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日本語が少し危険な言語の異世界で鍛冶屋やってる  作者: 書き氷


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13/20

13話

8月26日。


朝ごはん食べて店を開けて、修行する。


ロウガさんが来た。


「携帯用ゲーム機の充電がなくなった……充電する方法ありますか?」


充電する方法……充電って電圧とか電流とかちゃんと調節しないとできないのでは?よく知らないけど。

それに、差し込むところに電気を流すのか?

んー、無理だね。多分壊れる。


「壊れるかもしれませんが、魔法言語で電気を流して試してみますか?」


「ああ、お願いします。壊れてもまあ構いません!」



2時間かけて魔法言語で充電器的なのを作った。

上手くいった。


充電できた。


「ありがとうございます!」


ロウガさんから10万エナガもらった。

もらいすぎな気もするが、お礼ですと言ってきかないので、もらっといた。


電気の魔法言語は消した。つけっぱなしだと火事になるので。

充電がなくなるたびに電気の魔法言語僕が書くので来てくださいと言った。

ロウガさんは感謝して去った。


12時。ラジシールさん降臨。


「じゃあコンコンとやら、手合わせするか?」


「負けると思いますが、いいですよ。」


そしてラジシールさんに負けた僕。


「ふっ、弱いぞ!コンコン!そんなんじゃ、お前の妻を守れないぞ!」


「確かにそうですよね。でも、分からないんですよね。強くなる方法が」


「頑張って修行するんだな!」


と、ラジシールさんも言ってるし、修行するかぁ……。


修行しながらラジシールさんのドラゴン用の剣を作る僕。

もっと強くなりたい。

鍛冶師としての腕ももっと凄くなりたいが、それ以上に戦闘面で強くなりたい。

リルナーさんくらい強くなりたい。いや、魔王を倒せるくらい強くなりたい!


激しく修行するリルナーさん。


エツジさんが来た。


「よう、元日本人仲間のコンコンさん。日本のことについて語ろうぜ。」


日本について修行しながら語り合う僕とエツジさん。


「テレビがないからアニメがない!アニメがないけど漫画があるからいいよなー。あ、そういえばこの異世界インスタントラーメンがあったんだぜ?インスタントラーメンって日本ではそんなに古いもんじゃなかったと思うけど、なんでこの異世界にあるんだろうな?」


そういえば異世界なのにあったな。インスタントラーメン。

食べるか。

インスタントラーメンを買いに行くエツジさんと僕とネンネとリルナーさん。

リルナーさんは護衛してくれる人なのでついてくるのだ。


そして、リルナーさんと僕とネンネとエツジさんとラジシールさんはインスタントラーメンを食べるのだ。


インスタントラーメンは美味しかったのでした。


エツジさんと日本について語り合う。


日本っていいとこだよねー。うんうん。生きてたときのこと覚えてないけど。


「コンコンさんは自分が日本人の時何歳で死んだか覚えてないんだよね?俺は75歳で死んだぜ?」


「じゃあ前世と合わせれば僕より結構年上なのかもしれませんね」


「いやいや、コンコンさんが何歳で死んだか覚えてないんだから、コンコンさんの方が年上かもしれませんよ?」


「ちなみにエツジさんの今の年齢は?」


「19歳だけど?」


「じゃあ今世では僕より年上ですね。僕まだ17歳なので」


「そうか。俺の方が年上か。若い方がいいと思うよ。うん。じゃあ俺は帰るわ」


エツジさんは帰っていった。



「ふっ、俺より弱い人間は多いが、強い人間もそこそこいるんだよな。俺ももっと強くなって、そして、父のかたきである魔王を倒せるくらいにならないと」


ラジシールさんとリルナーさんは激しく修行する。


と、敵感知魔法陣に反応。


魔王軍序列7位レッファが現れた!


レッファとドラゴンの姿のラジシールさんが戦う。


「くそ、互角だと?!私の狙いはリルナーだというのに、うっとうしいドラゴンだ!死ねー!」


死にません。


互角で勝負つかないし、諦めて帰っていったレッファだった。


「ああ!逃げようとしたら私が捕まえようかと思ってたのにー!お金が逃げたー!」

お金は好きなリルナーさん。

まあ誰でもお金好きか。


激しく修行するリルナーさん。


本屋に行くことになった。


漫画とか小説とか売っている。


「おい、コンコン。どの漫画が面白いか分かるか?」


「いや、僕、この世界の漫画にあまり詳しくないです。」


最近この世界にも漫画があることを知ったし。


「そうか。なら、表紙で面白そうなのを1冊だけ買ってみるか……」


漫画を選ぶラジシールさん。


「ん、この数字はなんだ?もしかして、読む順番か?タイトルが同じだもんな。そんな感じなのか。では、この漫画の1を購入しよう」


ラジシールさんは漫画家ゴールドさんの前かいてた漫画を買うのだった。

今は違う漫画を週刊少年シャンプーで連載してる。


鍛冶商店に戻るとさっそく、買った漫画を読むラジシールさん。


「おお、この漫画面白い!」


1巻全部読んだ。続きが気になるとか言って、その漫画の全巻買い出した。


ラジシールさんは全部読むのだった。


「よう、コンコン。この漫画読みたいか?この漫画にかかった代金の半額を払ってくれたら読ませてやろう!」


「いや、大丈夫です。」


「はぁ?面白いのだぞ!なら、3分の1でいい!払って読め!」


ラジシールさんがすごい読んで欲しそうだから3分の1の代金を払って読むのだった。

普通に面白い。


「だろ?面白いだろ?俺も面白くて全数字買ったからな!いやー、面白い!漫画は面白い!」


「漫画書いてる人はすごいと思う?」


「凄いかもしれないが、弱ければ見下してしまうな!」


やっぱり戦闘面で弱い人は見下してしまうラジシールさんでした。



夕方。

夕日が綺麗。

異世界の太陽も日本の太陽と似たようなものだね。

この異世界には宇宙という考えはないらしい。

もしかしたら異世界には宇宙がなく、星や太陽は空の上の方に浮いてるのかもしれない。

異世界の人はそういう考えなので。


「やあ、コンコンさん!鉄を斬れる剣はありませんか?」


「剣で鉄は斬れないと思います……」


「ちょっとこの剣で鉄を斬ろうとしてみてもいいですか?」


「んー、いいですけど……」


厚さ10cmの鉄板を斬ろうとする。

斬れない。


「斬れませんねー。いや、リルナーさんなら斬れるんじゃないですか?」


「私?斬ってみようか?」


鉄を斬ろうとする。

斬れた!なぜか斬れた。


「やっぱり鉄斬れましたね!なるほど、リルナーさんほどの強さとあなたの優れた剣があれば鉄は斬れるんですね!さすがです!では、さよなら!」


お客さんは去っていった。


コーヒーを飲む僕とネンネとリルナーさんとラジシールさん。

飲んだあと激しく修行するリルナーさんとラジシールさん。


誰かが来る。


「「きゃー!!レイド様ー!レイド様ー!」」


「ん?レイド様って誰だろう?」

と言う僕。


「やあ、あなたはコンコンさんだね?僕はレイド。かわいいね、コンコンさん、僕は君のこと好きになったかもしれない」


「レイド様ー!バイセクシャルだからってそんな男のこと好きにならないで下さいよー!」


レイドさんのまわりには女の人がいっぱいいる。


「僕は男は恋愛対象じゃないし、というか妻がいるので……」


「ははは!そうかい、冗談だよ冗談。安い剣を買わせてくれないか?僕も魔王討伐しに行こうと思ってね!」


「レイド様ー!魔王討伐は危ないですよー!そんなことしに行かないで私たちと遊びましょうよー」


「いやいや、僕も魔王を討ち滅ぼしたいんだよ。止めないでくれ」


「でも、レイド様!弱いじゃないですか!やめた方がいいですよ!」


「弱くてもモテモテだから魔王も僕のことが好きになって、僕に自ら殺されてくれると思う!だから、大丈夫!」


「じゃあ、レイド様ー!そこのコンコンさんと木刀で勝負してみてくださいよー!」


「いいとも。僕が勝つけどね。コンコンさんは自ら負けに来てくれると思うから!」


僕vsレイドさん


僕が瞬殺した。

あまりに簡単に勝ってしまったので驚いてる僕。


「レイド様ー!やっぱり弱いからダメですよ!魔王討伐になんて行ってはいけません!そんなことしないで、私たちとセッ○スでもして気持ちよく遊びましょう!」


「いや、大丈夫だ!魔王は僕のことを好きになり、自ら死んでくれるはずだ!だって僕はモテモテだから!」


「レイドさん、魔王討伐の旅は危険ですよ。やめた方がいいと思いますよ」

と僕は言う。


「止めないでくれ!狐耳のかわいいコンコンさん!僕はモテるんだ!」


「魔王は男ですよ。見たところ男にはモテてないように見え、あれ?男がいっぱい来た!!」


「「きゃー!レイド様だー!俺たちと結婚してくれー!」」


「俺は女が好きなはずなんだが、レイド様は別なんだ!レイド様は男だけど好きなんだ!レイド様は別腹なんだ!」


「俺も女が好きなはずだけど、レイド様のことが好きだー!」


男にもモテていた。



「この通り、モテるから、魔王は僕のことが好きになり、そして、自ら命を捨てるだろう!そうして、僕が魔王討伐を果たすんだ!」


と最初から見てたラジシールさん。


「弱い奴は雑魚だ。いや、しかし、この男、かっこいい!雑魚だけど好きになってしまいそうだ!」


ええー、ラジシールさんも恋に落ちかけてるー?


「レイドさん、かっこいい……」


リルナーさんまで恋に落ちかけてるー?


「コンコンの方がかっこいいし、かわいいね」


ネンネと僕は相変わらずレイドさんよりもお互いのことが好きだった。



「そう、僕は本当に好きな人がいる人は僕のことを好きにさせることができない可能性がある。しかし、魔王に好きな人なんて多分いない!魔王は天涯孤独だ!魔王は僕のことを好きになる!」


なるだろうか。

僕は全然好きにならないけどなぁ。


男も好きになるなんて、なんか魔法でもかけてるのかな?

いや、僕は魔法とかには敏感だから魔法がかけられてたら気付くし、なんかよく分からないけど、人を好きにさせる魅力があるんだろうね。


「では、どれくらい僕がモテるのか、試すために少し旅に出るか?」


というわけで、少し安い剣を勝ったレイドさんと僕とネンネとリルナーさんとラジシールさんで、魔王軍序列70位を倒しにいく。


魔王軍序列70位がいた。

70位はレイドさんのことが好きになり、自ら首を差し出してしまった。

その首をレイドさんはハネた。

さすが、レイドさん。


鍛冶商店に帰る。


「レイドさん、カッコいいですね!握手してください!」

とリルナーさん。


「ああ、いいよ」


「きゃー!レイドさんと握手できたー!」


こんなリルナーさん見たことねぇ…。


「じゃあ俺とも握手してくれないか?」


ラジシールさんもレイドさんと握手する。


「はっはっは!弱いから見下してしまうが、好きになってしまいそうだ!」


好きになりそうでも弱ければ見下してしまうラジシールさん。


レイドさんは去った。


「でも、レイドさんはあれだよね。恋愛対象とは違うよね。もっと上の尊さがあるっていうか!」

とリルナーさんは言う。


アイドル的な感じみたいなあれだね。

レイドさんはアイドルになれるよ。


「いやー、あの男、弱いがカッコよかった。恋人にしてやってもいいかもしれない!まあ俺はドラゴンなんだけど、まさか、ドラゴンなのに人に恋してしまいそうになるとは。いや、これは恋じゃないな。尊く、崇めてしまう存在だな!」


やっぱりアイドル的な存在なんだね。

この異世界、アイドルっていう言葉がないみたいだね。


崇められるレイドさんは最強だね。

魔王にも尊いと思わせて首を差し出させて倒すことができるのかもね。

いやー、そんな上手くいくかなー。リカリドさんの方が普通に魔王倒せそうだけどなー。

レイドさんは魔王討伐行くのは危ないと思うなー。

みんな止めてくれた方がいいよね。


ドラゴン用の剣を一生懸命作る僕。

ドラゴン用だからでかいんだよなぁ。


敵感知魔法陣に反応。


修行してたリルナーさんが出陣。

10人来た懸賞金目当ての人を全員倒した!

さすがリルナーさん。


「ふん、こんな雑魚、俺が倒してもよかったんだがな!」


そして、修行するリルナーさんとラジシールさん。


たたいてかぶってジャンケンポンをする僕とネンネ。

たたいてかぶってジャンケンポンでは、僕とネンネは互角。


10勝10敗したところで飽きたしやめる。


僕とネンネも修行する。


夜。晩御飯を食べる。

ザラーディアさんが来る。


「よう、コンコンさん。前作ってもらった武器と防具いい感じですよ。魔王軍序列40位くらいなら倒せるかも!」


いや、ザラーディアさん。その装備で魔王軍序列60位レベルの魔物に負けてましたし、40位は倒せませんよ。


「よし、倒しに行ってみるかな!近くに魔王軍序列42位がいると聞いたからな!倒しに行こう!」


「いや、ザラーディアさんには勝てない気がします!」


「ええー?42位だよ?私、そんなに弱い?」


「ああ、お前は雑魚……いや、本当弱い存在だ!弱すぎる!」

とラジシールさんは言う。



「くそー、なんで私はそんなに弱いんだ!」


そして、修行をしだすザラーディアさん。

ゆるい修行をする。

その修行…疲れることあるのだろうか?


そして、レイドさんが現れた。


「な、なんだあの男の人……男なのに好きになってしまいそうだ!」

とザラーディアさん。


やっぱり男も好きになってしまうんだー。変なのー。


レイドさんはみんなのアイドルなのです。


「「きゃー!素敵!レイド様ー!」」


「きゃー!コンコン素敵ー!」


「きゃー!ネンネ素敵ー!」


仲のいい夫婦なのだ。



レイドさんの好きにさせてしまう力で魔王討伐できたら、簡単なのにね。


とここで、敵感知魔法陣が反応。

魔王軍序列7位レッファが現れた。


「ん、なんだこの男は!!よく分からないが好きになってしまいそうだ!首を差し上げたくなってきた!はっ!なにを頭のおかしいことを言ってるんだ!そう思わせてしまうこいつは危険だ!殺さなくては!いや、尊くて殺せない!いや、どうすればいいんだー!」


レッファは男なんだけど、誰とも戦わずに帰っていった。



「うわー、凄いレイドさん。レイドさんの力で魔王軍序列7位が逃げていった……。」


「まあ、本気で好きな人がいない人なら誰でも僕のことを好きになっちゃうからね!」


レイドさんはさすがです。

レイドさんは去った。


ラジシールさんとザラーディアさんは鍛冶商店に泊まるみたい。

そして、ザラーディアさんとラジシールさんと僕たちは順番に風呂入って寝るのだ。


おやすみなさい。

読んでくださりありがとうございました。

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