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日本語が少し危険な言語の異世界で鍛冶屋やってる  作者: 書き氷


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10/20

10話

8月20日。


「やあやあ、貴族勇者ザラーディア参上!コンコンさん、木刀で勝負しましょう!」


ザラーディアさんが朝から僕に勝負を仕掛けてくる。


5分後、ザラーディアさんが負けた。


「くっ、こんなんじゃダメだ!せめてコンコンさんには勝てるようにならないと!うおー!!」


ザラーディアさんが修行する。

ザラーディアさんの修行は簡単というか疲れなさそうというか修行になってるのか微妙に思えるが、僕はスルーする。


ザラーディアさんがゆるい修行を真剣にやってる。


朝ごはんを食べる僕とネンネとリルナーさん。

食べ終わるとリルナーさんが激しく修行する。


「はっはっは!ザラーディア!なにをしてるんだそれは?」


「なにって、修行だよ、修行!!」


「え、そんな楽そうなのが修行?絶対強くなれないだろそんな修行!では、ザラーディア、私と勝負だ!」


「いいだろう、セイオス、勝負だ!」


セイオスさんとザラーディアさんは30分間激しく戦った。

そして、セイオスさんが勝った。


「ぜぇ、ぜぇ、ザラーディア、弱いぞ!」


「はぁ、はぁ、そんなに息切れしてるのにほぼ互角だっただろ!」


「いやいや、でも、私の勝ちだから。弱いよザラーディア」


「よし、コンコンさん、仇をうってくれ!」


「コンコンさん、負けないぞー!」


セイオスさんと木刀で勝負。

5分後僕が勝った。


「くそ、コンコンさんに負けた!じゃあ仇をうってください、リルナーさん!」


「いいよー」


僕vsリルナーさん。


5分後、リルナーさんが勝ちました。


「リルナーさんに勝てるかー!」


「私も今のままだと魔王に勝てないから、修行だー!!」


修行しまくるリルナーさん。


「じゃあコンコンさん、ザラーディア、私の家に来るか?私の家はでかいぞー!貴族だからな!」


「いやいや、私の家の方がでかいぞ。貴族だからな!」


「じゃあ比べるか?」


「よし、比べよう!」


調べたらザラーディアさんの家の方がでかかった。


セイオスさんの家に招かれる。


セイオスさんの家でかいなぁ。

ザラーディアさんの家の方がでかいみたいだけど。


広いなぁ。金持ちだなぁ。


セイオスさんの家で鬼ごっこしている。

リルナーさんがはやすぎて全く鬼にならない。

やっぱりリルナーさんは凄い。


セイオスさんの家で遊びまくってたら夕方になった。


セイオスさんとザラーディアさんと別れる。

鍛冶商店に帰る。


鍛冶商店で黒いドラゴンのラジシールさんが人の姿で立って待っていた。


「遅いぞ!お前ら!せっかく毎日来てやるって言ってるのに!」


「ラジシールさん、別に毎日来なくていいんだよ。私たちがいなかったら帰ってくれていいんだよ?」

とリルナーさんは言う。


「ああ、毎日来るが、次からは留守なら帰る!」


「ラジシールさんは魔王軍の序列でいったら何位くらいの強さなんだろう?」

とネンネが言う。


「俺の強さか?さあ、どのくらいだろうな。リルナーに負けたし、魔王軍序列7位くらいか?」


とそこへ敵感知魔法陣が反応。

魔王軍序列7位レッファが現れた!


「私は魔王軍序列7位レッファ!今日こそリルナーを殺す!ん、なんだお前は!私の狙いはリルナーだ!」


「俺の実力がどれくらいか確かめるため、勝負だ、レッファ!」


「よく分からないが小物には負けないぞ!死ねー!」


「ドラゴンに戻る!」


「むむ、ドラゴンだったのか!しかし、私が勝つ!」


ドラゴンになったラジシールとレッファが互角だった。

本当に魔王軍序列7位くらいの強さみたいだね。


「くそ、なぜだ!!こいつと私はなぜ互角なんだ!ドラゴンは強いのか!くそ、もういい!逃げる!」


レッファは逃げ去った。


「俺はやはり魔王軍序列7位くらいの強さみたいだ。人の姿だと序列11位くらいだろうか。俺はまだまだ弱いな。魔王を倒せるくらい強くなりたいぜ!」


「では、ラジシールさん、一緒に修行しましょう!」


リルナーさんとラジシールさんは激しく修行するのだ。

リルナーさんの修行にラジシールさんはついていけてる。



「コンコンさん、この包丁の切れ味をよくしてくれませんか?んん、リルナーさんと一緒にいる人は誰ですか?」


「リルナーさんの仲間だそうです。」


「俺はドラゴンだ!」


「んん、ドラゴン?人に見えるけど」


「ドラゴンだー!」


手だけ龍になった。


「うお、手だけドラゴンに!!本当にドラゴンなんですね!包丁の切れ味がよくなったので帰りますね!」


お客さんは帰った。


そして、誰かが来た。



「やあやあ、俺は王様に頼まれて昔、こっそりあんたたちの護衛をしていたサニラーズだ!よろしく!では、リルナーさん、手合わせお願いします!」


「手合わせ?まあいいよ」


最近手合わせ断らないリルナーさん。


30分の戦いの末、リルナーさんが勝った。


「ふっ、しかし、連携とかしてコンコンさんを守っていた私は凄いだろ!私たちがいなければ今頃コンコンさんは死んでいたぞ!」


「サニラーズよ、お主強いな。この俺と手合わせしてくれないか?」


「ん、いいですけど、あなた誰ですか?」


「俺はドラゴンだー!」


黒いドラゴンの姿になる。


サニラーズさんとラジシールさんは互角だった。

勝負がつかずに終わった。



「さすがだな、サニラーズよ!最近の人間は強い奴が多いんだな!」


「まあ、懸賞金10億エナガの人を守らないといけなかったからな!今は俺より強いリルナーさんがいるから護衛するのやめてるけど!いやー、俺は強いんだなー!はっはっは!」


サニラーズさんはご機嫌な様子で帰っていった。



包丁を作ってる。

すると、誰かが来た。

鳥の獣人が5人。


「包丁や剣をいただくぜー!」


盗賊団だ。

敵感知魔法陣は殺したり拉致したりの目的で来た人などにしか感知しない。

殺人する気ない盗賊は感知しないのだ。


「おーい!空飛ぶ盗賊!!盗みはさせないよ!!」


リルナーさんは盗賊を倒していく。

4人を倒した。


1人が剣10本持って逃げていった。


それをドラゴンのラジシールさんが空飛んで捕まえた。


「はっはっは!盗賊なんかしてるくせに弱いんだな!」


鳥の獣人の盗賊団を倒した。



「鳥の獣人って空飛べるの凄いよねー」


とネンネが言った。



「空飛べるのに盗賊なんかしないでくれよな。」

と僕は言う。


ラジシールさんはどこかへ去った。



貴族勇者ザラーディアさんが来た。


「よー!コンコンさん、ネンネさん、リルナーさん!」


「どうしました、ザラーディアさん?」


包丁作りながら聞く僕。


「魔物の素材を集めたいんです!10万エナガで手伝ってくれませんか?」


金額がどんどん下がっていってる。


「私はいいよー。簡単なの?」


「リルナーさんなら問題なく倒せる相手だと思います!強さでいえば魔王軍序列30位くらいの強さの魔物なんで」


魔物のくせにそこそこ強くないかそれ。

僕なら勝てないのでは?


「うん、じゃあ行っていいよー!」


とリルナーさんが言ってるし、店閉めて魔物討伐に向かう。

なんか洞窟で眠ってるらしい。


眠ってたので、戦うこともなくリルナーさんが倒した。


「おお、戦闘にならずに倒せた!これなら私でも倒せたのでは?」


多分ザラーディアさんには倒せません。


魔物の素材を手に入れて帰るのだった。



「では、コンコンさん!この素材を使っていい武器や防具を作ってください!」


「武器や防具ですか?んー、では、22日の12時に取りに来てください。」


どんな感じの武器や防具を作るのか詳しく聞いて希望通りのを作ることにする。


「ふっふっふ、この武器と防具があれば私でも魔王軍序列10位くらいを倒せるかもしれない!」


多分ザラーディアさんには倒せません。


リルナーさんは激しく修行する。

ザラーディアさんはゆるく修行する。

僕とネンネも修行する。


夜。相変わらず敵感知魔法陣に反応。


敵が50人。懸賞金目当て。

そっこうでリルナーさんが倒す。

ザラーディアさんはそっこうで隠れていた。


「さ、さすがリルナーさん。敵の多さに驚いて戦うタイミングを見失ったぜ!」


リルナーさんはさすがだね。50人いても余裕で倒してしまう。

魔王軍序列7位レベルが50人いたらさすがに倒せないだろうけど。


敵を倒したし、晩御飯を食べる。

美味しい。


そして、風呂入って寝るのでした。

おやすみなさい。


8月21日。


「今日はラジシールさんが来たら店閉めて遊びに行こう!」

とネンネ。


「いいよー!外で遊びまくろう!」


「私も遊びながら修行する!」



というわけで、ドラゴンのラジシールさんが来るのを待ちながら、包丁とかフライパンを売る。


「やあ、コンコンさん。日本語が出てきたみたいだから、なんとかしてくれないかしら?」


とおばあさんが言ってきた。



というわけで日本語が出てきた場所へ。


そこには日本語で書かれた本が置いてあった。


「コンコン、日本語の本だよ!これは興味深いね!」


日本語の本を嘔吐しながらうきうきで持って帰るネンネ。

持って帰ることでなんとかしたことになるか。うん。


家に帰るとロウガさんが来た。


「この携帯用ゲーム機から日本語が発せられるたびに嘔吐してしまうというか、なんか寿命が削られてる感覚がある……」


「へーそのゲームから日本語が出てくるのか。じゃあ、そのゲームしない方がいいね」

と僕は言った。


「でも、休日はゲームくらいしかやることないんだよなぁ。日本に帰りたい。誰か日本に帰らせて。」


「日本への行き方って分からないよね。僕は死んでから転生して来たんだと思うんだけど、死んだ記憶もないしな。日本の行き方なんてわからない」



「どうしたら日本に帰れるんだ!日本に帰る魔法とかないのか!この世界には魔法があるんですよね!魔法で帰れないんですか!」


「んー、そんな魔法聞いたことないから、帰れないでしょうね」



「んー!帰りたい!」


かわいそうにね。


12時。ドラゴンのラジシールさんがドラゴンの状態で来た。


「ど、ドラゴン!?」


ロウガさんは驚いてる。


エツジさんも来た。


「ど、ドラゴン!?」


エツジさんも驚いてる。


ドラゴンは女性の人間の姿に変わった。


「え、メスだったの!?」


エツジさんは驚いてる。


「メスだったのか…」


ロウガさんも驚いてる。


「じゃあラジシールさん来たし、今日は店閉めて遊びに行こう!」


ネンネは遊びに行く気満々。


というわけで、遊びに行く。王国を散歩する。

なんとなくでテキトーに歩いてたら王国の城の前にたどり着いた。


「おーコンコンたち。城の中に入るか?」


「え、いいんですか、王様!」


「ああ、いいよいいよ。城を探検したらいいよー」


というわけでお城の中に行く。

お城は広い。ザラーディアさんの家よりも広い。


広い城でゆったりする僕とネンネ。

修行するラジシールさんとリルナーさん。


あ、第一王女サリス様だ。


「やや、リルナーさん!よくこの城に来ましたね!ということは勝負です!そして勝って魔王討伐の旅に私は行くのです!」


リルナーさんとサリス様がまた戦う。

サリス様は100回やっても勝てませんでした。


リルナーさんとサリス様が100回戦ってる間にお城の行けるとこは全て行ってお城がどんな感じか知ることができたネンネと僕とラジシールさん。


お城観光楽しかったし、お城から出るか。


城から出ていった。


鍛冶商店に帰る。

ザラーディアさんがいた。


「やあやあ、コンコンさん、ネンネさん、リルナーさんと誰でしょうか?」


「ドラゴンのラジシールだ。」


「ドラゴンのラジシールさん?人間に見えますが」


ラジシールさんがドラゴンに変身した。


「凄え!ドラゴンだ!凄え!」


ザラーディアさんは驚く。


「で、ザラーディアさんは何のようで?」


僕は聞く。


「実はですね、とある盗賊団のアジトがどこか分かったんですよ!私と一部の人しか気付いてない情報なのですけどね、そこでです!一緒に盗賊団を潰しに行きましょう!」



というわけで、ザラーディアさんと盗賊団を潰しに行く。


盗賊団のアジトにたどり着く。


「よし、俺が炎で焼き尽くしてやる!」


炎を吐いて盗賊団の建物を焼き尽くした。


炎から盗賊団のメンバーがでてくる。



「くそ、なんでドラゴンがここを襲ってくるんだー!」


そして、盗賊団のメンバーをリルナーさんが倒していく。


矢を放ちまくる盗賊団メンバーたち。

それを華麗に避けるリルナーさん。


「お前、日本語研究者のリルナーだな!こ、こんなことしておいて、ただですむと思うな!絶対苦しめてぶっ殺してやる!」


「えー?怖いんですけど。仮面してくればよかったなぁ。」



そして、盗賊団のボスが現れた。

強そう。


しかし、リルナーさんの敵ではなかった。


盗賊団は潰れた。


「やったー!倒した!ありがとうございます!もしかしたらリルナーさんとラジシールさんだけでなく私もちやほやされるかもしれない!」


ザラーディアさんもちょっとだけちやほやされたのでした。

しかし、ザラーディアさんは盗賊団のアジトに来たとき、隠れてるだけだったような気がするが、気のせいか。


ラジシールさんは去った。


鍛冶商店に帰る。


夜。


「ははは!私もちやほやされたぞ!いやーちやほやはいいな!みんなによくやったって言われるのは本当にいいなー!」


ザラーディアさんは浮かれている。


セイオスさんがやってきた。


「ザラーディア!盗賊団を倒したんだってな!どうせザラーディアはほとんど何もしてなかったんだろ?」


「な、ななな、何を言ってるんだ!私も何かしてたさ!」


「えー?何してたの?盗賊団のメンバー1人でも倒した?」


「うーん…」


「倒してないんだね」


「くー!もっと強くなるー!」


ゆるい修行するザラーディアさん。


「それなに?修行?そんなゆるい修行じゃ、絶対強くならないよ、ザラーディア」


「いーや、強くなれるね!めちゃくちゃ強くなれるからね!」


ザラーディアさんはゆるい修行を真剣にしまくるのだった。


その後、ザラーディアさんとセイオスさんは帰った。


晩御飯を食べる。

美味しい。


そして風呂入って寝ようとすると、敵感知魔法陣に反応あり。


懸賞金目当ての人が3人現れた!



「私が相手だ!」


リルナーさんが戦う。

ネンネと僕も援護する。


30分かけて倒した。

少し強かった。僕より強いだろう。

さすがリルナーさん。リルナーさんがいたから勝てた。



「はぁ……懸賞金目当ての人よく来るねー」


では、寝るのだ。

おやすみなさい。

読んでくださりありがとうございました。

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