5話
修行とはなんなのか。
修行を詳しく書けません!
じゃあ何が書けるんでしょうね私。
5月25日。
ゆったりコーヒーを飲んでるネンネと僕。
お客さんが来る。
商品を売る。
修行をする。
「え、コンコンさん何やってるんですか!?」
「何って修行ですよ!強くなりたいんです!」
「強くならなくても鍛冶屋で生きていけるんじゃないんですか??」
「いやいや、わけあって命狙われてますから」
「ああ、日本語研究者だから。日本語なんて研究しなければいいのに……。」
「今更やめてもたぶん懸賞金取り下げられることないと思うから…」
「ああ……確かに」
懸賞金取り下げて欲しいね。
リルナーさんが家に住んでいない頃よく僕たち生きてたよね。
運がよかったというかなんというか。
たまたま強い人が懸賞金目当てに来なかったから。
もっと強くならないと。
一般人よりは強いと思うんだけど、まだまだだね。
「さっき聞いたんだけど、前はコンコンちゃんとネンネちゃんのこと王様が守るように指示していたんだって。私が今はいるから守りを弱めたみたい。」
なにそれ初耳なんですけど。
だから強い懸賞金目当ての人が現れたなかったのかぁ。
そうかぁ。
弱いのは来てたけどなぁ。なんでだろ?
「守ってることを隠すため、弱い相手はスルーしてたみたい」
へーそうなんだ。
「王様のおかげで僕たち今も生きていられたんだね。ふーん。王様には何かお礼をしないとね。」
「今作ってる頼まれた剣のお代をタダにするとか?」
「それだけでお礼になるのかなぁ。ついでにケーキをプレゼントしようかなぁ」
「それでいいんじゃない?」
「じゃあそうしようか」
僕は王様に頼まれた剣を無料にし、ホールケーキもプレゼントすることにした。
王様が剣を受け取りに来るのは明日の12時。
それまで剣を真剣に作り、修行をする。
「すみませーん!リルナーさんと手合わせしに来ましたー!」
10歳の男の子がリルナーさんと手合わせしたいと言い出す。
「いいよー」
リルナーさんが手合わせするみたい。
10歳の男の子はなかなか強そうだった。
しかし、僕よりは弱いと思う。
10歳にしては強そうだが。
10歳の少年はリルナーさんに勝つことはできなかった。
「くっそー!次は絶対勝つ!」
男の子は去っていく。
「なんで私と戦いたがる人がこんなにいるんだろうね。子供で私と戦いたがるなんて」
「リルナーさんが強いと有名だからですね」
「もっと強くなりたいけどね」
リルナーさんは修行をするのだ。
「号外!号外だよー!リカリドさんが魔王軍序列3位バッサスを倒したみたいだよー!」
「序列3位と言えば勇者ゼリーを殺し、街を6つ滅ぼしたあの!?さすがリカリドさん!」
街の人たちがリカリドさんは凄いなーと、リカリドさんを褒め称える。
「私はリカリドさんよりも強くなりたい!最強の女になりたい!修行だ!修行!」
いっぱい修行するリルナーさん。
剣を作り、修行をする僕。
手を抜かずに剣を作るが修行もする。
修行もしたら手を抜いてることになるのかなー?いや、ならないか。うん。ならないな。気にしない気にしない。うーん。
「コンコンは修行しなくていいよ!鍛冶屋専念したらいいよ!私がリルナーさんくらい強くなるから!」
と、ネンネが張り切ってる。
今、ネンネと僕どっちの方が強いか。
多分僕の方が強い。
はぁ…。剣を作らないといけないから、そんなにちゃんと修行できてないかもしれない。
「ネンネちゃんとコンコンちゃんってどっちの方が強いの?木刀で勝負してよ!」
「よーし、いいよ。コンコン勝負しよう!」
「ネンネだからって手は抜かないからね!勝負だ!」
僕とネンネが勝負する。
10分後。僕が勝った。
「あー!コンコンに負けたー!悔しい!でも、私はコンコンよりもリルナーよりも強くなるから!誰にも負けないくらい強くなるから!コンコンを守れるようになってみせる!」
「僕もネンネを守れるように強くなる!リルナーさんより強くなってみせる!」
強くなりたい僕たちだった。
リルナーさんは修行に専念する。
僕は王様に頼まれた剣を作る。
夜には出来上がるように計算して作ってる。
ネンネは日本語の研究をしている。
「できた!はい!「大好き♡」改良版アタック!」
げ、ネンネが日本語を渡してきた!
嘔吐……!しないだと!?
しかし、性的に凄く興奮させられてる気がする!
あそこが勃○してる。
さすが「大好き♡」……。
「コンコン、日本語で私があなたのことを大好きだって伝わった?」
「うん、伝わったから、もうやめてね。」
「ふふ、魔法言語とかも混ぜて嘔吐感を軽減させたんだよ。凄いでしょ!」
「ふふ、凄いね」
「やっぱり日本語は凄いね!まあ懸賞金が無くなるのなら日本語研究者やめてもいいんだけどなー!やめても無くならないからね。だから、日本語は研究しまくるんだ!」
日本語研究を続けるネンネだった。
「僕たちに懸賞金をかけてる人、王様が捕まえてくれないのかなー」
「日本語嫌いな団体はトップがどこにいるのか何者なのか分かってないからね。捕まえようがないね。まあ、不安だよねコンコンちゃん。私も不安だからずっと修行してるの!修行して強くなって、ゼルコさんよりも強くなって、魔王よりも強くなって、コンコンちゃんとネンネちゃんの最強の護衛になる!」
リルナーさんが最強になってくれたら僕たちも安心だね。
でも、リルナーさんにずっと家にいてもらうのは申し訳ない……。
でも死ぬよりリルナーさんに頼った方がましだ。
リルナーさんに頼って生きよう。
ん、そうだ。
「リルナーさん、リルナーさんが護衛してくれるなら、この鍛冶商店の利益の50%リルナーさんに差し上げ続けます!」
「ええ!いいよいいよコンコンちゃん!私コンコンちゃんの家にいるだけなのに護衛の費用なんて渡さなくていいよ!」
「いやでも、助かってますし」
「そうか。じゃあ5%だけもらおうかな!」
「たった5%でいいんですか?」
「うん、いいよ!コンコンちゃんとネンネちゃんを全力で守ってあげる!」
「分かりました。食費もこちらが出します」
「そう。ありがとう!」
リルナーさんはいい人だね。
僕は王様に頼まれた剣を作っている。
夜。王様に頼まれた日本語の帯びた剣ができた。
「あー、コンコン!王様に頼まれた剣できたんだ!」
「うん、できた。しかし、日本語だからな。もっとちゃんとどう危険か王様に説明しないといけないね」
いつもどう危険か試したりして説明しているのだ。
リカリドさんやゼルコさんにも書いてないけど色々試したり説明したりしてました。
もう遅いし、店を閉めようとすると、リルナーさんと手合わせした10歳の男の子が来た。
「すまない、日本語を帯びた剣を作ってくれ!」
「いやー、日本語を帯びた剣を子供には作ってあげられないかな。危ないから」
「大丈夫だ!作ってくれ!」
「いやー無理かなー。そもそも剣自体子供に売り渡すことはできないかな。」
「分かった!じゃあお父さんに買ってもらう!」
子供は帰っていった。
店を閉めた。
晩ご飯を3人で作って食べる。美味しい。
1人で順番にお風呂に入っていく。
そして寝る。
おやすみなさい。
次の日。5月26日。
朝ごはんを食べる。
修行する。鍛冶の仕事もする。
「ねえ、コンコン。近くで動物をいっぱい連れてきた人がいて、お金払ったら動物見せてくれたり、触らしてくれるんだってー!」
ふーん、日本で言うとこの移動動物園的なのだろうか。
「じゃあリルナーさんと王様に剣を渡して昼ごはん食べたら見に行ってみようか」
と言うわけで12時。
王様が来た。
日本語の危険さを説明する。
「コンコン、日本語の剣を作ってくれてありがとう」
「そう言えば王様は僕たちの護衛を指示してくださったんですよね?ありがとうございます。お礼になるか分かりませんが、日本語の剣の代金を無料にします。そして、このケーキ、お口に合うか分かりませんが、どうぞ」
「あれ?護衛してたことバレてたの?そうかそうか。ありがとうコンコン。では、ありがたく受け取るよ」
ケーキと剣を受け取った王様。
「では、さようなら」
王様は去った。護衛もいっぱい王様に付き添い、去った。
では、昼ご飯食べたし、動物いっぱい連れてきてる人のとこに行くか。店閉めて。
リルナーさんとネンネと一緒に行く。
「やあやあ!俺は動物たちの友達!!動物たちがみたいなら1人2000エナガ!触りたいならプラス5000エナガ払ってねー!」
というので、2000エナガ×3人分払って動物を見る。
ネズミ、蛇、鷹、うさぎ、他にも色々な動物がいた。
5000エナガ追加で払って触らせてもらう。
「わー!コンコン、うさぎかわいい!かわいい動物いっぱいだね!」
「そうだね、ネンネ。動物かわいいね」
「鷹いいなー。鷹かっこいい」
リルナーさんはそう言いながら鷹を触りまくるのだった。
ネズミを手の上で撫でるネンネ。
ネンネは動物が好きみたいだ。
「連れて来れるのは小さい動物が多いが、俺の家には大きな動物もいっぱいいるぜ!虎とか象とかキリンとか!」
「へー!行ってみたいね、コンコン!」
「まあでもここからかなり離れたとこにあるから……一応地図渡すよ。」
「うわー、外国なんだー。行けないね!」
ネンネは行くことを諦めた。
異世界なのに地球といる動物同じなのかな。
いや、異世界特有の動物も連れてきていた。
(しかし、作者の想像力が足りないので異世界動物は紹介できないのだ)
ネンネは連れてきていた動物全部触った。
そして、満足して僕たちは鍛冶商店に帰るのだった。
「いやー鷹かっこよかったね」
「鷹好きだね、リルナーさん」
「鷹の餌は高いから鷹飼うことできないんだよねー。じゃー修行だ!修行!」
鷹は忘れて修行しまくるリルナーさん。
「たのもう!」
「はい、なんですか?」
「私は12歳の最強美少女魔法少女テランカ!頼みがあります!私のこの杖に日本語を帯びさせてくれまさんか?」
「日本語帯びさせるのは15歳以上にしかやってないので無理ですね。」
「そこをなんとか!」
「無理ですね」
「いや、コンコン。やってあげなさい!」
「え!?王様!!」
「この子は魔法言語の扱いがとても上手く、とても強い!リカリドと共に冒険してる魔法使いヒサリナより強いかもしれない!」
「えーでも、魔法言語は呪印言語の日本語とはちょっと違うというか……危険というか…」
「大丈夫だ、コンコン。この子は強い!」
「そうですか。じゃあ日本語を帯びさせましょう。杖は預かりますね。杖の下の方に日本語帯びさせるので2日後にきてください。」
「やったー!分かりましたー!」
テランカは去っていった。
日本語で「魔法少女」と書いて欲しいみたいなので、そう書く。杖の下の方に。
いつものように包丁や農具を売るコンコン。
敵感知の魔法陣に反応。
「やあやあ、包丁を買いたいんだけど」
いや、あんた、敵感知に反応してますから。
僕たちのこと殺す気でしょ。
とりあえず敵だと気付いてないフリして包丁を売ろうとする。
「なんてな!死ねー!」
剣でいきなり斬りかかってきた。
剣を抜いてガードする。
剣と剣が当たってる状態。
「コンコンちゃん!大丈夫!やー!」
峰打ちでリルナーさんは倒した。
警察に突き出した。
「あ、コンコンちゃんが倒すつもりだった?つい私が倒しちゃった!」
「いや、助かりました。ありがとうございました。」
敵は殺したら、こっちが捕まる可能性があるから殺さないんだよなぁ。
正当防衛が認められるか微妙なんだよなぁ。
いや、王様は結構味方してくれるし、認められるかなぁ。
いや、人殺しはダメか。殺さないよう気をつけよう。
「あ、銀色のネズミだ!」
ネズミを追いかけるネンネ。
「ちょ、ネンネ!護衛してくれるリルナーさんから離れたら危ないって待って!」
「うん、分かった!」
ネンネが銀のネズミを追いかけるのをやめた。危ない危ない。
懸賞金目当ての強い人がリルナーさんから離れたときに現れたら危ないからね。
と、敵感知魔法陣に反応。
「ふははは!私は日本語嫌いな団体のメンバー!お前たちをぶっ殺す!」
まだ何もしてないけど警察に連れていかれた。
日本語嫌いな団体は警察に狙われているのだった。
リルナーさんは腹筋してる。
腹筋50回したあと、なんか修行をするのだ。
修行をしまくるのだ!
「やあ、コンコン!金貸してくれ!」
「え、誰ですか!」
「はじめまして。俺はギャンブル大好き借金まみれのジョザだ。」
「そうですか、ジョザさん。お金は貸しません。お金の貸し借りをしてる店で借りてください」
「はっはっは!なぁ、金貸してくれよー!そうだ!俺と木刀で勝負して、俺が勝ったら貸してくれよ!」
「なにっ!?じゃあ私が勝負する!」
「リルナーさん頑張れー」
「いや、リルナーはダメだろ!勝てるわけがない!」
「じゃあお金借りるの諦めてください」
「いや、諦めてたまるか!勝ったらお金をくれ!返さないから!」
「いいよー!てやー!」
ジョザさんはリルナーさんに一瞬で負けた。
「もう100回!100回やって一回でも勝ったら俺の勝ちだ!」
「私はそんなに暇じゃないので嫌です。帰ってください!じゃあ!」
「ちくしょうがー!!」
ジョザは逃げ去った。
夜。店を閉めて晩ご飯を食べる。
風呂に入ったら寝るのだ。
おやすみ。
深夜。敵感知魔法陣に反応。
「ひゃっはー!100人で殺しに来たぞー!終わりだ、日本語研究者!」
5分で50人を気絶させたリルナーさん。
残り50人も全部リルナーさんが倒しましたとさ。
警察に100人も連れてかれるのだ。
その後、敵感知に反応があった。
「はっはっは!魔王軍序列7位レッファ!!今度こそリルナー!お前を殺す!」
リルナーさんとレッファが激しく戦う。
リルナーさん優勢。
「くそ、序列7位だぞ!なぜ私が負けそうなんだ!くそ、一旦引く!!」
逃げ足がはやいレッファだった。
レッファは捕まらないのだ。
「私はもっと……もっと強くならないと!」
リルナーさんはもっと強くなりたいのだ。
僕たちももっと強くなりたい。
というか深夜に起こすのやめて欲しい。
敵来ないで欲しい。
はぁ……寝よう。
おやすみ。
読んでくださりありがとうございました。




