


「修行!?強くなるための修行ですか!さすがですね!今日はもう風呂に入ったんでやりませんが、明日、一緒に私も修行します!それでリルナーさんくらい強くなって1人で魔王軍序列一桁を倒すのです!では、寝ます!おやすみなさい!」


ザラーディアさんは床で寝た。

布団をかぶせる。布団が足りない。


「じゃあ、私が布団なしでいいよ!」


リルナーさんが布団なしで寝るのか。

「布団」と魔法言語で書かれた布をかけて寝るリルナーさんだった。


僕とネンネは布団で寝るのでした。


おやすみなさい。


次の日。8月15日。


僕たちはいつも出かけるときも敵感知魔法陣を展開してます。

だって高額な懸賞金かけられてるから、どこで敵が殺しにくるか分からないし…。


「おはようございます!リルナーさん、私も一緒に修行します!うおおー!!」


リルナーさんと同じ修行をしようとするザラーディアさん。

すぐに疲れてバテた。寝転んでいる。


「はぁはぁ……リルナーさんの修行ハードすぎて真似できません!!」


「この修行ができるようになったらリルナーさんと同じくらい強くなったってことなのかなー?」

と僕は言う。


「頑張ってねコンコンちゃん!ザラーディアさん!私と一緒に修行がんばろー!」


リルナーさんと同じ修行なんてできません。


ザラーディアさんは疲れすぎて1時間動けなかった。

1時間経ったくらいで立ち上がる。


「はぁ、疲れた。よし、修行をしよう!自己流の!」


自己流の修行をはじめるザラーディアさん。

全然ハードじゃなさそうだけど、修行になってるのかな?


僕とネンネも修行をする。


と、敵感知魔法陣に反応。


魔王軍序列7位レッファが現れた!


レッファとリルナーさんが激しく戦う。

街に潜伏して人間として生きてる魔王軍なんてレッファくらいだろう。


リルナーさんが普通に優勢。


「くそ、なぜだ!なぜ私がこんなにも負けそうなのか!くそ、くそー!!」


レッファは逃げ去った。


「あーくそ、また逃がした!ダメだな。倒さないと勝ったことにならない!!ぐぬぬ」


リルナーさん悔しそう。



「さすがです、リルナーさん!魔王軍序列7位と戦って、勝てそうだったなんて!逃げられましたけど、さすがです!」

とザラーディアさんは言った。



「次は逃がさない!」



レッファは逃げ足がはやいね。



修行をするリルナーさん、ザラーディアさん、ネンネ、僕。


ネンネは日本語研究をしだす。


「ねえ、コンコン。「自動車」ってなんだろう?日本語に関する書物にでてきたんだけど」


「自動車は日本にある乗り物。時速100km以上速度が出る乗り物だよ」


「へーそうなんだ!どんな感じか絵で描いてみてよ」


自動車の絵を描く。


「へー、これが自動車かー。」


「この自動車に速度が出てるときにぶつかったら死んじゃうと思うよ」


「へー!兵器にもなる乗り物なんだね!この王国にも欲しいね!」


まあ、僕はたぶん自動車を運転したことはあると思うのだが、運転したときの記憶がないんだよね。

人生の記憶残ってないから。日本の知識とかはあるけど。



「自動車」の日本語がどんな感じの呪いか研究してる。

ネンネは嘔吐しながら、「自動車」の日本語を扱っている。

魔法言語の書かれたガスマスクをつけながら。


「自動車」の日本語の研究を終了し、「自動車」の文字は魔法言語と水で溶かして消した。



「やっぱり私が1番好きな日本語は「大好き♡」かな」


牢屋にいるときもリルナーさんに頼んで「大好き♡」送りまくってたもんね、ネンネ。


ネンネと僕はキスをする。


ザラーディアさんはそれを見ていたようで。


「私も金目当てで彼女になってくれた子とキスをしたことがいっぱいあるぜ!いやー、金で彼女作るのも悪くないぜ!かわいい女の子最高!」


ザラーディアさん女好きなのかな。

それにしてもネンネかわいい。狐耳のカチューシャしてる。かわいい。


鍛冶商店にお客さんが来る。



「やあやあ、私は絵師のボベザ。私が書いた絵と絵の武器の解説通りに剣を作ってくれ!」


と言われたので、特注で剣を作る。

「2日後の8月17日昼の12時に来てください。」


「分かりました!」


絵師の人は去った。

えっと、この絵の通りにつくればいいのか。

まあ、2日でできるでしょ。


剣を作っていく。ちょっと修行もしたりする。


「コンコンちゃん、剣作りと修行の両立流石だね!」


リルナーさんの強さの方が流石です。


休憩にネンネと僕とリルナーさんはコーヒーをゆったり飲むのでした。

読んでくださりありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ